梅仕事
梅雨に入り、八百屋の店先に梅が並びだすと『梅仕事』が始まります。
出始めのまだ青い梅は、梅酒・梅シロップに。
6月も中旬になり、いい香りを漂わせ始めた黄色いものは、梅干しに。
下旬になり熟しきった実は梅ジャムに。
それぞれの使い道を決めたら、いよいよ梅仕事にとりかかります。
梅シロップは、梅に氷砂糖を振りかけるだけなので簡単。
今年は1kgだけ仕込みました。
ちなみに梅を冷凍してから使うと早く漬かるという情報があり、試してみました。
梅の効能は・・・
・梅に含まれるクエン酸がビタミン・ミネラルの吸収を高める作用がある。
・梅の酸味は消化液の分泌を促し食欲増進につながるので、風邪や夏バテなどで食欲が落ちたときに飲むといい。
・梅ジュースに含まれる豊富なカリウムは塩分を体外へ排出す働きがあるため、むくみ対策に欠かせない。また、抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれるので、シミやシワなど老化の原因である活性酸素の働きを抑制する。
昔の人はこういう科学的な根拠を知っていたわけではないのでしょうが、日々の暮らしの身近に梅を置いて健康に気を配ってきたのでしょう。
さて、梅干しはちょっと面倒な行程があります。
梅を洗ってヘタを取り、塩で下漬けします。
今年はジップロックで漬けました。
1週間ほどで梅酢が上がってくるので、こうなるとしそ漬けにとりかかります。
例年だと、梅酢としその葉を合わせたものを買ってきて使いますが、今年は塩加減を調節したいので赤しそを使います。
赤しその葉に塩を振りかけて揉み、最初に出た液はアクを含んでいるので捨てます、もう一度塩揉みして出た液を捨てたら、今度は梅の塩漬けから出た梅酢としそを合わせます。
こうするとぱ~っと赤いきれいな液が出てくるので、このしその葉を梅の上に広げて置き、重しをして梅雨が明けるのを待ちます。
ここからしばらく一番カビに注意しなければなりません。
3日ほどで梅がきれいな色になりました。
この様子をLINEに載せたら、梅好きのう~じんが「梅干しもシロップもたくさんほしい」と言ってきたので、ちょっと安くなっていた小ぶりの梅で追加の梅干しを漬けました。
あと、梅シロップは普通は氷砂糖を使いますが、白砂糖でもすっきりとした味わいになるという情報により、白砂糖でも漬けてみました。
今日はここまで。
あ、先ほどからさも自分がやっているように書いていますが、これは全部B男くんがやったことです。
梅と赤しそを一緒に買おうとしたので、梅酢だったら買い置きできるけど、ナマの赤しそは、梅の塩漬けが終わってから買ったらどうかと言ったら
「売り切れたらどうするねん」
とすねてしまったので、手出し口出ししないでおこうと思ったのです。
友人の旦那さんも梅仕事には強いこだわりがあるらしく、好きにさせていると言います。
どこのご家庭もなかなかめんどくさい季節です。
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