線路に落ちたリュック
先日の仕事帰りのこと。
駅のホームで電車を待っていたら、反対側のホームに来た電車に乗ろうとした高校生が押し合いへし合いするうちに、電車とホームの間から線路にリュックを落としてしまいました。
その高校生とともだち数名が、なすすべもなく電車とホームの間を覗き込んでいたら、異変に気付いた車掌さんが走って来て状況を把握、携帯電話でどこかに連絡をしました。
リュックは線路にはかかってなくて、砂利の上に落ちています。
駅員さんが来ました。
車掌さんが駅員さんに事情を説明したところ、駅員さんも携帯電話でどこかに連絡。
この状況が見えない乗客は「なに?なにがあった?」とざわついています。
その後、駅員さんはその場を去り、車掌さんは車内放送で乗客に状況を説明後、電車はドアを閉めてゆっくり動き出しました。
先ほどの駅員さんがオレンジ色のチョッキを着てヘルメットをかぶり、長い柄のついたマジックハンドを持ってきました。
同じホーム、この駅にはとまらない新快速電車が通過していきました。
リュックはそのままです。
わたしは風圧でリュックが飛ばされないか心配しましたが、大丈夫でした。
駅員さんは、高校生に話を聞いて画板に挟んだ紙に何やら書き込んでいます。
ホームにいる人は「早く拾ってやれよ」みたいな雰囲気。
その後、やっとマジックハンドでリュックが拾い上げられました。
高校生とその友だち、拍手喝采。
真面目そうな男の子で何度も頭を下げていました。
わたしの乗る電車が来ました。
駅員さんはその電車の車掌さんにも何やら報告をしていました。
この間10分~15分くらいかかりました。
ネットで調べてみたら、線路の落し物は簡単には拾えなくて、まず駅から指令所に連絡、指令所から運転士に連絡するのでGOサインが出るのに時間がかかるらしいです。
誰かが線路に降りて拾ったらあっという間のこと、もしくは傘を伸ばして柄に引っ掛けたら取れそうなんだけど、そんな事絶対にしたらダメなんですよね。
ちょっと眠たい帰り道だったけど、目が覚めた出来事でした。
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