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2020年5月31日 (日)

オイキムチ

冬場、我が家で人気だったカクテキでしたが・・・

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春になって大根が甘くなくなり、キムチはきゅうりへとスライドしていきました。

オイキムチです。

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オイとは韓国語できゅうりのことです。
丸ごときゅうりににんじんと大根の千切りを挟んで、見た目は本格的感を出しています。
少しの塩で下漬けをしてから『桃屋のキムチの素』をかけてジッパーに入れるだけ。
いくらでもいけます。
レシピによっては下漬けのときに、丸鶏ガラスープを振りかけるものもあるようです。
コクのある下味が付くことでしょう。
冬場には甘い大根、夏になったら体を冷やすきゅうり、季節の食べ物はうまくできていますね。
暑くて食欲のないときにお試し下さい。

 

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2020年5月27日 (水)

『サンドラの週末』に心打たれる

体調不良から休職をしていたが、ようやく復職できることになった矢先の金曜日に、上司から解雇を言い渡されたサンドラ。
解雇を免れる方法は、16人の同僚のうち過半数が自らのボーナスを諦めること。
ボーナスをとるか、サンドラをとるか、月曜日の投票に向け、サンドラは家族に支えられながら週末の二日間、同僚たちを説得に回る。

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ある者は、サンドラ同様に妻が失業し、そのボーナスがなければ自分たちも生活ができない、と言う。
ある者は仕事で得る賃金だけでは足らず、休日さえも別の仕事をしていた。
ある者はサンドラを裏切るような形になっていたことに罪悪感を持っていた。
ある者は家族とサンドラの間に挟まれ、悩んでいた。

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「ボーナスを諦めてほしい」と口にすることは簡単ではない。
まして、休職していたあとの後ろめたさもある。
そして、そこまでして会社に残れたところで仕事を続けられるのか、と苦しむサンドラ。
愛とかすかな希望を抱いて、彼女の長い週末が始まる。
ーYahoo!映画よりー

最初、ドキュメンタリー映画かと思いました。
化粧っ気のないサンドラが、精神安定剤と思われる薬を飲みながら、汗と涙にまみれて同僚の家を回る。
言い出しにくい話をとつとつと切り出す。
淡々とした画面には余計な編集や音楽もなし、ただただサンドラがバスに乗り、歩き、同僚を説得していく。
夫のマニュは、精神的な病気から立ち直ったサンドラに自信を持って欲しいとの思いから、あきらめてはダメだと強く励ますのだけれど、サンドラは自分の存在価値に疑問を持ち泣き崩れる。

見ていてとても切ない。
わたしには真似できないと何度も思ってしまう。
ズタボロのサンドラの姿が、昨今のコロナ禍で失業した人や収入が途絶えた人の姿とかぶり、同僚たちが「きみのせいじゃない」という言葉がとても重く感じられて、他人事とは思えない。

月曜日の投票の結果はあえて書きません。
その結果、社長の提案にサンドラがとった対応もここでは秘密にしておきます。
サンドラが週末の2日間に手に入れたものは、病気に打ち勝った精神力や孤独感からの脱出、そして何より夫の愛と人の情だったんですね。
重く苦しいストーリーなのに、最後にサンドラが力強く歩く様子に心打たれてボロ泣きしてしまいました。

2014年のベルギーフランスイタリアの合作映画で、AmazonPimeVideo(有料)やU-nextでも観られます。
主演のマリオン・コティヤールはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。
こんな綺麗な女優さんなんですね。

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2020年5月24日 (日)

高山植物

滋賀県では外出自粛の規制が緩和されて、Stay HomeからStay HomeTownへとステイの範囲が広がりました。
それにしても、いちいち施策にキャッチコピーが付くんですよね・・・。
つまり、自宅から出ないでということから、県をまたぐ外出を控えてということになったんです。

