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2024年8月31日 (土)

お食い初め

あねこの第2子、Nちゃんが生まれて100日たち、お食い初めのお祝いをする時期が来ました。

どたばたの出産から早や3ヶ月、1ヶ月半でヒトメタニューモウイルス感染症という病気にかかり3日ほど入院した他はいたって元気です。
1ヶ月のお宮参りではほぼ首が座っていて抱っこが楽ちん、その後はお兄ちゃんの特訓のもと、今ではハイハイに意欲を示しています。

Aona

何だか成長が早い、というか周囲が気付いてないうちにどんどん大きくなっていきます。
兄のAちゃんにばかり目が行って、Nちゃんの成長過程で大事な場面を見逃してないか、ちょっと反省しています。

ともあれこの堂々たる成長ぶり、ぷぷぷ、関取とか親方とか言われています。
この衣装は紋付き袴風のロンパースですって、なんとかわいいものがあるんですね。

Nar
お食い初めには両方のばあばが参加、お約束どおり歯固めの石を噛ませ、みんなに順番に抱っこしてもらって上機嫌のNちゃん、健康で楽しい毎日を過ごしてね、と願って和やかに行事は進みました。

あれ?
さっきまでわいわいはしゃいで大人の会話に割り込んでいたAちゃんは?

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ぷぷぷ、朝から自分のためのイベントかと思っていたようで、お気に入りの恐竜のTシャツを出してきてそれを着ると言ってきかなかったそうです。
でも行事が進むにつれて、どうやら違うみたいだぞと気が付いたのか、いつの間にかソファで寝てしまってました。
いつも家では絶対にお昼寝しないのに・・・。

Aちゃん、ママがNちゃんにおっぱいをあげるときは割り込む。
自分も哺乳瓶でミルクを飲みたいと言う。

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ママがNちゃんを抱っこしているときは「パパ抱っこ」と言ってきかない。
今まで親の愛情を独り占めしてきたのに、ここに来て強力なライバルが現れ愛情の半分を持っていかれ、気持ちの中でいろんな葛藤があるんでしょうね。
でも、泣いているNちゃんの頭をなでなでしたり、大事にしているおもちゃをお腹に乗せてあげたりと、兄らしい対応もしています。
Nちゃんが早く大きくなって、お兄ちゃんと遊べるようになったらいいね。

 

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2024年8月28日 (水)

『地面師たち』

ネタバレありです。

Netflixで人気の作品『地面師たち』を観ました。
1時間くらいのドラマが7話で完結です。

もう・・・イッキに観てしまいました、続きが気になって気になって。
エロ、グロ満載で刺激的なシーンが随所に出て来てあれ?これって韓国エンタメでお得意のノアールというジャンルみたいだけど、日本の作品だよね、と作品情報を確かめたくらい。
わたしは暗黒・暴力・残酷・闇社会などは気持ちが悪くなりあまり観ないのですが、これはそんな場面の連続ながら、それでもストーリーは抜群の面白さです。

土地の所有者になりすまして売却をもちかけ多額の代金をだまし取るという、不動産をめぐる詐欺を行う『地面師』の犯罪を描く。
2017年に実際に起きた被害額約55億円に上る大手住宅メーカー被害の地面師詐欺事件をモデルとしている。
~文と画像はNetflixから~

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犯罪のスケールの大きさ、計画の緻密さ、だます演技の完璧さなどなど、最初は「ほう・・・」「あれあれまあまあ」などと犯罪者たちの手腕に舌を巻きながら観ていました。

が、最後の大モノ相手の詐欺、ここらへんからちょっと風向きが変わってきました。
なんせ、たくさん人が死ぬんですよ、そこまでやる?って具合に虫けらのように葬られる。
ハリソン、犯罪のまとめ役としては適任ですけど、サイコパスって設定は必要ですか?、天才詐欺師として暗躍するのでいいじゃない。

