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2023年8月30日 (水)

日本の将来

今日、いつもの薬をもらいにかかりつけの医院へ行ったときのこと。

待合室でお年寄りに交じって順番待ちをしていました。
ここでは、お年寄りの会話を聞くのが結構好きです。

「今度検査やねん、CTではあかんのやて、エマールやないと」
は?エマール?おしゃれ着洗いの洗剤?
「バンッバンッて大きい音がするやつ受けるの?」
あ、MRIのことか、言った方も聞いた方も理解できているようです。
「建物新しいしやはるさかい、儲けなあかんのやろ」
「あはは、そのとおりやわ」

別のお年寄り
「今日はもうしんどうてしんどうて、来るのやめよかと思うたわ」
「ほう、よう出てきたやん、大事にしいや」
この方たちの間では、病院は元気な日に行くものらしいです。

ハナシは変わって・・・
通学路の交差点にパイプ椅子を置いて前かがみに座っているお年寄りがいます。
緑のベストを着て黄色い旗を持っておられるので、子どもの通学路の見守りボランティアさんのようです。
子どもたちが通りがかったら立ち上がるのでしょうが、座っている姿は具合でも悪いのかと心配になるくらいで、この方を見守る人が必要だと思いました。

先日、早朝に公園の横を通りかかったら、ラジオ体操の真っ最中でした。
ところが、子どもはふたりきり、あとはお年寄りが数人。
近い将来、この子どもたちが働いて、このお年寄りたちのために税金や年金を収めてくれるんだな、圧倒的に子どもの数が足りないわ・・・と日本の少子化の現実を突きつけられたようで、ちょっと暗澹たる気持ちになりました。

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2023年8月26日 (土)

フジコ

ある夜、帰省中のう~じんが、マスカラみたいなもので、眉毛を真っ黒に塗っていました。

なにそれ?
まるでイッテQのイモトやん・・・

聞いてみると、眉ティントというもので、夜に眉毛の上にハケで黒い液体をきれいな形に塗っておく、すぐに乾く、朝起きてぺりぺりと剥がす、するときれいな形の眉毛になっているというものです。
いつも眉ペンシルで描いて整えている手間が省けるというスグレモノで、だいたい3日くらい持つそうです。

わたしもやりたい!

こういうものにすぐに飛びつく。
う~ん、う~じんの眉毛はややブラウンがかっていて、わたしにはちょっと合わないかも。

ここ最近わたしの眉毛は、眉頭が薄くなってきて、眉ペンシルや刷毛タイプ、スポンジタイプで補充してもなんだかいつも不自然な仕上がりになってしまってます。
なので眉頭を重点的に補充したい。

ドラッグストアへ行ってみました。
メイクアップのコーナーをじっくりみることなんてなかったけど、眉毛の形を整えるものはいろんな種類があるのですね。

う~じんと同じブランドのもう少し色が黒い目のものを買いました。

Fujiko

『朝可愛グロス・フジコ眉ティント』という商品(1,200円くらい)です。
早速塗って、B男くんに笑われて、寝る。

Bef
朝、剥がしてメイクする。
う~ん、いい感じに眉頭ができているじゃないの?

Aft

あ~歪んだ、ちょっと太くなった、などという失敗がなく、何より手間がいらない。
気分アゲアゲです。

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2023年8月23日 (水)

梅花藻としょうゆソフト

江戸時代の東海道は京の三条大橋から江戸の日本橋までを結ぶ街道で、京の三条大橋を発つと宿場町53次の最初の宿場が近江の大津、次が草津となり、ここから海側の東海道と山中の中山道に別れます。

この分岐点である 草津宿を散策したこと は過去記事に書いています。

中山道は東海道より40kmほど長く、険しい山道であったこと、冬場は雪で難儀することから宿場町は小刻みに69次ありました。
滋賀の北部、米原市醒井(さめがい)宿は中山道69次のうち61番目の宿場町で、当時の面影を残す情緒のある町です。
醒井宿に限らず、中山道はまだまだ昔ながらの風景がたくさんあり、歴史のロマンが漂っています。

今の季節、醒井宿では、梅花藻(ばいかも)という、きれいな冷たい水の中にだけ咲く花が見られます。
帰省中のうーじんが見に行きたいというので台風接近の中、朝早くから出かけました。

醒井宿の街道の真ん中を流れる地蔵川

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台風接近のフェーン現象でじっとりした暑さ。

う~、冷たい。
サンダル履きのう~じんが足をつけてみたら、10秒も入ってられないと言いました。

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この川の中の緑色の部分は全部梅花藻です。
プロかアマかわかりませんが、立派なカメラを持った人がたくさんいます。
間もなく台風直撃、過去には豪雨で花がすべて流れてしまったことがあったそうで、それまでに写真をという人たちでしょうか。