お天気のいい休みの日、滋賀県の北部にある伊吹山へB男くんとドライブに行きました。
伊吹山は古くから霊峰とされており、ヤマトタケルがこの山の神を倒そうとして返り討ちにあったという伝説の山です。
この山にしかない固有植物が約300種類群生しており、特に夏場には山頂に咲く高山植物のお花畑を楽しみに訪れる人がたくさんいます。
『いぶきのもぐさ』で有名な薬草の数々はヨーロッパ原産のものが多く、これは織田信長がポルトガル人宣教師の願いを聞き入れ、伊吹山に土地を与えてハーブガーデンを作ったときの名残りとされています。

麓のコンビニでお弁当を買っていたとき、レジに並んでいる夫婦に睨みつけられました。
いわゆる『メンチを切る』ってやつです。
後で気がつきましたが、わたしたち夫婦はマスクをするのを忘れて店内に入ってしまったんです。
高速道路も街の中も人が少なく、外出自粛の規制緩和ですっかり気が緩んでいました、すみません。

さて、伊吹山ドライブウェイの通行料はおったまげ~の3,140円、コンビニでもらったマップに付いていた割引券を使っても2,900円です。
ここまできて引き返すわけにも行かず、ブツブツ言うB男くんを励まして進みました。

道路の両側に咲く藤色の花、上向いて咲いているのはキリの花、下に下がっているのはフジの花。

ほらウツギのきれいな花 Img_3916
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山頂近くになると、イヌワシの写真を撮りに来た人たちがたくさん、三脚を立ててチャンスを伺っています。
この日はときどき霧が出たかと思うとさ~っと晴れたりする不安定なお天気でしたが、それでもみなさん辛抱強く待っておられました。
晴れると、立山連峰まではっきりと見えるそうです。

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山頂では・・・
ついに鳥の姿は見えず。

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キバナハタザオ

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ニリンソウ

Img_3908名も知らぬ可憐な花たち

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わたしの山歩きのバイブル『山と溪谷社の日本の野草』風に仕上げてみました。

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少しボケていますが、クリックするとはっきりと見えます。

花の見ごろは夏です。
また見に行きたいけれど、3,000円ほどの通行料はちょっと気軽に行ける値段ではないなぁ・・・。

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2020年5月17日 (日)

GWその後

全然ゴールデンじゃない連休が終わり、滋賀県では緊急事態宣言が段階的に緩和されることになりました。

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しかし、その節目の5月11日になっても、駅のホームや電車内はがら~んとしています。
電車を待つ顔ぶれはいつものとおり、口にこそ出しませんが
「おたくも在宅勤務やおへんの?」
「いつまで続くんでっしゃろねぇ」
というような暗黙の会話と連帯意識が生まれてきて、電車内の座席もだいたい指定席のように決まっていました。

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ところが、その週末には少しだけ状況が変わってきました。
人の数が増えると同時に喧騒と熱気も戻ってきたんですよ。
気温の上昇も相まって、ちょっと暑苦しい。

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暑苦しいといえば、マスク。
今年は夏になってもマスクが必要となるようです。
最近、帰り道は電車ひと駅分を歩いていますが、マスクをしたまま歩いたら暑いのなんのって。

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B男くんが
「ひんやり素材で作ったら?」
と言いますが、どんな素材で作っても暑いもんは暑いと思います。
さらに風通しのいいものは防菌の効果がなさそうです。

職場ではマスク着用が原則、デスク周りはプラスチック素材のプレートで壁が作られていて、雰囲気だけでも暑い。
この上、換気のために窓を開けるとなると、今年は試練の夏になりそうです。

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わたし史上最高のマスク。
表は清潔な白、肌に触れる部分はお化粧が目立ちにくいベージュのガーゼ、、ゴムは100均の白ソックスを耳が痛くないように太目の輪切りにしたもの。
不織布よりは少し涼しいので、娘たちに送ってあげました。

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まだマスク作っているの、とか言わないでください。
だんだん上手になってきて、しかも短時間で作れるようになってきたんですよ。
ネットで買った業務用のミシン糸は、こうしたら問題なく使えることがわかりました。

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2020年5月13日 (水)

思いがけない贈り物

日曜日の昼下がり、ぴんぽ~んとチャイムが鳴りました。

前記事のミシン糸が来たのかと思ったら、大きな箱。
配達の人が
「母の日のプレゼントのようですよ」
と言います。
そうか母の日だったんだ、今年は新型コロナのニュースばっかりで、すっかり忘れていました。
長細い箱は、カーネーションの花束?