出演者、みなさん素晴らしい演技でした。
特に騙される大手住宅マーカーの山本耕史サン、彼がこのまま終わるわけがない、最後にどんでん返しがあるんじゃないの?と期待しましたが・・・
気がつけよ、地味な同僚が何回か忠告してくれたじゃない、我を通すのもほどほどにしておかないとだめだったのよ。

監督はテレビドラマ『エルピス』でちょっと不気味な展開にどきどきさせられた大根仁さん、こういうジャンルで魅せてくれる方なのですね。
あぁあ・・・ため息で終わった、しかし秀逸なドラマでした。

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2024年8月26日 (月)

成瀬は天下を取りにいく

以下、作品のネタバレが少しだけあります。

西武百貨店が開業したころのことはよく覚えています。
高校生だったある日、情報通の友だちが「大津にデパートができるらしい」といち早くビッグニュースを披露してくれ、当時、土曜日の午後(まだ土曜日は午前中だけ授業あり)は京阪電車で京都まで出るのがルーティンだった女子高生は舞い上がったものでした。

その後、情報どおり西武百貨店の建設が始まり、建物の周囲に足場が組まれると、その中の様子を何とか見られないものかと思ったこと、高いところでクレーンが作業する様子にワクワクしたものでした。

そして開業、なんと言っても駐車場の外階段が恐竜の形になっていて、おしゃれなことをやるなあと感動したのを覚えています。
これは本の中表紙、ね、恐竜の首が並んでいるでしょ?

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さて、前置きが長くなりました。
この西武大津店が閉店するところから始まる『成瀬は天下を取りにいく』をやっと読みました。

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本を貸してくれたのは職場の同僚で、うちのう~じんくらいの年代の人です。
「世間でやいやい言われているほど・・・」
「待って、その先は言わんといて」

これが、わたしら世代にはドンピシャな内容で、6階のバードパラダイスから7階の喫茶ミレー、道を挟んだ反対側の馬場公園まで、懐かしさで胸が熱くなりました。
何と言っても、ときめき坂は今もわたしの通勤経路です。

この小説が本屋大賞をとってすぐ、最寄りのJR膳所駅構内には大きな看板が上がりました。
ファンの人が写真を撮る様子、駅前で聖地巡礼する人が地図を持ってキョロキョロする様子が見られました。

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成瀬のブレない生き方を知るにつけ、槇原敬之の曲にあるように『好きなものは好き!と言える気持ち抱きしめてたい』と言うフレーズを思い出しました。

そうだ、自分の信じた道を行くなどという大げさなことじゃなくても、他人の言動に惑わされることなく、自分は自分でいいんだと改めて思ったりして、いやはや少し熱くなりました。

成瀬、ありがとう。
200歳まで生きて大津にデパートを作っておくれ。
ある日の朝ごはん、読んだ人にはわかる。

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2024年8月25日 (日)

令和コメ騒動

少し前からニュースで『米がない』と言われだしました。

今月の初旬、職場の上司が
「昨日ヨメから米を買うて帰って来てくれ、もうすぐ新米が出るので5キロでいいとLINEが来たから、帰りにスーパーに寄ったら米がない、もう一軒行ってみたらやはりない、激安スーパーにもない、おい、どないなっとんねん」
と困っておられました。

ん?
関西の米どころ滋賀にお米がない?
平成の米騒動を思い出しました。
記録的な冷夏で米が不作、政府備蓄米も少なくなり、細長いタイ米やインド米を食べたこともありましたっけ。
ありゃ、普通に白米として炊くよりピラフや雑炊にする方がおいしかったなぁ、ああ、平成は遠くなりにけり。

このことを夜にB男くんと話していたら
「え?お米?職場の近くのスーパーには普通に積んだったけどなぁ」
と言います。

翌日、湖南地方に住む友人は
「やっぱりどこにも売ってへん」
と、滋賀が誇るスーパーの平和堂には2kg入りの袋とサトウのご飯が並んでいたそうです。

この事態にB男くんは素早く動きました。
お盆に帰ってくる娘たちからお米を頼まれていたからです。
さすが平成の米騒動、昭和のトイレットペーパー騒動を経験した人です。

