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2025年1月25日 (土)

箱根の山は天下の険

週末に旅行をしてきました。

今回はB男くんの希望で箱根です。
腰や膝に痛みを抱える高齢者の湯治に、うーじんが付き合ってくれました。

都内で合流して電車で小田原へ、そこから先は駅伝コースを走るバスで大涌谷へ。
B男くんは、お正月の箱根駅伝のコースに興味を持っていましたので、小田原からは電車ではなくバスで向かいました。
これが時間的に大誤算!
箱根ロープウェイが点検のため運休中のせいもあり道路が大渋滞で、通常50分で行けるところが1時間半ほどかかってしまいました。
湯けむりを背に写真を撮る人たちは中国の方ばかり、日本語を探す方が難しい。

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ともあれ、B男くんは駅伝コースの険しさを目の当たりにして・・・

さすが箱根の山は天下の険
こんな坂道を走るのか
渋滞している車より走った方が断然速いなぁ
あ、小田原中継所や
これが函嶺洞門か
この木工所映ってた、覚えてる

・・・などと興味津々で楽しんでいました。

ところで、この駅伝コースは東海道53次の一部を走ります。
東京から箱根へ向かう地名には懐かしさを覚えました。
というのも、小学生のころ・・・

社会科の授業で、東海道53次の宿場町の浮世絵が描かれたマッチ箱を集めて、大きな地図の上に貼り付けようという先生の提案のもと、クラスのみんなが家にあるマッチ箱を持ち寄りました。
歌川広重の浮世絵が描かれたマッチ箱がたくさん集まった中、メジャーな宿場町のマッチ箱は複数あったのに対し、あまり知らない宿場町のものはありませんでした。
その後も何日かの期間のうちに次々マッチ箱は集まり地図は埋まっていきましたが、最後までなかったのは静岡の『蒲原宿』でした。
クラスのみんなが蒲原を求めて、結構ド真剣に探しましたが、地図は蒲原だけが抜けた状態のまま日が過ぎました。
こうなると蒲原とはどんなところでどんな絵なのか見てみたいと、蒲原熱は高まるばかりです。

そんな中ついにある朝、カツミくんが持ってきたのです。

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「どや、これが蒲原や」
と見せびらかすこと。
「かんばら〜かんばら〜」とマッチ箱を持つ手を挙げて教室内を駆け回るのを、みんな羨望の眼差しで眺めていたのを鮮明に覚えています。
その後しばらく『蒲原のカツミくん』はヒーローでした。

このマッチ箱集めのおかげで、東海道53次はみんな楽しく結構覚えられました。

で、何の話だったか・・・
あ、そうそう、箱根の温泉でゆったりとして、心なしか膝の痛みが軽減したような気がしたのと、実際に翌々日にはかなり痛みはなくなっていました。

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2025年1月18日 (土)

ツメハラ・キボハラ

職場におけるハラスメントの話です。

ツメハラ
部下のチョンボで無理やり責任を取らされる上司が詰め腹を切らされることではありません。
爪なんぞ自宅で切ればいいものをわざわざ職場で切る、これがハラスメントに当たるということです。
最近、爪の端っこが割れたり裂けたりして引っかかることが多いわたしは、爪切りを持ち歩いていて、職場でもすぐにこっそりささくれを切るから気をつけなければいけないなぁ。

キボハラ
キーボードを必要以上に強く叩く人のことです。
実はわたしの近くに座っている男子もそうです。
特にEnterキー。
カタカタカタカタ、パーン!!!カタカタカタカタ、パーン!!!
裁判所でざわめきが起こったときに裁判官が静粛に!と言いながら叩く打ち出の小槌みたいなものやないねんから・・・

とにかくちょっとイラつくんですよね。
気になるとずっとその音が頭から離れない。
親のカタキやないねんから、そんなに強く叩かんでもちゃんと入力できていますよ、と言ってやりたい。
これは、ストレスが溜まっている人や、仕事をやってる感に酔いしれてる人、自己顕示欲が強い人、などによくある兆候だそうです。
本人は周りに迷惑をかけていると気づいてない。

そうか、これらは一種のハラスメントだったのか。
確かに周りの人は迷惑をこうむっているなぁ。

ほかにも不機嫌な態度や表情、ため息を繰り返す『フキハラ』や何かにつけて、これはハラスメントだと主張する『ハラハラ』など、とにかく、被害者意識、権利意識の強い人が多い現代、相手に指摘することはなかなか難しいけれど、自分は気をつけようと痛感しています。

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2025年1月15日 (水)