いえいえ、それは掃除機でした。
送り主はう~じんでしたが、あねことふたりで選んでくれたようです。

今の掃除機を買ったのは2014年9月のこと、そのときは軽くてスイスイ進み、ゴミをポイっと捨てられることに感動したものですが、最近ヘッドが回らなくなって、ヘッドだけ買おうと思って探したら結構な値段で、新しいのを買ったほうがお得なくらいでした。

そういうことをあねこと話していたのを覚えていてくれました。
最初はルンバにしようかと思ったようですが、うちは各部屋に段差があって、ルンバは不向き。
ふたりはB男くんとも相談して、あれやこれやと検討を重ねてくれたようです。

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コードレスのスタンド式、1.4kgとすごい軽量です。
小さめのヘッドが自走するのでスイスイ前へ行きます。
手元にゴミが溜まっていく部分が見えて、おお、すごいゴミ、いつの間にこんなに・・・。

嬉しいなぁ、最近掃除機をかけるのが憂鬱だったけど、俄然楽しくなってきました。

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2020年5月10日 (日)

関連モノが・・・ない

GW中、郵便があまり来ないのでおかしいと思ってましたら、GW中の普通郵便物は4月27日と5月2日しか配達されない、と日本郵便のHPに載っていました。

ふ~ん・・・

黒い猫のトラックは、1日に何回も回っていましたけどね。

ところで、Amazonプライム会員は、Amazonでお買い物をすると送料無料・翌日配達っていうところが魅力です。
しか~し!
3月末、マスクを申し込んだ知人が1ヶ月たっても配達されない・・・とぼやいていました。
わたしは、先日Amazonのサイトで買おうとした帽子が、申し込みの確定画面で1週間かかると表示され、ま、いいかとポチっとしたら3日後には届きました。

ところで・・・
友人が
「マスクのゴムどころか白い糸が売ってない」
と言います。
そういえばメルカリでゴムと白いミシン糸とがセットで売られているので、なんで糸までつけるの?と不思議に思っていましたら、そういうことなんですね。

先日白糸がなくなったわたし、焦りました。
本当に白糸がないかとミシン周りを整理したら、これだけ糸が出てきたのに白色だけないんです。

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おかげさまで、手芸のホビーコーナーがとっても片付いてすっきりしましたけど。

さて、世の中から白糸がないと教えてもらったその日の夕方、そこそこ大手の手芸店へ行ったら、時短営業ですでに真っ暗。
目を凝らして店内を見るという怪しい行動で糸のコーナーを探したら・・・ない!
白い糸だけないんですよ。
もちろん100均一にもない。

夜にあねこと電話で話したところ、あねこの友人はミシンを買おうとしたら街にもネット上にも売り切れ続出の入荷待ちだそうで、ネットに出たとたんポチッとの動作に負けて買えないとぼやいているそうです。

100円均一のお店からは端ぎれも消えたそうです。
どうなってるねん。
世の中の人、みんなマスクを作っているのか?

そして、わたしはネットで業務用の白いミシン糸、翌日配達というのを確かめて申し込みました。
その到着を待てずにテーブルクロスが半ちゃらけなのが面倒で、白い糸やベージュや緑の糸などが混じったとっても不細工なものに仕上がりました。

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2020年5月 5日 (火)

おうちスイーツ

世の中に元どおりの日常が戻ってきて、晴れて海外旅行に行けるようになったらどこに行きたい?
タイでのんびりマッサージやエステやりたい、スペインでおいしいおつまみを食べながらワインを飲みたい、韓国で焼肉食べたい・・・

娘たちとのグループトークでは、思いつくままお気楽な話題に興じています。
しかし、緊急事態宣言の期間が延長され、海外旅行どころか日本の中での移動もままならない状態がまだ続きます。
そもそも、国内での移動が可能になっても、海外への渡航禁止はいつ解かれるやら、まったく先行き読めません。