市内の農業法人がやっている販売所ではおいしいお米を取り扱っていると評判、あねこが希望のミルキークイーンは今年分はなくなり、滋賀県産コシヒカリを玄米で30kgかろうじて買えたそうです。
あねこには無洗米、うーじんとB男くんには5分つき、そしてわたしには白米というように精米してくれました。

さてその後、コメ難民の話は下火になりました。
しかし、まさに新米が出ようという少し前、またもやあちこちの米売り場から米がないという報告がSNS上に上がり出したのです。
待て待て、過去の経験から『こういう事態には作為的なものがあり、あるところにはある』と睨んで、もう慌てませんでした。

8月20日『滋賀県の高島市では、今年の新米ハナエチゼン27トンが出荷された』とニュースになりました。
品質は良、少しも不作ではないようです。

お米は少しでも長く田んぼにある方が粘りがあっておいしいと思う(個人の感想です)ので、我が家ではもう少し待ってみようと思います。

 

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2024年8月16日 (金)

プールとかき氷

あねこの家は住宅街の中のマンションです。
わりと広めのベランダがあるので、水遊び用にビニールプールを買ってあげたらいいと思うのですが、子どもの歓声を嫌う人もいるので買わないそうです。

では、我が家に来たときくらい思い切り遊ばせてあげようと思い、B男くんにビニールプールを買おうと提案しました。
B男くんは、喜ぶかどうかわからないから小さいのでいいと言います。
子どもたちが小さかったころの夏休みの過ごし方をよく覚えてないようです、そうだねぇ、B男くんの仕事はカレンダーどおりで盆暮れも仕事であまり家にいなかったから仕方ないか。

ホームセンターで小さいプールを買ってぶらぶらしていたら、かき氷器が目に留まりました。
買おうと言うわたしに
「家にあったんちゃう?ペンギンの」
は?
いつのこと言うてます?
うちの娘たちが小さいとき、義母が屋根裏から出してきた骨董品のこと?
それはとうに捨てました。

「これも買ってあげようよ、食べるのも喜ぶけど作る過程を見るのも絶対好きやわ」
こうして粗い、フワフワ、両方削れるかき氷器も準備、さあ、あとはおちびの到来を待つばかり。

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そしたら奥さん!
お盆に来たAちゃん、まずはプールで大はしゃぎ、真っ赤な顔をしてエンドレスで遊ぶ。

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「かき氷作るよ〜」
で誘って無理やりプールを終わらせます。
そして、かき氷も飛び跳ねて大喜びです。
これははる男くんも関心を示して、いくらくらいするのかとか、もう少しコンパクトな大きさのものはないのか・・・などと聞いてきました。
はる男くんはよくAちゃんを連れてお店のかき氷を食べに行くくらいだから・・・買うだろうな、ふふふ。

うちの娘たちが小さかったころの夏休み、わたしがどうしても出かけなければならない日は、庭にプールを用意し、お弁当を作って、いろんな約束事をして出かけました。
商売をしていた義母がたびたび様子を見にきてくれていたとはいえ、今では考えられない、いろんな危険をはらんだ遠い日々は30年ほど前のことでした。

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2024年8月12日 (月)

梅仕事・最終章

梅雨が明けると漬けた梅の土用干しをする時期ですが、絶好の土用干し日和でも休みの日は出かけることが多く、なかなか干せませんでした。
今年の土用は7月19日から8月6日まで、早くしないと土用が終わってしまいます。

お盆休みに入ろうかというころ、ようやく我が家の梅仕事全権大使であるB男くんが決行しました。
そんな大層な、とお思いでしょうが、我ら下々のものは触らせてもらえないのですよ、奥さん!
今年も大使が毎日のように瓶ごとゆすってましたので、カビを生やすことなくきれいに漬かりました。

Img_6792-1手前は塩漬けしてから赤紫蘇の梅酢で漬けたもの、向こうの方は塩と赤紫蘇の梅酢とを一緒に入れて漬けたもの。
どちらも見た目の色と塩味は同じようなものです。
だとしたら、塩も紫蘇も同時に入れる方が手間が省けて塩分が減らせるのではないか、来年はそれでチャレンジすると大使は申しております。