Img_0860近くで見ると川藻の枝に咲く小さくかわいい白い花です。

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そういえば・・・
以前職場のグルメ大王が「醒井ではお醤油屋さんでソフトクリームを食べるべし」と言ってたことを思い出しました。
名前や場所は覚えてませんでしたが、探しながら歩いていくと、『しょうゆプリン、しょうゆソフトクリーム』の看板が出ているお店がありました。

醬油屋喜代治商店というお店は『ヤマキしょうゆ』というブランドでお醤油を作る老舗醤油店で、『居醒の清水(いさめのしみず)』という名水100選に選ばれた湧水を使って醤油を作っているそうです。

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山の下にカタカナでキというマークのお醤油はよく見るけど、ここで作っているの?
こんな田舎の(田舎もんが言うな)小さいお店(失礼)で?
今度このお醤油を買ってみよう。

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さて、名物しょうゆソフトクリームを注文、ソフトクリームがしょうゆ味なのかと思ったら違います。
白いソフトクリームにお醤油味の蜜がかかっているのでした。

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え?
ソフトクリームにお醤油、合うのか?
ソフトクリームはねっとりと濃いので、気温は高いけど心配したほど垂れてきません。
そこに黒い、まさにお醤油がかかっています。
作っているところを見せてもらっていましたが、お醤油は普通の醤油差しからたら~りとかけていました。

う、うまい!
甘いソフトクリームとしょっぱいお醤油が見事にマッチする。
何かに似ている・・・
そうだ、みたらし団子のような風味だ。

「このお醤油は普通のお醤油ですか?」
と聞いてみたら
「特製ですよ」
と店主のおじさん。
なるほど、改良に改良を重ねた秘密のお醤油なんでしょうね。
とにかくおいしかったです。
お店を後にしたう~じんは、おしょうゆプリンも食べてみたかったと言ってましたが、ほんま、食べたらよかったと後悔しました。

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2023年8月19日 (土)

帰って来てはんにゃなぁ

この発音は関西圏以外の人に少し難しいと思われます。

かえってきてはん
、まではイントネーションをつけないで棒読みします。
にゃなぁ、は、にゃ、で少し下がり、なぁ、で少し上がります、どうでもいいことですけど。

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う~じんが帰ってくると、わあわあぎゃあぎゃあ賑やかなことです。
普段ひとり暮らしで話す相手がいないからか、もうちょっと小さい声で喋ったら?って言うくらいに大きな声でずっと喋っています。

あるとき隣の奥さんから
「う~ちゃん、帰って来てはんにゃなぁ」
と言われました。
お隣にまで聞こえるくらい大きな声が響き渡っているようです。

「やかましいことですんません」
「いえいえ賑やかでよろしいやん、女の子はええなあ、いろいろ話してくれて・・・」

と言うやりとりがあり(え?話の内容まで聞こえてるんやろか・・・)そのことをう~じんに言うと
「バレたらしゃあないなぁ」
と笑ってました。

その賑やかな娘がお盆の休暇で帰省しています。
大きな声でさんざん喋り倒して
「あ、またう〜ちゃん帰って来てはんにゃなぁ、って言われるわ、あはは~」
とひとりツッコミしてました。

その娘に帰省中には何が食べたいかと聞いたら

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これだけありました。
いつも、できるだけ希望に添うようにしてあげています。

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季節柄、手に入りにくいものは外して、概ねクリアしました、ふ~。

 

 

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2023年8月16日 (水)

誕プレ

今年の誕生日に、B男くんから包丁を買ってもらいました。

わたしは普段2本の包丁(ヘンケルスの牛刀と関孫六の三徳包丁)を使っていますが、その使い分けがよくわからないまま、片方が切れにくくなったらもう片方・・・みたいにいい加減な使い方をしています。

包丁を買ってもらうにあたって少し調べてみました。
牛刀は、西洋風で刃渡りが長く、先がとがっていて、元々はかたまり肉を細かく切るためのものです。
三徳包丁は、日本の菜切り包丁と西洋の牛刀を組み合わせたもので、肉・魚・野菜を切る、3つの用途に使える万能包丁です。

わたしは三徳包丁の方が扱いやすく、当然しょっちゅう研がなければなりません。

しかしわたしはこの包丁砥ぎが下手くそなんです。
よく使う部分だけ研ぎすぎるので、まな板に垂直に置いてみると、真ん中あたりが減っていてあちらが見えるほどです。
これを解消しようとして刃元だけ研いだりしますがどうもうまくいきません。
シャープナーではもっとうまくいきません。
なので新しい包丁は、三徳包丁を希望しました。

