ひとりカフェ
「明日の朝イチでこれ出しといて、速達で頼むわ」
と茶封筒を差し出す。
「あと、図書館でリクエストした本が届いたって連絡があったら借りに行ってな、急ぎの本やし」
と貸し出しカードを差し出す。
・・・で、それほどまでに忙しいあなたはどちらへお出かけ?
「USJ」
「えぇ?」
「USJ」
「はぁ?」
「US・・じぇい!」
企業に提出するエントリーシートをぎりぎりに書き上げてその郵送を親に頼み、さらに卒論に必要な本を図書館へ受け取りに行けと言い、ご自分は遊園地へ遊びに行くと言います。
どちらも卒業、就職にかかわることなので仕方なしに行ってやりました。
「あと1年、あと1年たったらこの子は家を出て行くから・・・」
と自分に言い聞かせ。
図書館を出たらまっすぐに帰るのがもったいないような気がして、近くのカフェでお茶を飲みました。
紅茶とケーキはイマイチだったけど、窓の外に広がるお庭に雨がかかる風景が美しく、平日の昼間からひとりでお茶する贅沢を味わいました。
実は、恐れていた事態にアタマを抱える今日このごろのうーじん、社会人第一歩の試練は始まっているのです。
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