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2018年3月27日 (火)

いよいよ・・・

退職に際し、いくつか送別会をしていただき、最後に一番大きな送別会をもってすべての送別会が終わりました。
ただ今我が家には、いただいた花束を入れた花瓶があちこちにあり、どの部屋もとてもいい香りがしています。

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色紙も何枚かいただきました。
そんな中で、とある上司が、
『緻密な作業を黙々とやる姿が印象的、 いろんな無理を聞いてくれて随分助けられました』
と書いてくれていました。

かなりの幹部なのですが、この謙虚な言葉はどうでしょう。

確かに細かい数字と格闘した数年間でした。
数字がおもてに出る寸前、間違いに気づいたときの血の気が引くような思いは、今でもよく夢に出てきます。
上司の命令や要求に応えるのは当たり前のことですし、求められるものの1つ上の成果を示せるように心がけては来ましたが、こんな風に評価してくれている人がいるとは思ってなくて、過分なはなむけの言葉として素直に嬉しく思いました。

あと数日で退職、慣れ親しんだデスクやパソコンともお別れです。
ちょっと肌寒い風が吹くこの頃、あちこちで別れと出会いがあり、いろんな感情が入り混じるこの季節は嫌いではありません。

しかし、まだ次の職場に出勤もしないうちからさっそく歓迎会のお知らせをいただき、ぼんやり感傷に浸っている間はないんですよ、奥さん。

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2018年3月24日 (土)

桜田門から迎賓館まで

東京では井伊直弼関連の場所と、今さら人に聞けない有名な場所を中心に回ることにしていました。

滋賀県出身の幕末の大老、井伊直弼は、日米修好通商条約の調印を、また安政の大獄を断行したとして、悪政家の象徴みたいに取り上げられていますが、当時、国元ではおらが村の殿様として絶大な人気を誇っていたに違いありません。

なんせ滋賀のような弱小県から総理大臣クラスの閣僚を輩出したとあって、今も彦根では『井伊の殿様』として慕われています。

その井伊の殿様の江戸藩邸は、上屋敷が現在の憲政記念館あたり一帯、中屋敷はホテルニューオータニがあるあたり、下屋敷は明治神宮のあたりだったそうです。
すごい広範囲に、しかも一等地を占めていたんですね。

前日、あねことふたりで泊まっていたホテルニューオータニの日本庭園は無料で拝観するるのが申し訳ないくらい広くてきれいにお手入れされていました。
これは井伊直弼の屋敷内の庭だったところ、ここからう~じんも合流です。

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さぁ、桜田門からスタート

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桜田門外の変では、今の警視庁の前の交差点で井伊大老は暗殺されました。

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最高裁判所、国立劇場の前を通って・・・憲政記念館です。

これは『櫻の井』という井戸、井伊家の前の持ち主加藤家の加藤清正の代に掘ったと言われる名水で、江戸時代には通行人が自由にこの水を使えたそうです。

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「あっ、桜だ」
と喜ぶう~じんですが、これはカンザクラ、2月頃から咲きます。桜の開花宣言には関係ない桜です。
憲政記念館の庭はいろんな種類の桜の木が植えられていて、満開のころにはきれいなことでしょう。

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わたしとう~じんは修学旅行で国会議事堂を見学していますが、あねこは初めて。
休日なので見学はできないし売店は閉まっていますが、誰もいないのできれいな写真が取れました。

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折りしも国会では、森友学園問題で審議が紛糾しているせいなのか、霞が関一帯はおまわりさんだらけ、総理大臣官邸前の警備の厳重さと言ったら・・・
止まらないで早く行ってくださいと言われました、もちろん建物の写真はNG、この案内板だけは撮ってもいいとお許しが出ました。

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このあとは港区に入り、我が家の者にしかウケない名所を数か所回って、青山霊園から赤坂御用地をぐるりと回り、学習院初等科と迎賓館へ向かいまいた。

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わたしは何度かこの門を車窓から見たことがありますが、じっくり見れば見るほどきれいな門です。
門から見える奥の建物も瀟洒です。

たまたまこの日は内部の一般公開の日で、う~じんがぜひ見てみたいと言いますので、急きょ見学の列に並びました。

内部は撮影禁止でしたが、外側は撮ってもいいとのこと。

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白と金の配色で作られた壁や天井、シャンデリアと調度品など、金ピカでした。
そして、贅沢な作りのわりには、調印式や晩餐会の部屋が案外狭いことなど、なかなか興味深い発見がありました。
今度から、迎賓館のニュースを見たら、どの部屋かわかると思います。

