二者択一
この年末年始は、家族全員がそこそこまとまった休暇になることが決定しました。
毎年仕事でぎりぎりの帰省しかできなかったう~じんが、14日間と一番長い休み。
休みの後半は海外に住む友だちのところへ行くらしいけど、それでも自宅で過ごす日はたっぷりとあります。
続いてあねこの7連休、わたしは公務員カレンダーどおりで6日間、当番で出勤する日のクジもはずれました。
B男くんは「テキトーに休む」とのこと。
そこで、『温泉旅館で紅白歌合戦を見よう』という案が出て・・・
「露天風呂がいい」
「おいしいカニが食べたい」
「部屋食がいい」
「近場でいい」
「電車で行きたい」
「怖い仲居さんはいらない」
みんなが好き好きなことを言い出しました。
「怖い仲居さん」というのは・・・
もう20数年前になりますが、その年も年末年始を温泉で、と家族で北陸のとある温泉旅館へ出かけました。
夕食のとき、テーブルに次々とお料理が並べられ、仲居さんが陶板焼きの乗ったコンロに火をつけると、すぐに興味津々のう~じんが陶板焼きの蓋をとったのです。
そしたらすかさず仲居さんが
「まだ!」
とぴしゃり、結構きつい口調で。
続けて
「蓋の穴から湯気が出たら蓋をハグってね」
と言いました。
う~じんはショックだったのか、部屋の隅っこへ行ってしょんぼりしていましたっけ。
『ハグる』って言葉は初めて聞いたので、以来ずっと、
『ハグってねの仲居さんに怒られたう~じん』
というレッテルを貼られ、家でもお鍋のときには
「まだハグったらだめ!」
などとギャグになっていたものです。
とにもかくにも、こういうことを計画するのが得意なあねこが予約を済ませてくれて、あとは大雪で電車が止まるってことがないように祈るだけです。
ところが・・・
今年も申し込んでいるんです、紅白歌合戦の観覧。
ここ最近の当選倍率は約800倍、出したはがきは100枚、おそらくダメでしょうけど、万が一当たったら・・・
さて、そろそろ当落のはがきが返信されてくるころです。
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