台風一過
『今季最大級の』とか『25年ぶりの』などと気象庁が警告していた台風21号でしたが、こう次々と台風が襲来しては、感覚が緩んでいたというか、「最近は大げさに言うからなぁ」などとタカをくくっていたところがありました。
自宅待機のわたしは、テレビで刻々と迫ってくる台風関連のニュースを見ていました。
市内で川が氾濫しそうな地区に避難準備情報が出て、スマホがぴろんぴろんと鳴ったあたりではまだまだ平気でした。
『神戸に上陸した』という速報が流れたころ、暴風雨は最大級に達し、ゴーゴーバリバリビュンビュン・・・ときおりボンと叩きつけるような風が吹き、ミシッと揺れました。台風の予想進路の東側にあたる我が家のあたりは雨より風がひどかったです。
途中、ばり~んとトタン板が裂けるような音がして、表に出た隣のおばさんが暴風雨の中で何か叫んでいたので、玄関を細めに開けて
「中に入った方がいいですよ」
と言いましたが、聞こえていたのかどうなのかわかりません。
こういう年よりが被害にあうんだなぁ、きっと。
さて、午後4時ころには暴風雨圏が過ぎ去ったので、外へ出てみると・・・
わが家では、10日ほど前の台風20号で半分倒れた庭の竹垣が、支柱ごとほとんど倒れて少し触るとばらばらと解体されました。
これは想定内だったので良しとしましょう。
隣のおばさん方では、2階のベランダの屋根のアクリル板が1枚はがれて道路に落ちていました。おばさんはそれ以上飛ばないようにブロックを置こうとして叫んでいたのです。
このお宅では25年前の台風で、イナバの物置が道路に落ち、電柱に引っかかって止まったということがあったので、以来おばさんは台風をとても怖がります。
関西空港や大阪港など、大きな被害が出たことを思うと、我が家ではこれくらいで済んでありがたいことでした。
ちなみに神戸のあねこのところでは、昨日の午後、どっか~んと爆発音が聞こえて停電、復旧の見通しが立ってないとかで、車でスマホを充電して、水で髪を洗って、真っ暗な中で寝たそうです。
長いこと続くわけではありません、そちらもそれくらいで済んでよかったと思いましょうね。
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