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2019年3月13日 (水)

伊東から箱根へ

2日目は予報どおり雨で明けました。

この日は、ユネスコの世界遺産『韮山の反射炉』や芦ノ湖を訪ねる予定でしたが、この空模様では富士山は見えないだろうし、遊覧船もロープウェイもつまらないだろうということで、ゆっくり朝湯を楽しんで、ホテルを出ました。

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伊豆の国市にある『韮山の反射炉』は、現存する唯一の反射炉だそうです。
江戸時代後期、ペリーの来航から始まる外国の脅威に対抗するため、日本では大砲や砲弾の製造が急がれました。
反射炉とは、金属を溶かして大砲などを作る溶解炉のことで、天井や壁に熱を反射させてより高温を発生させる仕組みになっています。

耐震のための×印の鉄骨が、構造的にも外観をも締めていて、いいデザインです。

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この日はランチの後、小田原まで戻ってレンタカーを返し、バスと登山電車で箱根に向かいました。

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すごい名前のバス停で降りて泊まったのは、箱根駅伝のコース沿いのシンプルなホテルでした。

翌日も雨、雨でも大涌谷の黒たまごは食べに行きたい・・・。
箱根山は噴火のたびに大涌谷周辺が立ち入り禁止となりロープウェイも運休します。

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午前10時、温泉で茹でられた真っ黒い玉子がお土産物屋さんに到着すると、店員さんが素早い手つきで紙袋に入れていきます、その数5個。
1個でいいんだけど、5個入りしか売ってません。

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ほんま真っ黒です。
皮をむくと白くて特に温泉らしいお味はしませんが、かすかに硫黄の匂いが(するような気が)します。
そうこうするうちにあたりにはガスが充満してきました。

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この日は寒い日だったので早めに箱根湯本まで降りて、足湯をしたりお土産物を買ったりして過ごしました。
観光客の皆さん同じ考えなのか、平日にもかかわらず箱根湯本駅周辺の商店街はごった返していました。

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足湯をしていると、何組かのカップルがそばを通り、カレシの方は
「あ、足湯だ、入っていこうか」
「やだ、わたしタイツだから脱ぐの面倒だし」
「でも暖かそうだよ」
「ひとりで入れば?」
「・・・」
みたいなやりとりがあって、われら母娘の貸切でした。

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ああ、おもしろかった。
う~じんは急な計画の変更にも臨機応変うまく対応して、おいしいものやおもしろいところを見つけてくれて、3日間笑いっぱなしでした。

ところで・・・
空港で『はたらいて、笑おう。』という広告を見かけますけど、このコピーとっても好きです。

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この企業がアピールする意味はいろいろあるようですが、わたしは素直に、一生懸命働いて稼いで、そのお金で思い切り遊ぶ、遊んだあとはまた次の楽しみのために働く、と解釈しています。
願わくば85歳現役モデルのカメルン・デロリフィチェさんのように、歳をとっても元気に働いて笑いたいものです。

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