ああ、おもしろかった。
3時間余りたっぷり自転車をこいだあとは、雑貨屋さん巡りのために電車で恵比寿・代官山方面へ向かい、一日こってりと遊びました。

四谷で返却、駐輪場から少しはずれると鍵がかからないから注意です。

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当日はお尻が痛くて、翌日は膝にきました、とほほ。

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2018年3月21日 (水)

東京サイクリング女子会

桜の開花宣言は今日か明日か・・・-、ニュースで取り上げられていた先週末、娘たちとレンタサイクルで東京を回ってきました。

『東京自転車シェアリング広域実験』とは、千代田区や中央区など7つの区のポートで、自転車を借りたり返したリが自由にできるシステムです。
会員登録をして、自転車を借りたい地区で空き状況を確認して、スマホでシステムにログイン、送られてきた番号を自転車の案内板に入力すると鍵が開きます。
おサイフケータイを登録していると、スマホをかざすだけで鍵が開きます。
途中で施錠するときもこの番号を入れてOK、返すときもこの番号を入れて施錠して情報を送信するとOK、7つの区内ならどこで返してもいいんです。
その都度、メールで
「貸出しました」
とか
「返却が完了しました、ご無事で何よりです」
みたいなメッセージが送られてきて、ちょっとなごみます。
気になる料金は最初の30分は150円、以降30分ごとに100円です。

この日は千代田区を中心に回ることにしていたので、東京駅の近くで借りました。
千代田区のレンタサイクルは『ちよくる』と言います。
Vサインがわたし、まるでわたしはさっさと手続きを終えて、う~じんがもたついているように見えますが、実際は反対、こういうことは若い人にやってもらうのが一番!

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あれま、赤い可愛らしい電動自転車です。
坂道の多い都区内、嬉しいじゃないですか。

電動自転車は初めて乗りましたが、こぎ始めとか坂道とか少し力を入れてこぐと、ぐいっと進むんですね、楽ちんです。

地図や細かい情報を書いた紙はこうして洗濯ピンで留めて・・・娘たちが「実家のおばあちゃんみたい」と大笑いしましたが、これがなかなか便利でした。

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さて、出発進行です。

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2018年3月19日 (月)

山手のドルフィンに行ってみた

娘たちとの女子会の前の日、少しひとりの時間があったので、行ってみたかったところに行ってみました。

『山手のドルフィン』 は、ユーミンの曲『海を見ていた午後』で有名になった横浜にあるレストランです。

最寄りの駅はJR根岸線の根岸ですって、ひとつ隣に山手という駅があるのですが、お店のHPには根岸から徒歩7分とあったのでそのとおりに行ってみます。

スマホのマップに情報を入れて根岸駅からスタート。
少し雨が降っていたけど、歩いて7分ならランチタイムが終わる時刻に間に合うだろうと・・・

あれ?
なんだこの坂は?
地元の人も休み休み上がっていきます。

♪坂を上って今日も  ひとり来てしまった

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つづら折り的に石段が続き、ちょっと、いや、かなりしんどい思いをしたころ、やっと看板が見えてきました。

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1階はカフェのようです、誰もいません。
隅のらせん階段からお店の人が下りてきて2階へ案内されました。

♪晴れた午後には遠く 三浦岬も見える

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窓いっぱいの海を期待していたのですが、あいにくのお天気で景色はかすんでいて、かろうじてビルの間に海が見え、ちょうど貨物船がゆっくりと視界を横切るところでした。
注文した『ドルフィンソーダ』が早く来ないかなぁと待っていると、来たっ!

♪ソーダ水の中を 貨物船が通る

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色つきのソーダ水を通して向こう側の景色が見えるはずはないですね。
このオレンジがドルフィンの形をしているんです。

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いつの間にかほかのお客さんは帰り、店内にわたしひとりとなったころ、BGMが軽快なジャズから♪海を見ていた午後に変わりました。

恋人と別れて、ひとりで来ていたら泣くだろうなぁ、きっと。
別に失恋したわけでもなく、恋人さえいないのに、音楽を聴いて泣いていた若かったころが思い出されて、しみじみしてしまいました。

♪山手のドルフィンは静かなレストラン

お料理が終わったあと、テラスに出てみました。
雨はやんだけど、海はぼんやりとしか見えず、少し残念でした。
でも、ユーミンの音楽観は充分感じることができて満足でした。

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2018年3月 7日 (水)

