箱根の山は天下の険
週末に旅行をしてきました。
今回はB男くんの希望で箱根です。
腰や膝に痛みを抱える高齢者の湯治に、うーじんが付き合ってくれました。
都内で合流して電車で小田原へ、そこから先は駅伝コースを走るバスで大涌谷へ。
B男くんは、お正月の箱根駅伝のコースに興味を持っていましたので、小田原からは電車ではなくバスで向かいました。
これが時間的に大誤算!
箱根ロープウェイが点検のため運休中のせいもあり道路が大渋滞で、通常50分で行けるところが1時間半ほどかかってしまいました。
湯けむりを背に写真を撮る人たちは中国の方ばかり、日本語を探す方が難しい。
ともあれ、B男くんは駅伝コースの険しさを目の当たりにして・・・
さすが箱根の山は天下の険
こんな坂道を走るのか
渋滞している車より走った方が断然速いなぁ
あ、小田原中継所や
これが函嶺洞門か
この木工所映ってた、覚えてる
・・・などと興味津々で楽しんでいました。
ところで、この駅伝コースは東海道53次の一部を走ります。
東京から箱根へ向かう地名には懐かしさを覚えました。
というのも、小学生のころ・・・
社会科の授業で、東海道53次の宿場町の浮世絵が描かれたマッチ箱を集めて、大きな地図の上に貼り付けようという先生の提案のもと、クラスのみんなが家にあるマッチ箱を持ち寄りました。
歌川広重の浮世絵が描かれたマッチ箱がたくさん集まった中、メジャーな宿場町のマッチ箱は複数あったのに対し、あまり知らない宿場町のものはありませんでした。
その後も何日かの期間のうちに次々マッチ箱は集まり地図は埋まっていきましたが、最後までなかったのは静岡の『蒲原宿』でした。
クラスのみんなが蒲原を求めて、結構ド真剣に探しましたが、地図は蒲原だけが抜けた状態のまま日が過ぎました。
こうなると蒲原とはどんなところでどんな絵なのか見てみたいと、蒲原熱は高まるばかりです。
そんな中ついにある朝、カツミくんが持ってきたのです。
「どや、これが蒲原や」
と見せびらかすこと。
「かんばら〜かんばら〜」とマッチ箱を持つ手を挙げて教室内を駆け回るのを、みんな羨望の眼差しで眺めていたのを鮮明に覚えています。
その後しばらく『蒲原のカツミくん』はヒーローでした。
このマッチ箱集めのおかげで、東海道53次はみんな楽しく結構覚えられました。
で、何の話だったか・・・
あ、そうそう、箱根の温泉でゆったりとして、心なしか膝の痛みが軽減したような気がしたのと、実際に翌々日にはかなり痛みはなくなっていました。
最近のコメント