愚痴を聞く会さらにぐちぐち
以前、通勤仲間の男性ふたりのことについて少し紹介しましたが、最近H本さんが職場でなにやら面白くないことがあったらしくて、毎日ぶ~たれていました。
見かねたN村さんが“愚痴を聞いてあげる会”を計画したので、先日その飲み会に行ってきました。
当日はS山さんとO田さんも来ていて・・・どういう人選かよくわからないけど全員還暦過ぎの男性で、モトの職場が一緒・・・わたしも顔見知りの人たちでしたので気を遣わなくて済みました。
H本さんの愚痴を聞くはずが、それは5分くらいで終わって、知り合いの消息、昭和の東京オリンピックの話、炊飯器で黒にんにくを作る方法・・・話題はころころと変わりに変わりまくって爆笑でした。
そんな中、単身赴任生活が長かったO田さんの話にしばししんみりしました。
退職も間近になったある日、O田さんが奥さんに
「家のことや子どものこと、まかせっきりにして申し訳ないと思っていた」
と言うと、奥さんが
「何言うてるの、わたしら夫婦は戦友でしょう」
と言ってくれたんですって。
職場という戦場で身を粉にして働く夫、夫不在の家庭で家計のやりくりや子どもの反抗期などと闘ってきた奥さん、たまに帰省しては戦果の報告と今後の作戦会議で乗り切った夫婦はまさに戦友なんですね。
これを聞いたH本さん、どうやら夫婦仲がしっくりいってないようで渋面・・・。
さらにO田さんは一昨年から独学で始めたサクソフォンが楽しくて、最近親父バンドに加入したとも言ってて、これまたH本さんにとっては面白くない話だったようで渋面・・・。
さらにさらに、この日O田さんの奥さんは
「これからは人のつながりを大事にしなさい」
と言って、お小遣いを渡して送り出してくれたんだそうで、ここまで来るとH本さんの顔面とココロは崩壊状態です。
普段からジムで鍛えて、あちこちのマラソンレースに参加しているN村さん、外でおいしいものを食べたら次は必ず奥さんをその店に連れて行ってあげると言うS山さん、みなさん何かしら楽しみを見つけて暮らしている様子に、わたしは他人ごとながらも楽しい気分になったのですが、H本さんはそうでもなかったようで
「わたしのことは、ネガティブのネガちゃんと呼んでくれ」
と言って拗ねていました。
気の持ちよう、物ごとのとらえようで日々はどんな風にも変わる、そしてそれは人の見た目にも表れるもんだと大いに刺激を受けた夜でした。
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