年齢確認が必要な商品があります

年末、スーパーのセルフレジでのこと。

全部バーコードを読み取って会計ボタンを押したら『年齢確認が必要な商品があります』と出たので、店員呼び出しボタンで店員さんに来てもらいました。

「これですね」
と言ってわたしが料理酒を指さすと
「違うんです、こちらです」
店員さんが示したのは本みりんでした。
本みりんはお酒に該当するから年齢確認が必要なんですって。
へえ、知らなかった。
店員さんの言ってることに半信半疑のわたし、帰宅してから調べてみました。

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そしたら奥さん!
料理酒は酒税法上の酒類じゃないんですって。
米、米麹、食塩、アルコールを主原料に作られていますが、塩分を含んでいる点で酒類には当たりません。
もっとも、料理清酒と言われるものは塩分を含んでいないので酒類です。

そしてわたしの買った本みりんは原料に米、米麹、醸造用アルコールを使っていて、製品にはアルコール分が14%含まれているので酒類となるそうです。
ちなみにみりん風調味料はアルコール分が1%、みりんタイプ調味料はのアルコール分は10%前後、これらは酒類ではないんです。

へぇ、このトシで世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるんですねぇ・・・
昔、B男くんと家にあるビールと日本酒を飲み尽くし、料理酒を見つけ「これも酒やから飲めるやろ」と口に含んでみたら、何とも言えないしょっぱさがあり、とても飲めたものじゃないと大笑いしたことを思い出しました。

ところでセルフレジさんよ、今どき顔認証とかAIとかの技術が発達してるんだから、この顔を見て成人かそうでないかくらい判断してください、いちいち店員さんを呼ばなくてもいいように、ね。

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2025年1月11日 (土)

グルメドラマ

料理を作る場面が出てくるドラマが好きです。
と言っても、きれいな厨房で最高の材料を使っておしゃれな西洋料理を作るようなドラマにはあまり興味がわきません。

材料費を節約しながら同居するパートナーのことを思いやって料理をする『きのう何食べた?』はこの種ドラマの最高峰。

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こちらはシーズン1が好評だったので2も制作され、さらに温かみのある主役ふたりと食卓が見られました。

新年早々、地元のびわ湖放送でシーズン2のイッキ見スペシャルが放送されました。
箱根駅伝も気になるけど、ついつい観てしまいました。
シーズン3はないのかなぁ、熱望しますわ。

山の中で隠遁生活を送る天狗の末裔が、山や畑で手に入れたものを生かしてハイカラなものを作る『天狗の台所』も負けていない。

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こちらもシーズン2がこの冬に終わりました。
さらにおいしそうなお料理が見られて楽しくて、仕事が休みの前の夜にほのぼのしました。

ここまでは昨年秋ころにも紹介しました。
今回のメインはこれです。

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Amazonプライムビデオで『A⁻Table~歴史のレシピを作って食べる~』を観ました。
吉祥寺の1軒家に住む夫婦が、歴史上の人物・・・たとえばマリーアントワネットやソクラテスが食べたお料理のレシピを再現して食べる、というものです。
A-Tableはア・ターブルと読んで「ごはんですよ」というフランス語です。

当時と同じ材料や調味料が手に入らないときは、近いもので代用するという柔軟さ。
その時代の背景や人物の日常など、面白い逸話があって飽きない作りです。
ルイ14世は、お料理を手づかみで食べていたとかね、ふふふ。
そういえば、イタリアへ旅行したときガイドさんが
「フランス人は手づかみで食べていた野蛮な国だ、イタリアがナイフとフォークの使い方を教えたやったんだ」
と言ってましたっけ。
こちらも人気でシーズン2が製作されて、さっそくダウンロードしました。
暮しの手帖に出てくるお料理の再現です。

古代や中世ヨーロッパでは香辛料と塩野瑛での味付けが多いのに対し、暮しの手帖では出汁を大事にした和食が中心です。

基本食いしん坊なんだな、わたしは。
とは言っても、醤油とお砂糖の煮物やお鍋にも飽きて正月3日にはカレーを作ったりしました。

そういえば・・・
前はよく『おせちもいいけどカレーもね』というレトルトカレーのCMを見ましたが、いつのころからか見なくなりましたね。

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2025年1月 8日 (水)

いいまつがい・・・6

「前はキエフって言うてたのに、何やもうすっかり慣れてしもたなぁ、キーウイって言うことに」
果物じゃありません、キーウです。

「火野正平ちゃん亡くならはったって、こないだ映画で見たとこやのに、ラストスマイル」
確かに火野正平さんの最後の笑顔だったかもしれないけど、映画はラストマイルです。

「牛タンもええけど、やっぱり僕はカルビー定食にするわ」
ポテチやないねんから、カルビと短く言ってください。
これに関しては後日談があり、テレビでトライアルというスーパーの特集を見て、1番近い湖南市の店舗へ行ってみました。
隣にはカルビーの滋賀工場がありました。
「へえ、カルビの隣か、ええ匂いするなあ」
その匂いはカルビ?カルビーのポテチ?

