手すり
我が家の階段には手すりがついていません。
この家に住み始めたときわたしたち夫婦は30代前半、手すりの必要性など微塵も感じていませんでした。
階段は回り階段で、万が一落ちても下まで転がり落ちることはないだろうとタカを括っていたのです。
しかし、3年前の春にわたしは階段を滑り落ちて、頭と肋骨を打ち病院へ走りました。
幸運なことに大事には至りませんでしたが、以来ずっと手すりの必要性をB男くんに訴えてきました。
最近、階段が怖いんですよ。
「壁の中に柱がないとネジが打てない」
「素人では無理」
などとなかなか腰を上げませんので、怒ったわたしは自分でDIY店を回りました。
そこでやっとB男くんが工務店に相談し始めました。
現場を見にきてくれる日取りが合わないらしい。
「ええよ、自分でするから」
奥さんの本気度に気がついたB型人間は電動のドリルを買ってきました。
その後、2人でDIY店を回り、希望の長さに棒をカットしてもらい、金具を買って・・・この金具がそこそこ高くて1個1,000円ほどのものを6個、材料費は全部で1万円弱でした。
こうしてやっと回り階段3ヶ所に手すりがつけられました。
所要時間1時間ほど。
やっぱり電気ドリルの扱いはわたしの方が上手で、ネジはイッパツで取り付けられます。
B男くんはネジ頭からドリルの先を外したりしてあちこち小さな傷をつけていたけど、それを言うとヘソを曲げるので、黙っておきました。
この金具、色が違います。
ゴールドの方で揃えようとしたのですが数が足りず、入荷を待とうというわたしに、だあれも見いひん、これでいいと言うB男くん、今までさんざん待たせておいて、ここに来て急ぐ?
ま、ええわ、そのうち慣れるやろ。
物理的に安全安心なことは言うまでもありませんが、気持ち的にもとっても安心できます。
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