東京では井伊直弼関連の場所と、今さら人に聞けない有名な場所を中心に回ることにしていました。
滋賀県出身の幕末の大老、井伊直弼は、日米修好通商条約の調印を、また安政の大獄を断行したとして、悪政家の象徴みたいに取り上げられていますが、当時、国元ではおらが村の殿様として絶大な人気を誇っていたに違いありません。
なんせ滋賀のような弱小県から総理大臣クラスの閣僚を輩出したとあって、今も彦根では『井伊の殿様』として慕われています。
その井伊の殿様の江戸藩邸は、上屋敷が現在の憲政記念館あたり一帯、中屋敷はホテルニューオータニがあるあたり、下屋敷は明治神宮のあたりだったそうです。
すごい広範囲に、しかも一等地を占めていたんですね。
前日、あねことふたりで泊まっていたホテルニューオータニの日本庭園は無料で拝観するるのが申し訳ないくらい広くてきれいにお手入れされていました。
これは井伊直弼の屋敷内の庭だったところ、ここからう~じんも合流です。
さぁ、桜田門からスタート
桜田門外の変では、今の警視庁の前の交差点で井伊大老は暗殺されました。
最高裁判所、国立劇場の前を通って・・・憲政記念館です。
これは『櫻の井』という井戸、井伊家の前の持ち主加藤家の加藤清正の代に掘ったと言われる名水で、江戸時代には通行人が自由にこの水を使えたそうです。
「あっ、桜だ」
と喜ぶう~じんですが、これはカンザクラ、2月頃から咲きます。桜の開花宣言には関係ない桜です。
憲政記念館の庭はいろんな種類の桜の木が植えられていて、満開のころにはきれいなことでしょう。
わたしとう~じんは修学旅行で国会議事堂を見学していますが、あねこは初めて。
休日なので見学はできないし売店は閉まっていますが、誰もいないのできれいな写真が取れました。
折りしも国会では、森友学園問題で審議が紛糾しているせいなのか、霞が関一帯はおまわりさんだらけ、総理大臣官邸前の警備の厳重さと言ったら・・・
止まらないで早く行ってくださいと言われました、もちろん建物の写真はNG、この案内板だけは撮ってもいいとお許しが出ました。
このあとは港区に入り、我が家の者にしかウケない名所を数か所回って、青山霊園から赤坂御用地をぐるりと回り、学習院初等科と迎賓館へ向かいまいた。
わたしは何度かこの門を車窓から見たことがありますが、じっくり見れば見るほどきれいな門です。
門から見える奥の建物も瀟洒です。
たまたまこの日は内部の一般公開の日で、う~じんがぜひ見てみたいと言いますので、急きょ見学の列に並びました。
内部は撮影禁止でしたが、外側は撮ってもいいとのこと。
白と金の配色で作られた壁や天井、シャンデリアと調度品など、金ピカでした。
そして、贅沢な作りのわりには、調印式や晩餐会の部屋が案外狭いことなど、なかなか興味深い発見がありました。
今度から、迎賓館のニュースを見たら、どの部屋かわかると思います。
ああ、おもしろかった。
3時間余りたっぷり自転車をこいだあとは、雑貨屋さん巡りのために電車で恵比寿・代官山方面へ向かい、一日こってりと遊びました。
四谷で返却、駐輪場から少しはずれると鍵がかからないから注意です。
当日はお尻が痛くて、翌日は膝にきました、とほほ。
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