「新年早々、みずほ銀行のシステムに不具合やってよ、ネットバイキングもできひんみたいや」
ネットが海賊に乗っ取られたみたいな現象ですね、それも言うならネットバンキングですよ。

・・・このように、B男くんのいいまつがいはしょっちゅうなので、間違っていてもわたしには意味が通じるし、すでに何が正しくて何が間違っているのか、すぐにはわからないくらい上達しています。
え?
それは上達とは言わないって?

以下、新年の大放出、過去記事一覧です。

いいまつがい・・・1

いいまつがい・・・2

いいまつがい・・・3

いいまつがい・・・4

いいまつがい・・・5

 

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2025年1月 5日 (日)

世界のクロサワ

1年に1度だけ年末に、B男くんがテレビ番組ガイド本を買ってきます。

わたしは細かい文字や紙面のこまごましたレイアウトが面倒でほとんど読みません。
いつのころからだろう、こう言う作業が億劫になってきたのは。
だいたい若いころから絵と字をいっぺんに見なければならない漫画が苦手でした。

新聞の折り込みチラシは全く見ません。
(これで先日のカニバイキングをミスった(笑))

旅行のガイドブックでさえ読み込まずに出かけることがあり、はずしたらいけない土地や味、お得情報などを見逃して後悔します。

さて、テレビガイド・・・
唯一ドラマの紹介ページだけ見ましたが、心躍るものに出会えず、買ってきたB男くんでさえぱらぱらとページをめくってほったらかしとなっています。
「今や、テレビで観る時代やないんや、ネットで好きな場所で好きなときに楽しむ時代なんやろなぁ」
そのとおり、珍しく時代を見据えたいいことを言いました。

このお正月休みの間、晩ご飯のときに録画しておいた黒澤明監督作品の『七人の侍』を観ることにしました。
多分過去に観たことがある、でも内容は覚えていないのはB男くんも同じです。

Samurai

昭和29年の作品、画面は白黒ですが、技術の粋を集めて修正されているのか、思いがけずきれいです。
~戦国時代の天正年間を舞台に、野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の襲撃から村を守る物語(wikiより)~

おもしろい!
前半、腕の立つ侍を集める経過を丁寧に描いているので、それぞれのキャラがわかりやすい。
三船敏郎がちょろちょろとコミカルな役回りなのも笑えます。

途中で画面に大きく『休憩』の文字が出て、しばらく前半のハイライトが流れました。
上映時間を確認したら207分、3時間半ほど・・・『ベンハー』並みだな。
早送りすることもできたのですが、そこは当時の雰囲気を壊さないようにトイレに行ったりコーヒーを淹れたりして後半に備えました。

「すごいなぁ」
「うん、すごい」
「おもしろいなぁ」
「うん、おもしろい」
それ以外に感想が出てこない語彙力の乏しい夫婦。
終戦から10年も経っていないのに、膨大なお金と人材を投入してこんなおもしろい映画を作った黒澤監督、やっぱりすごいです。
この4年後公開の『隠し砦の三悪人』も傑作でした。
NHK-bsのプレミアムシネマは毎日録画の設定をしていたけれど「いつか観よう」と思うだけでどんどん溜まり定期的に消していました。
もうちょっと残して置けばよかったなぁ。

今後の放送予定は こちら 
『蜘蛛巣城』がある、観ようっと。

余談ですが、民放の映画は途中7~8分に1回、2分ほどのCMが入って興が削がれることはなはだしく、うまくCMを飛ばして観られない我が家のポンコツテレビで民放の映画は二度と録画しないと決めました。

*画像はallcinemaサイトよりお借りしました。

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2025年1月 1日 (水)

あけましておめでとうございます

穏やかなお天気に恵まれた関西ですが、みなさんどのような新年をお迎えになりましたか。

わが家では、あねこ家族が年末から来る予定でしたが、子どもがふたりとも風邪をひいて高熱を出し予定変更、帰省を断念。
う~じんは年末から海外旅行に出かけ、結局早期割で購入したおせち5人前を夫婦ふたりで食べることになり、お昼の時点ですでにうんざりしています。

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100均の材料だけで作った新年用リース、和風の注連縄よりずっとお安くできました。
しかも、作る工程が楽しくて、もっと違うバージョンも作りたくなりました。

今年もぼちぼち更新のお気楽ブログをどうぞよろしくお願いします。

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