ここ最近のニッポン列島の暑さったら尋常ではなく、三日三晩にわたって天日干しする土用干しも、1日で表面に塩が吹いてきましたので、これで終わります。
わが家では梅酢に戻さずにタッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
ああ、終わった終わった、お疲れさまでした、大使どの。

話はそれますが、7月24日の丑の日にはしっかりとうなぎを食べて暑気払いしました。

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しかしなんですねぇ・・・
このトシになるとのサシの入った上等の牛肉はくどいと感じるのと似たようなもので、うなぎも1匹の半分を食べるのがちょうどいいくらいです。

こちらう~じんがおいしかったと送って来た特上4,900円のうなぎの写真、1匹乗っているのか?
金額的にもくどさ的にもわたしら夫婦にはちょっと無理です、うっぷ~。

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【追記】
残った梅酢で漬けたしば漬け、少々酸っぱいけど無添加、これは2日くらいで漬かります。

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さらに紅しょうが、こちらは少し日にちがかかりますが、ひと月もすればきれいに漬かると思います。

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2024年8月10日 (土)

暑中お見舞い申し上げます

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猛暑が続くこの夏、B男くんに暑中見舞いのハガキが複数枚来ました。
息災に過ごしていることに加え、来年から年賀状はやめますと見事どれにも書いてあり、暑さのお見舞いより、それを知らせるために出したような印象を受けました。

「こんな時期に言われても忘れるわ」
とB男くんは少々ご立腹。
「今後はメールやインスタで」
などと書いてるものもあり、時代の流れを感じます。

「こいつとは年賀状だけでも繋がっていたいのになぁ」
と残念に思う相手もあり、お互いの思いが合致することは難しいようです。

これを機会に、わたしたち夫婦も年賀状を見直す時期に来ているのかもしれないと話す中で
「本当に出したい、受け取りたい人にだけ出すことにしたら?」
と提案したらB男くんは、ハガキを手にして
「自分が出したい・受け取りたい人のリストに入ってなかったら寂しいなぁ」
と言いました。

たしかに・・・
「今、年賀状が来てる人も、実はとうに年賀状仕舞いをしていて、B男くんは残す人のリストに入っているんやて、きっと」
と慰めました。

わたしに来る年賀状も年々減ってきています。
B男くんと同じ思いは多少ありますが、そこまで思い入れはありません。
こうしてだんだん人生は終盤に近づいていくんだなぁとしみじみした出来事でした。

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2024年8月 4日 (日)

忍者への道~其の参~

難関の袴を作り終えたら、次は上衣なのですが、これがまたよくわからない。
着物のようであり少し違い、袖は筒状、脇も開いてなさそうです。
お手本のないものを作るのは大変だと、つくづくこのチャレンジが無謀だと感じ、ちょっと息抜きに手甲を作りました。

手甲と書いて「てこう」または「てっこう」と読みます、そう、手甲脚半(てっこうきゃはん)の手甲です。
よく、お茶摘みの娘さんが付けているイメージですね。

さて、袴と一緒でこれもまた正しい形がよくわからない。
ネットでいろいろ調べると、これと決まった形はなくて、先端が丸かったり尖ってたり、中指を通す輪っかのついたものもあります。

はっはーん・・・
忍者は先端を尖らせてるイメージだな、手の甲を守るために付けるのだからめくれないように指を通す穴も必要だな。

想像から生まれたものがこれです。

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ちょっとぶかぶかどんどんしているけど、手首はひもでしぼる、ちょっとひもが長かったみたい、ま、いいか、暑い季節にはこんなもんでしょう。

内緒ですが、肘の方には近代的なアイテムのゴムを入れました。
ここは、上着の袖がかぶさるので見えません。

検定には、手裏剣投げの実技もあります。
この手甲を付けた手で、颯爽と投げてみせるでござるよ。

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