スーパーの包丁売り場で遠慮がちに3,000円くらいのを手に取ったら
「そんなんでええの?これは?」
B男くんは万円するようなのを勧めます。
「いやいや、そんな上等なん使ったら指を切りそうや」
と間を取って5,000円くらいのにしました。

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関孫六は鎌倉時代から多くの刀剣職人を出してきた岐阜県関市のブランドで、孫六兼元とも言われます。
もうひとつのブランドの和泉守兼定のもとで修業を積んだのが2代目兼元です。

関西では大阪の堺打刃物というものも有名ですが、こちらはプロが使うようなイメージで、わたしはずっと関の包丁を使っています。

新しい包丁は、皮付きのトマト、牛スジ肉、キャベツの千切り・・・それは気持ちいいくらいにスパッと切れます。
使いすぎたらすぐに研がなければならないのでもったいなくて、ヘンケルスも多用するようになっています。
どうかするとヘンケルスばっかり使っています、これはもう本末転倒です。

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2023年8月13日 (日)

新作

夏の糸で新しいバッグを作りました。

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大きさは30×30cmくらい、底にマチを作りました。
内側に端糸がぐちゃぐちゃしていて糸の始末をするのも面倒なので、裏地を付けました。

きょう、お寺の行事で数珠とスマホとお財布を入れたらちょうどいい感じでした。

全くのオリジナルですので、街でこれを持っている人がいたら・・・それはわたしです。
メルカリに出ていたら・・・それはわたしです。

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2023年8月10日 (木)

羽をもがれた鳥のように・・・

スマホの具合が悪くなりました。

金曜日の夜、DAZNでプロ野球を見ながら、画面を小さくしてLINEにコメントを書いたり、天気予報を見たりして、またDAZNに戻ろうとしたら画面に指先が反応しない。
上にも下にも反応しない。

「困ったときの再起動だな・・・」
とつぶやきながら電源を切ろうとしても、画面の中の電源オフの部分が動かない。
指が乾燥しているのかと思って湿らせて挑戦してみる、だめ。
なんかあれこれ触っている間に、緊急SOSの部分が反応してブーブー音を立てる。

とりあえず、B男くんのスマホで家族のLINEに事情を書いて
「お母さんが既読にならなくても心配しないでください」(我が家ではLINEの既読により生存確認し合っている)
そしたらうーじんが
「強制終了したら治ることがあるよ」
と画像付きの情報をくれました。
しかし教えてもらったとおりにやっても・・・何度やってもやっても・・・うまくいかない、そのうちSiriが立ちあがろうとする。

「これは修理だな」
購入した携帯ショップへ行くか、いやそこは修理はしてないからdocomo shopへ行った方がいい、いや、iPhoneの修理店へ行くべきだ、家族の間でいろんな意見が出ました。

翌土曜日のdocomo shopの予約サイトはいっぱいです。
B男くんが
「開店前に行って並ぶんだ、そして頼み込め」
と言うので、10時開店の半時間前に行きました。

ここのショップは駐車場で待っていると、店員さんが車のところまで来て前もって用件を尋ねてくれます。
ほうきとチリ取りを持った女性店員さんが早速にこやかに近づいてきて用件を尋ねてくれました。
これこれと説明すると、一旦お店へ入り、今度は普段着の男性店員さんが出てきて
「10時になると予約の方が見えるので、今ここで見せてもらいましょうか」
と言って強制終了にチャレンジしてくれました。

あれ?
わたしが何度やってもうまくいかなかったことをわずか10秒くらいでやってくれました。
「これは、かなりコツがいります、素早くしないとダメなんです」
これで画面は指先で反応するようになりました。
再発防止としては、たまに電源落とすことですって。
親切に教えてくれて、しかも無料で、その間5分くらいでした。

ああ、助かった。
前の日の晩は、スマホが使えなくて、まるで羽をもがれた鳥のように凹みまくっていました。
いつもテレビを見ながら、家事をしながら、すぐにスマホで調べ物をしたりニュースを見たりしていたので、スマホが使えないのは本当に不便でした。

当たり前のことが当たり前にできない不便さ、身に染みました。
大事に使おうと思います。

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2023年8月 5日 (土)

神君伊賀越えと漬物

今年のGWに滋賀県甲賀市信楽町の多羅尾代官屋敷跡へいったことは こちら に書きました。

間もなく本能寺の変が描かれることでしょうと書いていますが、ここまで長かった、そしてドラマではその回で亡くなる人に時間をかけじっくりと最期を描くのが通例となっているようです。
前回の本能寺の変の回では、いったい誰のドラマかというくらい信長にフォーカスし描き込んでましたねぇ。
そしてついに出ました、神君伊賀越え!

