『侍タイムスリッパー』
小説でもドラマでもタイムトラベルものが大好きです。
タイムトラベルというと、それなりの機械を使って時空の旅に飛び込む・・・みたいな感じ。
タイムスリップとは、自らの意思に関係なく時空をすべって過去や未来に行ってしまう・・・みたいな感じ。
こんな風に解釈しているのですが、今回観た映画『侍タイムスリッパー』は、江戸時代、剣を手に命のやり取りをする緊迫した場面で落に打たれて気を失い、時代をスリップしてきた会津藩士の話です。
ちなみに「次の休み、侍タイムストリッパー観に行く?」と言った人がいたことは内緒です。
自分の意思に関係なく、侍が移動してきたのは現代の時代劇撮影所。
ちょんまげの役者が時代劇の撮影をしている最中に「助太刀いたす」と叫び撮影現場を混乱に陥れるホンモノの侍。
そのうち、江戸幕府は140年前に滅んだことを知り愕然とするも、時代劇撮影所で斬られ役として生きることを選択。
その迫真の演技が評判を呼び、やがて大物俳優から相手役にと指名がかかる、しかしその大物俳優とは・・・
となんとまあ、お気楽な場面の連続で笑いが漏れるのですが、本筋では幕末の動乱期を生きた侍たちの苦悩があり、しみじみしていたらラストにまた笑える場面があり・・・と飽きない演出でした。
低予算の自主製作映画です。
評判が評判を呼び、うちの田舎の映画館でも上映されることになりました。
たくさんの人に観てもらって、笑ってほしいなぁと思いました。
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