雨の日はおうちで映画
ここにきて寒い日が続いています。
今日は冷たい雨が降る真冬のようなお天気、こんな日は家事をサボってこたつの部屋で映画鑑賞ですね。
映画『パラサイト』で姿かたちを変えてもついてまわる“臭い”を表現してくれたソン・ガンホ氏、刑事をやってもスパイをやっても理髪師をやっても、なにかしら臭わせてくれます。
懐かしい『JSA』を観てみました。
南北の共同警備区域(Joint Security Area・JSA)で起こった銃撃事件の裏にある南北兵士の友情と分断の悲劇を描いたもの。
北の兵士ソン・ガンホ氏はこの映画公開時には33歳、撮影時には30歳を少し超えたくらいでしょうか、若い南の兵士を演じるイ・ビョンホン氏より3歳年上なだけなのね。
とにかく北のソン・ガンホ兵士のフェロモンがぷんぷん臭っています。
役に徹するというより、ホンモノにしか見えません。
この映画、何度見ても惹きつけられます。
『パラサイト』で、富豪の苦労知らずの奥様を演じたチョ・ヨジョンさんは『情愛中毒』でも空気の読めないお気楽な奥様を演じています。
ベトナム戦争終盤期、軍の官舎で隣り合う上官と部下の妻が恋に落ちてやがて迎える悲劇的な結末。
夫が隣の奥さんと情事にふけっているのを知らないお気楽なチョ・ヨジョン奥様は、最後かなりかわいそうなことになります。
せっかく待望の赤ちゃんを授かったのに、夫は・・・
そういえば『パラサイト』でも、富豪のIT社長はソン・ガンホ運転手から「旦那様はきれいな奥様と仲がよろしくてお幸せですよね」みたいに言われて「お幸せ・・・か」と自虐的に笑うシーンがありましたが、あれは家事が苦手な嫁に思いが至っているのではなく、ヤツはいますね、オンナ。
さて『情愛中毒』は、ソン・スンホンがめちゃくちゃエロティックな演技をやってるんですよ。
自慢の大胸筋や上腕二頭筋を見せ付けてくれるんですねぇ。
大事なシーンはボカシだらけという残念な映像ですが、充分楽しめます。
不倫つながりでは『男と女』
『コーヒープリンス1号店』から約10年、『トッケビ』でコン・ユ熱再燃のわたしはコン・ユ作品を連続見しています。
その中でも『男と女』はコン・ユくんと大好きな女優のチョン・ドヨンさんがフィンランドで出会って恋に落ちるというすてきな展開です。
出会ったその日に男女の関係になり、その後のコン・ユくんはちょっとストーカー気味で、ドヨンさんを困らせます。
それぞれの家庭の抱える事情が切ない。
しかし、なぜか清潔感のある不倫なんですねぇ。
そしてラストシーンはドヨンさんの独壇場、哀しく美しい結末にほっこりします。
タダで見ている映画ばかりですから少し古いですが、どれも見ごたえのあるもの、おすすめです。
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