もう一度その道をご紹介しますね。

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GPSのない時代、けもの道を通っての山越えは実に大変、危険極まりないことだったでしょう。
一夜の宿を提供した小川城の城主高山氏はその後、多羅尾に代官屋敷を賜ることになります。

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さて、この御斎峠(おとぎとうげ)を越えると三重県伊賀市です。
そこにはなんとその名もずばり『伊賀越漬』という漬物があります。

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瓜の芯をくりぬいて、細かく刻んだしその葉や生姜、大根などを詰め込み、味噌に付けて保存食としたものです。

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製造元はこちらもずばり『伊賀越株式会社』といい、醤油、味噌、漬物、佃煮などを製造販売しています。
社名の由来は、神君伊賀越えの歴史にちなんでと言うことですって。

わたしは小さいころからこの伊賀越漬が大好きで、あったかいご飯に乗せたらなんぼでも食が進みますねん。
また伊賀漬というものは、伊賀越漬が瓜ごと細かく刻んであり、こちらもご飯が進む逸品です。

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お漬物ですが昔ほど塩分は濃くなくて、しその風味が香るさわやかで後味のいいライト漬物です。
三重県伊賀市ではスーパーや小売店で、山ひとつ越えた滋賀県甲賀市でも地元のスーパーや高速道路のSAなどで買えます。
こちらへお越しの際は、ぜひ一度お買い求めになってみてください。

かなりの宣伝になってしまいましたね(笑)。。。

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2023年8月 2日 (水)

猛暑の中、かき氷

毎年、今年の暑さは尋常じゃない・・・みたいなことを書いてきましたが、ほんまにほんまに今年の夏は尋常じゃない暑さです。
おまけに、その暑さが何日も続いてて、おまけのおまけに、天気予報では夕立の心配はありません、などと言ってます。
心配なんかしてへん、期待してるんやわ、そこらへんくみ取ったコメントを出してくださいよ。

職場の冷房は入れない方がましってくらいの設定温度で、冷房の効率を高めるため窓のブラインドを下ろさなければならないので部屋の中は薄暗く、どよ~んとした空気の中、うちわを使いながらの仕事です。

さて、そんな愚痴ばっかり言ってても少しも涼しくならないので、職場の同僚に教えてもらった甘味処へかき氷を食べに行ってきました。

場所は信楽町の奥の奥、滋賀と京都と奈良の県境に近いところにある『お茶の洞之園(ほらのえん)』というお茶屋さんがやっているお店です。

う~じんは、信楽は滋賀のプチ軽井沢だと言います。
確かに気温は少し低いし、道端にはクマザサ、お店の周囲は山、山の斜面には段々のお茶畑という緑あふれる景観。
少し西へ行くと京都から大阪へ抜けられることもあり、お店の駐車場には他府県ナンバーの車やバイクが止まっていました。

少し行列に並びましたが、わりとすんなり入れました。

席に着くとすぐに香りの高い信楽町朝宮産のほうじ茶が出てきました。
日によってお茶は変わるようです。
わたしとB男くんは宇治ミルク金時を注文しました。
これはかき氷の中でも一番お値段が高いのですが、なんと600円、いまどきですよ、一番高いので600円ですよ。

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わぁ、ふわっふわ。
中にはわたしの好きな甘めのあんこ、おいしい。

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三色醤油もち、そばとよもぎとあわの切り餅が焼いて醤油で味付けしてあります、550円。
わたしはただ今歯の治療中で、詰め物が取れるのではないかと心配しましたが、取れてもいいと思うくらいにおいしかった。

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ここはわらび餅が人気で、注文を聞いてから作り立てを出してくれます。
お店にはわらび餅をテイクアウトするお客さんが次々と来店するので、わたしたちも買って帰りました。

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う~む、これがまたぷるんぷるんのとろんとろんでおいしい、この5倍くらい入って370円という良心的なお値段。

ぜんざい、おはぎ、色んなお味のお餅もあり、全部魅力的です。
教えてくれた職場の同僚に報告していたら
「お餅についてきた佃煮は買った?」
と聞かれました。
そういえば、お餅についてきた昆布と山菜の佃煮はとってもおいしかった、何と、レジのところにその自家製の佃煮が売ってるそうです。

冬場には茶釜がかかった囲炉裏席もあります、佃煮も買いたいし、ぜひまた行ってみたいコスパ最高のお店でした。

 

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