明日は我が身
先日、わたしが休みの平日にB男くんも休みを取りました。
こうなるとわたしは朝昼晩の食事を考えなくてはならず、めんどくさいことよ。
だいたいが、昨夜の残り物で済ますとか、塩昆布でお茶漬けさらさら~とかができない人なんですよ、奥さん!
作戦、2人でお買い物に行く時間をお昼にかかるようにして、外で食べて帰るように仕向けよう。
そして、まんまと術中にハマったB男くんとスシローへ行くことになりました、しめしめ。
平日なので空いています。
奥の方に老人施設の方たちと見えるお年寄りの団体さんがいて、責任者の方がお世話をしています。
今日は外食の日なのか、みなさんにこやかにお寿司を楽しんでおられるようです。
わたしたちも席についてタッチパネルで注文。
最近のスシローは注文したものしか流れて来ません。
♪ちゃんちゃらちゃんちゃん~♪
『まもなくご注文の品が到着いたします』
パネルにはB男くんが注文したサーモンとブリが表示されています。
しかし、いつまで待っても来ない、わたしたちの席の橙色のトレイだけが空で回ってくる。
厨房の方で手違いでもあったのかと思っていました。
しかし、わたしは見たのです!
わたしたちの手前の席で、お年寄りのふるえる手がレーンに伸び、橙色のトレイに乗った汁物のお椀を奪い去るのを・・・
『まもなくご注文の・・・お熱いのでトレイごとお取りください』
熱いのなんて感じてなかったようです。
それはB男くんが注文した貝の味噌汁、橙色のトレイだけが流れてきて無情なアナウンスが流れました。
そうっと見れば、みなさん盛り合わせのような同じお寿司を食べておられます。
好きなように注文して自分でレーンから取って食べてみたかったんでしょうか。
もしくは以前のようにレーンに流れてくるものは好きに取っていいと思っておられたのかもしれない。
店員さんを呼んで事情を話したら、直接持ってきてくれました。
「明日は我が身やね」
誰はばかることのない天下御免の回転寿司屋で苦笑いした出来事でした。
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