このGWはどこへも行かない、誰も訪ねてこないのでお金を使うことがあまりありません。
今日も明日もStay Home、ヒマなのであらゆるものを洗濯して、もう洗えるものがなくなりました。
昨日スーパーマーケットでマスクがたくさん売ってあって、1家族様1個限りでしたがそこそこの値段でテナントや催し物会場にも出ていました。
なのでマスク作りも少しお休みです。

さて、最近のおうちスイーツ。

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和菓子は工程も面倒ですが、なんといってもその仕上がりの見た目がすべてのような気がします。
これでもうまく出来たものを選んだのですが、半分に切るとあんこがはみ出てブサイクに・・・むつかしいです。

白玉粉が残ったので、日を改めて大好きなゆべしを。
おっと、くるみの分量を間違えて、くるみがたっぷりのゆべしとなってしまいました。

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ゆべしとは西日本では柚子を丸々使い、上の方を切り、中身をくりぬいて餅や砂糖を詰め込んだ保存食だそうです。
地方によっては形も様々、餅のかわりに羊羹を詰めたものもあります。

関東以北では、くるみを使うことが多く、味付けも甘いものから醤油を使ったものなど、土地によっていろんな作り方をするようです。

ところで・・・
巷では、家でお菓子作りをする人が増えて小麦粉、特にホットケーキの粉が品薄らしいと聞いて売り場へ行ってみれば、ほんとだ、ない。
先月中旬、いちごてんこ盛りのホットケーキを作ってたころにはたくさんあったのに。
世の中、どこでなにがどうなるか、まったくわかったもんじゃないですね。
こういうピンチをチャンスに変えている人、きっといるんだろうな。
一寸先は闇、しかし、二寸先には光が待っているかもしれない、あと少しがんばろうニッポン。

とまあ、こんな具合に毎日過ごしております。

 

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2020年5月 1日 (金)

車窓雑感

通勤電車の窓から見える風景が好きです。

大きな駅の周辺では、立ち退きから取り残されたようなポツンと一軒家があったり、日当たりの悪いビルの間に猫の額のような畑があったり、駅から離れて行くと田んぼが広がり、季節を感じることができます。

今はまさに田んぼに水が張られて、いよいよ田植えの準備です。

特に好きなのは、瀬田川の鉄橋を通るとき。
琵琶湖には400もの川が流れ込んでいますが、琵琶湖から流れ出る川は唯一瀬田川だけで、京都では宇治川、大阪では淀川となり大阪湾へ流れ出ています。

よく滋賀県民が大阪や京都の人に対し「琵琶湖の水止めたろか」というのは瀬田川の水と琵琶湖疏水の水のことです。
「琵琶湖の水止めたろか」というのはもうネタになっていて、こんなグッズも出ています。

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瀬田川には、JRの在来線、新幹線、国道1号線、名神高速道路が架かっていて「唐橋を制す者は天下を制す」と言われた瀬田の唐橋もそのひとつです。

JRの在来線は瀬田川の一番北、つまり琵琶湖に一番近いところに架かっており、正直どこまでが琵琶湖でどこからが瀬田川なのかわかりませんが、とにかく車窓からは琵琶湖の南部が一望できます。
お天気のいい朝は、琵琶湖の湖面に立つさざ波に太陽の光がきらきらと当たり「さあ出勤ですよ、元気を出して行きなさい」と背中を押されるような気分。
帰りには夕焼けに照らされた湖面と、湖岸のネオンの明かりが相まって、早く家に帰りたいと郷愁を誘われるのです。

我が県では今、新型コロナ感染症防止対策として「滋賀5分の1ルール」というのが提唱されています。
・50分の会議を10分にする
・10人でやっていた仕事は2人でやる(残りは在宅ワーク)
・週5日の出勤を1日にする(残りは在宅ワーク)
・5人で出かけていたお買い物は1人で行く・・・などなど

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青く塗られている部分の一番下が瀬田川です。
急いで作ったであろうに、うまいこと琵琶湖を使ったな、と思いました。

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