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2020年10月28日 (水)

GoTo・・・いろいろ

7月に個人旅行をした分のGotoトラベルの申請は、申請期間が始まってすぐの8月14日に郵送で申請しました。
還付金は、まだ振り込まれていません。

9月初旬には市独自の『地域経済応援クーポン』なる券が各戸配布されて、市内の商店で1,000円につき500円のクーポン券が使えます。
まだ使っていません。

そしてこのたびのGoToEat券、最高20,000円で25,000分のクーポン券が買えます。
滋賀が誇るスーパーマーケットの平和堂72店舗で配布が始まり、クーポンを買い求める人の行列がニュースになっていました。
また、お隣の京都では先行予約の10万冊がわずか40分で売り切れ、買えない人が続出して不評だとのニュース。
そりゃ住所や名前を聞かれるわけじゃないので、ひとりで何冊も買う人が出てくるのは見え見えでした。

平和堂に行列ができた翌日、B男くんが買ってきました。
2~3人並んでいたけど、すんなり買えたと言ってましたが、その日の夜には『売り切れ御免』の貼り紙だったようです。

そしてなんと近隣の市ではGoTo商店街なる企画があるらしい。
商店街の道路を貸し切ってオープンテラスにし、客を呼び込もうというものなんだそうですが、宣伝が足りないのかイマイチ認知度が低いように思います。

あの手この手で経済を回そうとする政府の意図はよくわかります。
このままではコロナが収束する前に終息してしまうお店が出てしまいそうです。
いざ施策が始まったら不具合に非難が集中することもあるようですが、未だかつて誰も経験したことのないコロナ禍にどう対応すれば一番いいのかなんて誰もわからないのですから、少々の不具合は仕方ないのでしょうね。

ともあれ、GoToと名が付けば飛びついてしまう我が夫婦、今のところ「どれから使おう」とウハウハしているような状況です。

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2020年10月24日 (土)

捨てる・残すの攻防戦

慌ただしく父を見送ってから3週間、朝夕すっかり冷え込むようになりました。

今日の三七日法要では、コロナ対策のため建具が開け放されたお寺の本堂で椅子に腰掛けていると、足元がスースーしました。
母が薄手の黒いコートを着たまま本堂でも脱がないので、それはどうかと思いましたが、読経が始まるとすぐに「次の法要ではひざ掛けがいるなぁ・・・」などと用意周到な母を責められないと考えを改めました。

休みの日、七日ごとのお参りとは別に、兄に呼ばれて父の遺品の整理に実家へ行きました。
うちの娘たちは、これがあったらもらってきて欲しいと言いました。

Photo_20201024145601

そんなものあったらわたしだって欲しい、よっしゃ、探してくるわ、と威勢よく出かけましたが・・・
七つボタンはおろか、昔のアルバムさえないのです。
わたしが小さいころは、黒の制服、白の制服を来た父の写真が貼られたアルバムが確かにあったのですが。

服や下着、かばんなどをゴミ袋に詰めていると、母が横から
「それはまだ使える」
と言って捨てさせません。
それは、思い出がどうとかいうことではなく、ただ単にもったいないだけで、戦前戦中戦後のモノのない時代に育った人としては、新しい下着などを捨てるという選択肢はないのです。
捨てる、あかん・・・の繰り返しで作業は進みません。

「玄関の履物を見てきて」
と言うと、そこでも父の新しい靴を残しています。
「わたしが死んだら捨てていいから」
の一点張りです。

まあ、急に全部捨てるのも母がかわいそうなので、追々処分することにして、それでも半日くらいで済むと思っていたものが丸一日かかり、思い出の品を数点貰ってきました。

先日、名古屋に住む姪(兄の長女)が、
「実家へ行って、おじいちゃんのいた離れの方を見ると、ああ、おじいちゃんはもうあそこにいないんだと気づいて、涙がこみ上げてきます」
とLINEで言ってましたが、その離れからベッドや父用のソファ(母用は別にあり、並んで腰掛けている光景は見たことがなかった)が運び出され、がら~んとした部屋を見たら姪はまた涙するんだろうなぁと思いながら帰ってきました。

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2020年10月14日 (水)

寂々

朝ドラ「エール」で、主人公の古山祐一が、海軍予科練習生の成長を描く映画音楽を担当する過程で、実際に予科練生の生活を体験するため体験入隊するくだりがありました。

吊り床というハンモックで寝ようとする祐一は、うまくいかずに落ちてしまいます。

実際の吊り床で寝る感じはどうだったのと、その昔に予科練生だった父に聞こうにも、父はもうこの世にいません。

先週の初め、祐一に召集令状が来た日の夕刻、亡くなりました。

お葬式は、親族だけで悲しみや思い出を共有して、泣きたいときに誰はばかることもなく泣いて、それでも賑やかに送ってあげました。

ふとした拍子に元気だったころの笑顔が思い出されます。

還暦を過ぎた年齢になっても、親と死に別れるのはとても寂しいものです。

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2020年10月 4日 (日)

西武とおこわ

若いころ、職場の近くのデパートへよくお昼のお弁当を買いに行きました。

お気に入りは山菜おこわ。
売り場には湯気の立った大きな蒸し器がしつらえてあり、お醤油ともち米のいいにおいが漂っていましたっけ。
普通、デパートの食品売り場は地下にあることが多いのですが、ここは1階にあって、急ぎの買い物には便利でした。

そのデパートは西武百貨店。
惜しまれてこの夏、完全閉店しました。
閉店直後の外観。

Photo_20200926170301

外階段のデザインが琵琶湖に出没する(かもしれない)恐竜をイメージしているそうです。

開店当時の日本ではデパート火災が続き、避難階段の重要性が言われていましたが、ただの避難用階段では無粋なのでこのデザインに。
琵琶湖を背景に建つデパートとして、開店当初はそのユニークな外観が、そして開店前の新聞広告でも『西武』という文字のないデザインが話題になりました。

Kaitennp

今わたしは、お天気のいい日はこの辺を歩いて通勤しています。
閉店してからはJRと京阪電車の駅からここへ続く坂道を歩く人も減りました。
閉店前のセールは連日たくさんのお客さんだったようで、普段からこれくらいの集客があれば閉店しなくてもすんだのに、残念です。

さて、B男くんがいきなり買った無水鍋セット、何気なく取説をめくっていたら、おこわが紹介されていました。
わたしは大好きなくせに蒸しおこわを作ったことがありません。
山菜や中華のおこわは炊飯器で作りますが、蒸すとなると面倒な気がして、お赤飯も必要なときは買います。

冷蔵庫に干し貝柱がずっと残っていたので、これを使って蒸しおこわに挑戦してみることに。
まず、蒸し布を買うことから。
セイロはあるけど、ここはひとつ取説を参考に無水鍋でやってみようと。
広げて使うステンレスの蒸し器は、真ん中に取っ手が付いていてどうかと思ったけど、真ん中には材料を入れずに空けておくからちょうどいい。
ここへ、蒸し布に包んだ材料を乗せて・・・

Photo_20200926165601

湯気の立ったお鍋に入れて・・・

Musi
おお、できた。
もち米をお水に浸す時間を除けば、下ごしらえに15分ほど、蒸すのに10分ほどでつややかなおこわができました。
炊飯器で炊くとベッチャリとした感じになりますが、蒸すと米粒がしっかり立って、具材とよく混ざります。

Okowa
ちょっとぉ、このお鍋、便利かも。
B男くん、またまたGood jobですやん。

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