これはあかんやつや
三連休、穏やかなお天気に誘われてB男くんとドライブをしました。
行き先は日本海に面した町の市場、おいしい海鮮丼を食べて新鮮な魚や乾物を買って帰ろう、と朝早くに出かけました。
その市場はどことは言いません、理由があります。
途中、道の駅で地場野菜など買って休憩を挟みましたので、その市場に着いたころにはお昼を少し回っていました。
飲食エリアには周囲をぐるりと海鮮丼の写真が取り囲む店舗があり、よだれものです。
昨今の海鮮丼は全国どこでも人気で、びっくりするくらいのお値段でも行列ができるほど、ここはそれほどではなくて2,000円ちょっとでおいしくいただきました。
さあ、市場のエリアへGO!
小さな店舗が縦横にたくさん並んでいてワクワクします。
カニとマグロを中心としてエビやイカの生ものが並んでいます。
盛んにまぐろの柵を勧めてくるのは利益率が高いのでしょうね。
隣にはアジ、サバ、ホッケなどの干物がざるに並べられています。
サバの一夜干しに興味を示すと
「3枚1,500円だけど、1,000円でいいよ」
「ありがとう、他も回ってきますね」
2軒目の干物屋でも、同じような商品が
「3枚1,500円だけどまけとくよ、今日は1,000円でいいよ」
数軒回ったけど、同じ売り口でした。
値段を統制しているとしか思えない。
B男くんはイカの塩辛を試食して買う気満々。
「イカの胴のええとこが使ってあっておいしいわ」
と言います。
わたしもお味見させてもらったら、楊枝に挿されたのは柔らかい胴の部分でおいしい、木の桶に山と盛り上げた塩辛はイカの胴の柔らかいところばかり。
「エンペラばかり入ってるのが多いイメージだけど、ここのはそうやないね」
というわたしに店主は一瞬目をそらしました。
ん?
そしてB男くんが買うというと、すでにパックに入ったものを素早くナイロン袋に入れて手渡してくれたのです。
はい、帰って開けてみたら見事にエンペラだらけ、やられました。
いちげんさんの観光客相手の商売にしても、今日びSNSで何を書かれるかわからない時代にあこぎなやり方じゃないか。
地元のスーパーへ行った方が確かなものが買えたかもしれない、悔しいけどいい勉強になりました。
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