これで最後の「インディ・ジョーンズ」
ただいま映画館で「インディ・ジョーンズ運命のダイヤル」が上映されています。
今までのシリーズは全部観てきました。
前作のクリスタルスカルの王国はもう15年前だそうで、あれでシリーズは終わりかと思ってました。
そしたらなんと、まだやるって。
そして今回でインディ役のハリソン・フォードが引退すると言うじゃないですか?
え?
何歳になるの?
80歳?
すごいなぁ、飛んだり跳ねたり、というよりロケ生活に耐えうるのか?セリフは覚えられるのか?と心配しましたが、今度こそラストだということなので観てきました。
冒頭でインスタントコーヒーを淹れる老いぼれたインディ、年齢相応の80歳。
そして、ナチス軍から戦利品を奪い返そうと列車の中を走りまくり、列車の屋根に乗って戦うインディは顔も身のこなしも若々しい。
あれ?
どっちが本物?
もう一方はCGなの?
ストーリーは壮大でスリル満点な見せ場があちこちにあり、おもしろかったですが、B男くんに言わせると
「探検とか謎解きとかの面白みがあまりなかった」
と不服だったみたいです、ってあなた、古代ローマの場面では居眠りしてたやないですか?
ともあれ、今ハリウッドの俳優たちが抗議のストライキを敢行している理由のひとつ、AIによる作品を認めないというのは、こういうことなんですね。
AI技術によって、膨大なデータから作り出された若きインディ。
舞台は仮想空間で、現代と過去を往来する作りものであっても、そこで動く人間は本物であって欲しい。
演技力、表情という見どころは一体どうなるのかねぇ。
ハリソン・フォード自身も「少し不気味だった」「若くありたいとは思わないし、年齢を重ねたことを嬉しく思う」と言ってるようです。
こうなると、俳優が故人になっても永遠に生かされて、あらゆる年齢の作品が作られるということです。
そんなものをわたしたちは望んではいないのですけどね。
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