癒しのバリ島・・・5
HISのシャトルバスmaimaiは、バリ島内の人気のエリアを周回していて、少し遠いウブドエリア以外は無料で何度でも利用することができます。
コースは5つ、1時間毎に回ってきて乗り降り自由、お水のペットボトルが1本いただけてWi-Fiが使えます。
バリではお水のボトルは1本25円くらいですが、ホテルでもmaimaiでもいただけたので、買うことはありませんでした。
浄水施設が充実していないバリでは、ホテルであっても水道水は飲めません。
ジュースに入っている氷なども要注意です。
シャワーは使いますが、歯磨きの水はペットボトルの水でぐちゅぐちゅぺーします。
3日目、この日は完全にフリーでしたのでmaimaiで雑貨店やブティックやスーパーなどが並ぶクタ・スミニャックエリアへ行きました。
ちなみにバス停を探していたら現地の人が
「タクシーかい?maimaiかい?だったらあそこで待つといいよ」
と教えてくれ、maimaiは現地の言葉として定着していました。
朝早い町の風景、このあと人・車でごった返す。
さて、この日のmaimaiは貸切状態、始点からずっと誰も乗って来ませんでした。
現地で人気のビンタンスーパーでお買い物。
お土産は現地のスーパーマーケットで買うのが、品ぞろえ、コスパの面で一番、何より涼しい店内でいろいろ見て回るのが楽しいですね。
人気のお土産はこの島ならではのコーヒーやチョコ、そして女性陣にはヘアオイル、うちのう~じんのおススメはエリップスのピンクです。
これはかつて100均ショップでも売られていたこともありましたが、人気で売りきれ状態、のち、今ではネットでももう少しお高くなっています。
お買い物しすぎて荷物が重たくなったので、またもやmaimaiで一旦ホテルへ戻り、仕切り直し。
ランチです。
インドネシア料理は一旦お休みして、イタリアン。
ここはクタのビーチエリアでも一等地にあるお店ですが、お料理はおいしくてお値段もそれほど高くはありませんでした。
しかし、アルコールは別、メニューで見たものよりずいぶんお高くびっくりするくらいの税金がかかっていました。
たいがいの観光客は驚くのでしょうね、お会計の前にボーイがテーブルへ来てこそこそっとそれらしいことを耳打ちしました。
しかし、ここはまだ酒類が出るからいいのですが、ホテルの隣のビーチウォーク内のレストランは全く酒類が出ません。
前日のインドネシア料理店でも、この日の夜の和食の店でも酒類が置いてないので聞いてみたら、この施設内では酒類は出せないと言われました。
小売店でも酒類を置いているところは限られているようです。
イスラム教徒が多い国ならではですね。
さて、話はそれましたが、ランチの後は歩いてクタエリアの繁華街へ向かいました。
近道をした路地にも素敵な風景を発見、緑を上手に取り入れて、強い陽射しをやわらげています。
そして大通りに出たらそこは、2002年に起きたテロ事件の現場で、現在は慰霊碑が建っているところでした。
真ん中の黒い石碑の部分に犠牲者の名前が刻まれています。
こんな繁華街のど真ん中で・・・衝撃でした。
この日は暑い中を結構歩き回ったので、この辺でフットマッサージを兼ねた休憩をとることにしました。
賑やかな通りでは10軒に1件くらいの割合でマッサージ店があり、お店の前での呼び込みも盛んです。
比較的口コミのよい、品のよさそうな店を選び、1時間900円という良心的な価格で膝から下をマッサージしてもらいました。
首に当てるといいですよと渡されたおしぼりはキンキンに冷えていて、う~ん、汗が引く。
従業員の態度がまじめで、丁寧で、そこそこ面白い話題を披露してくれて、とっても足が軽くなりました。
さ、また歩くぞ。
銀製品のお店で、商品に値札がついてない。
ピアスを手に取り値段を聞くと、いくらいくらですと言われます。
「ふ~ん、ちょっと高いからやめとくわ」
と言うと電卓を持ってきて
「イクラナラ買ウノカ」
と聞かれます。
「いらない、またね」
とお店を出ても、しつこく電卓をたたきながらなにやら叫んでいます。
ふ~ん、こういう風にして交渉するのね。
次、植木鉢を入れて吊るすマクラメ細工、3,000円。
やはりこの店でも電卓を持ってきて
「希望ノ値段ヲタタイテクレ」
と言われます。
きれいに編んであるものだけど、3,000円はないわ、え~い、ダメ元で500円だ。
電卓の画面を見たおっさん
「オーマイガッ コノ値段ナラ コレシカ買エナイヨ」
と羽の付いたちゃらけた飾りを指さします。
「じゃ、いらない、またね」
と立ち去ろうとすると、奥から店主らしきおっさんが出てきて電卓の画面に一瞬渋い顔をしましたが
「シャアナイ、持ッテイケ、オバチャン」
と言ってくれました。
今、我が家の窓辺で風に揺れています。
その後も南国らしい柄のワイドパンツを3人お揃いで、とってもお得に買えました。
お上品なT子さんとSちゃんは値切るなどという買い方をしないので、それはもっぱらわたしの役目でした。
ああ、おもしろかった。
さて、宵闇が迫りつつあるクタの町は灯ともしごろ、カラフルなネオンがまたたき、昼間とは少し違う様相を呈してきました。
ホテルに帰ると、ラウンジから見る夕焼けの海が、本当にきれいでした。
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