『あきない世傳金と銀』
我が家では、日曜日の夜にNHKの大河ドラマを観るのを楽しみにしています。
地上波ではなく午後6時からBSで観ます。
このために5時過ぎから順番に(・・・って言ったってふたりだけど)お風呂に入り、夕食の下準備をして、笑点で一之輔と宮治が口論を始める大喜利の終盤にはテレビの前にスタンバイ、登場人物の名前が覚えにくいので、字幕を出して準備もOK。
あ、話がそれました。
このBSの大河ドラマの後に時代劇があります。
たいがい少し前のドラマ、雲霧仁左衛門だったり赤ひげだったり鳴門秘帖だったりの再放送ですが、あるとき再放送ではない、明るい画面のドラマが始まりました。
小芝風花ちゃん主演の『あきない世傳(せいでん)金と銀』です。
B男くんはお気に入りの女優さんにはちゃん付けです、小芝風花ちゃん、瀧本美織ちゃんなど・・・。
またまた、話がそれました。
主人公の幸は学者の子として生まれたものの、家の没落により9歳で大阪の呉服商五鈴屋に女衆奉公に出ます。
女性に知識や教養は要らないと言われた時代に幸はその商才を見込まれ、ピンチの五鈴屋を救い、廃れる家系を守って、商人として成功していく痛快時代劇です。
幸はイケイケドンドンの娘ではなく、控えめで思慮深く、次々商売のアイデアを思いつく、さらに田舎の地味な小娘が、都会の水に洗われてだんだん美しくなっていく、やがて店主の・・・しかし店主は・・・次々と店主は・・・
ドラマはほんの初期の源流編を描いて昨年末に放送終了となりました。
あまりにもおもしろいので原作本を買いました。
作者は『みをつくし料理帖』など書かれた高田郁さん、こちらも黒木華さん主演でドラマになりました、わたしは観ていませんが。
小説『あきない世傳金と銀』は全13巻、特別編が2巻。
ただいまわたしは7巻目、江戸店を出した幸が大阪と江戸の文化や生活習慣の違いを乗り越えて手腕を発揮するところです。
わたしが本を読むのはカサの低い文庫本だけ、しかも通勤の電車内だけでしたが、これは食事の間も夜布団に入ってからも読んでしまいます。
激動の運命に立ち向かう幸、がんばれ、その名のとおり幸せをつかみなはれや。
と、言うことで原作もドラマもおすすめです。
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