お礼参り

同い年の人たちと、還暦のお詣りに行ってきました。

昨年は伊勢神宮へ、そしてお礼詣りとなる今年は県内の多賀大社という彦根の近くの神社へ、バスを仕立ててのお詣り旅行です。

我が地方では、
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」
という俗謡がありまして、これは多賀大社の「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」が夫婦となって生まれたのが伊勢神宮の「天照大御神」だと言われており、地元では「お伊勢さんもいいけどお多賀さんもありがたい神社だよ」と誇りに思っているからです。

神社へ着いてお祓いを受けるころにはまだ神妙な面持ちの面々でしたが、その後ホテルで懇親会が始まると、あちこちで思い出話に花が咲き、男女入り乱れての大宴会となり果てました。

ともあれ、昨年からふたり病気で亡くなっている人がいてしんみりしたり
「あの人だれ?」
「〇〇くんよ」
「え~?」
実行委員さんが製作してくれた懐かしのアルバムの中で、成人式には西城秀樹風だった人が、すっかり高橋克実になっているのにおったまげ~・・・たり、昔は目立たない地味な女の子がとてもきれいになっていてモテモテだったり、とても楽しい一日でした。
相対的に女子の方が明るく若く元気でしたねぇ。

この先しばらく大がかりな集まりはないそうですが、毎年集まる場を設けようと意見が一致、昨年急な病で友人を亡くしたわたしは、今後はこういう集まりにも積極的に参加しようと心に誓いました。

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2018年3月 3日 (土)

ひなまつり

穏やかな気候に恵まれた今年の桃の節句、雛人形を出してみました。

娘たちがなかなかお嫁に行かないのは、幼いころお雛さんを飾ったときに、節句を過ぎても片づけなかったからかもしれないと思って、今年はそうした過去を払拭する意味も込めて、3日には必ず片づけようと決めて飾りました。

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テレビボードの上に、お内裏様とお雛様だけのおでましです。
金屏風のおかげで部屋の中がぱっと明るくなりました。

夕食はお雛様献立で・・・

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娘たちが小さいころは喜んだものでした・・・と言いたいところですが、う~じんはちらし寿司も菜の花の辛し和えもはまぐりのすまし汁も、全部嫌いでした。
あねこは、今も昔も大好き。
この日も家族のLINEに写真を載せたら「いいないいなぁ」と言っていました。
だったら食べに帰っておいでよ。

暖かさに誘われて、B男くんとふきのとうを探しに出かけました。
あるじゃな~い!?

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ちょっと開き気味、遅かったか・・・
タンポポ、イヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、いろいろと咲いています。
こういう野の花は近くで見るととてもかわいい。

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ふきのとうは、さっそく天ぷらにしていただきました。
香りがよくて、ちょっとほろ苦い、春が来たなぁって感じのお味でした。

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2018年3月 2日 (金)

いちご狩り

今年もいちごの季節がやってきて、実家の甥が
「おばあちゃんが楽しみにしている、今年こそ最後やて、あっはっは」
と誘ってくれました。

そんなこと言われた日にゃ参加しないわけにいかない、来年の春までに母がぽっくり逝ってしまったら寝覚めが悪いからねぇ。

わたしたちが毎年行くのはお隣の三重県のいちご農園です。
今の季節だと40分間で大人ひとり1,500円、もう少し季節が進むと値下がりするようですが、今の季節が一番おいしい。
しかも今年は花の付きも実のなり方もいい状態だそうです。

さぁ、おとなこども取り混ぜて総勢17人が一斉にいちごハウスに解き放たれました~!

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今年は紅ほっぺ、あき姫、かおり野という3種類のいちごが食べごろだそうで、それぞれ食べ比べてみましたら・・・

あき姫は、甘さも酸味もほどよい感じ。
紅ほっぺはやや酸味がきつくて、いちごらしいお味。
そして、かおり野という新種は、甘くていちごの香りが強くてとってもおいしい。

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小さな子たちには
「金メダル目指して食べまくるぞ~!」
とはっぱをかけておいたけど、どの子も少し食べただけ。
しかも、もったいない食べ方をしてはいけないという親のしつけが浸透していて、ヘタのぎりぎりまできれいに食べていました。

全体的に男性陣はダメだなあ。
早々にリタイヤして手遊びに興じる親子。

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こどもたちのひいじいちゃん(わたしの父)は、その子たちに
「さあ、大じいちゃんがおいしそうなところを取っておいてやったぞ」
などと言って食べさせようとする。
自分で取って食べるのが楽しいのに、いちご狩りの趣旨を理解していない老人。

その老人たちも以前のようには食べられず、しかも、取って回らずに取り溜めしてベンチに腰かけて食べていました。
この分だと、本当に来年は無理かもしれないなぁ・・・。

今年も金メダルは・・・わたしでした。

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