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2021年6月26日 (土)

梅仕事

梅雨に入り、八百屋の店先に梅が並びだすと『梅仕事』が始まります。

出始めのまだ青い梅は、梅酒・梅シロップに。
6月も中旬になり、いい香りを漂わせ始めた黄色いものは、梅干しに。
下旬になり熟しきった実は梅ジャムに。
それぞれの使い道を決めたら、いよいよ梅仕事にとりかかります。

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梅シロップは、梅に氷砂糖を振りかけるだけなので簡単。
今年は1kgだけ仕込みました。
ちなみに梅を冷凍してから使うと早く漬かるという情報があり、試してみました。

梅の効能は・・・

・梅に含まれるクエン酸がビタミン・ミネラルの吸収を高める作用がある。

・梅の酸味は消化液の分泌を促し食欲増進につながるので、風邪や夏バテなどで食欲が落ちたときに飲むといい。

・梅ジュースに含まれる豊富なカリウムは塩分を体外へ排出す働きがあるため、むくみ対策に欠かせない。また、抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれるので、シミやシワなど老化の原因である活性酸素の働きを抑制する。

昔の人はこういう科学的な根拠を知っていたわけではないのでしょうが、日々の暮らしの身近に梅を置いて健康に気を配ってきたのでしょう。

さて、梅干しはちょっと面倒な行程があります。
梅を洗ってヘタを取り、塩で下漬けします。
今年はジップロックで漬けました。
1週間ほどで梅酢が上がってくるので、こうなるとしそ漬けにとりかかります。

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例年だと、梅酢としその葉を合わせたものを買ってきて使いますが、今年は塩加減を調節したいので赤しそを使います。

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赤しその葉に塩を振りかけて揉み、最初に出た液はアクを含んでいるので捨てます、もう一度塩揉みして出た液を捨てたら、今度は梅の塩漬けから出た梅酢としそを合わせます。
こうするとぱ~っと赤いきれいな液が出てくるので、このしその葉を梅の上に広げて置き、重しをして梅雨が明けるのを待ちます。
ここからしばらく一番カビに注意しなければなりません。
3日ほどで梅がきれいな色になりました。

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この様子をLINEに載せたら、梅好きのう~じんが「梅干しもシロップもたくさんほしい」と言ってきたので、ちょっと安くなっていた小ぶりの梅で追加の梅干しを漬けました。
あと、梅シロップは普通は氷砂糖を使いますが、白砂糖でもすっきりとした味わいになるという情報により、白砂糖でも漬けてみました。

今日はここまで。

あ、先ほどからさも自分がやっているように書いていますが、これは全部B男くんがやったことです。

梅と赤しそを一緒に買おうとしたので、梅酢だったら買い置きできるけど、ナマの赤しそは、梅の塩漬けが終わってから買ったらどうかと言ったら
「売り切れたらどうするねん」
とすねてしまったので、手出し口出ししないでおこうと思ったのです。

友人の旦那さんも梅仕事には強いこだわりがあるらしく、好きにさせていると言います。
どこのご家庭もなかなかめんどくさい季節です。

 

 

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コメント

れいちさん
梅干しの色の綺麗なこと!
もう口の中がジュクジュクしてきました。
お店では赤紫蘇が梅と並んで売ってますよね。
赤紫蘇は後で使うのに何で?といつも思います。
売り切れてしまったらどうすんねん、というB男さんの気持ちもよくわかります。

私はいつも冷凍して、白砂糖のパターンです。
簡単。安価。
間違いないです😊
毎年梅ジュースだけは作ってきましたが、今年はパス。
ワクチンを打つまでは手作りの食べ物を、貰うのも、あげるのも控えています(ジュースはいつも娘と分けてちょうどなので)。
だけど、やっばり作りたくなってきた。
もうジュースは遅いよな〜💦

投稿: bonn | 2021年6月26日 (土) 15時38分

bonnちゃん
お宅では毎年梅ジュースを作っていたんですね、さすが。
我が家では、あまり好みではないので作っていませんでした。
わたしが子どものころは、夏場にはこれでした。
暑気あたりっていうのか、いわゆるスタミナ切れのときね、薄めたものを飲まされました。
あと、しそジュースっていうのもあったなぁ。

今思うと、実家の母は梅シロップ、梅酒は上手でしたが、なぜか、梅干しは色よくできませんでした。
多分、畑で取れた赤しその色が悪かったんだと思います。
土壌の問題だったのかも。

姑が元気だったころは、向かいの八百屋で買った特級品の梅で作ったシロップをもらったものでしたが、あねこはいやがりました。

bonnちゃん、今年こそ作りましょうよ。
コロナの菌も吹き飛ばすような気がしませんか?
もう青くはないけど、それほどでもない梅がまだ売ってましたよ。

しかし、シロップには青い梅?
なんでだろう、熟している方がよいエキスが出そうな気がするけど。

投稿: れいち | 2021年6月26日 (土) 21時06分

れいちさん
B男さん、まめなのですねぇ。
>友人の旦那さんも梅仕事には強いこだわりがあるらしく、好きにさせていると言います。
やはり、お茶仲間のご主人様も梅干し作りをやっているとか。そちら友人の自宅は奥様の生家で庭に梅の木があるそうで、梅干し漬けない妻にしびれをきらしたのかもしれません(笑) いつも大粒の見事な梅干しができあがります。

私もフリーザーバッグを使っています。
Eテレの料理番組でこの手軽な方法を紹介してくれていて、重しの仕方など参考になりました。

>梅と赤しそを一緒に買おうとしたので
漫画家、エッセイストの魚柄 仁之助(うおつか じんのすけ)さんのレシピで、梅とシソを一緒に漬ける「一発漬け」を試したことがあります。
これは楽ちんでした。

投稿: 秀子 | 2021年6月28日 (月) 11時40分

秀子さん
世の殿方というのは、梅干しには並々ならぬ思いがあるのでしょうか。
ひょっとしておふくろの味なんでしょうかね。
友人たちの旦那さんもほぼほぼ、カネに糸目をつけないで梅を漬けているようです。
我が家でも次々瓶が増えていきます。

わたしは梅干し単体で食べることはあまりしないし、お弁当のご飯の真ん中に、というのもあまり好きではありません。
だから、5年くらい前の分から残っています。

ビニール袋に入れて漬ける方法、わたしもテレビで見ました。
しそを入れないで塩だけの梅干しというのも見ました。
しかし、ウォッカ・ジン之助さんの一発漬けというのは初めて知りました。(面白い名前、ふふふ)
これでカビを生やさず長持ちするのでしょうかね。

とにかく、我が家ではB男が毎日梅コーナーへ行って、カビが生えてないか点検して瓶を回して愛おしんでおります。
土曜干しが楽しみです。

投稿: れいち | 2021年6月28日 (月) 20時28分

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