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2017年8月30日 (水)

NY・・・3

3日目の朝、わたしはそろそろ白いご飯やお醤油味が恋しくなるころ、ホテルのレストランで朝食バイキングにしました。
味噌汁、鮭、海苔、納豆、梅干し・・・選ばれた食材って感じがする本物のお味です。
手前、あねこは洋食ですが、ウェイターに
「シャケ イカガ デスカ?」
と日本語で聞かれて、一瞬シャケが何のことかわからずにうなずいてしまい、へんてこなことになりました。

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ん?
斜め後ろで、某アスリート選手が納豆ご飯を食べています。
実は、このホテルは野球の松井選手やテニスの錦織選手が定宿にしていて、ロビーのまねきわんこを撫でるといい結果が出ると言うジンクスがあるそうです。
わたしたちがノーミスで楽しい旅ができたのも、このわんこを触ったおかげかもしれない・・・。

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さて、この日のお楽しみはバスで市内を巡る『ザ・ライド』
バスの乗り場に行くと、普通の観光バスや2階建てバス、そしてザ・ライドのバスが並んでいます。
向かいの地下鉄の入り口付近にパトカーが数台とまり、自動小銃を持った警察官が数人。
今回の旅ではあちこちで警察車両と警察官をとても多く見かけました、何かあったのかなぁ!?
この日の午後の記事でも登場します。

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バスの車内では、乗客はみんな大きな窓の方を向いて階段状のシートに座ります。

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両サイドに男女ふたりのガイドが立ち、
「さあ、出発するわよ、シートベルトはOKね?」
シートベルトを探すわたしたち
「残念、このバスにはシートベルトはありませ~ん」
爆笑、こうしてツアーはスタートしました。
ガイドの英語は、あまりよくわからなかったけど、そこは気持ちで聞いて雰囲気で理解するわたし。

間もなく、街角に怪しい男性が・・・
「え?ぼく?違う違う、僕は何もできないよ」
と言うように手を振る、しかし、乗客の拍手でいきなり踊り出したじゃないですか。
ミュージカルのダンサーなんでしょうか、歩道で飛んだり回ったり、歩行者をうまく避けて踊ります。
街の人たちもいきなり始まったダンスに驚くやら拍手喝采やら・・・

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その後、観光スポットを巡りながら、バスが速度を落としたころ・・・

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ごみを集めている人がゴミ袋を放り出していきなりのラップ、またしばらく走るとブレイクダンス、トランペット奏者が演奏していたら急に近くの人が歌いだしたり・・・これらの音声はバスのスピーカーからも聞こえます。
五番街を警備するおまわりさんも、ノリノリで手を振ってくれました、これは本物の警察官。

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ときどき、街角でチケットを売っているお兄さんなどが、歌ったり踊ったりしましたが、それはワルノリのニセモノ、でも結構クオリティ高かったりしておもしろい。

ガイドは、これは高さが〇mのリンカーンセンターだとか、これはNYでも有名な古い駅だとか普通に観光案内もします、また観光スポットでないところを走る時は乗客と
「どこから来たの?」
みたいなやり取りをしますが、もう乗客たちは
「次はどんな仕掛けが待っているんだろう」
と窓の外に釘付けです。
圧巻は公園でバレリーナが踊り出したら、どこからか男性が表れてのペアダンス、バスが公園の周りを一周するのに合わせてずっと移動しながら踊り、ラストはプロポーズとキスで終わる・・・

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バスの乗客はもちろん、公園でくつろいでいた人たちも驚くやら喜ぶやら、みんなが一体となって楽しめるパフォーマンスでした。
ああ、おもしろかった。サイコーでした。

さあ、大笑いした後は、ランチです。

途中、この旅では珍しくタイムズスクエアを通りました。
おパンツ1丁でギターを抱えるネイキッド・カウボーイがいる。
彼は一緒に写真を撮ってチップをもらうことで年収1,000万以上稼ぐと言われてる人です。
今回は、こんな人と写真を撮りました。
「一緒に写真撮ってもいいですか?」
と聞くと
「報酬もらいますけどいいですか」
事前に申告することになっているんでしょうか、小さな声で言います。
自由の女神がおっさんだってバレたらだめなんでしょうかね、明らかおっさんやのに。

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さて、数々の映画やドラマに出てくるプラザホテル、『ホーム・アローンⅡ』では、当時のオーナーのドナルド・トランプが登場することでもおなじみになりました。

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ここのフードコートでランチを買って、近くのセントラル・パークで食べるという予定を立てていましたが・・・暑い。
あまりの暑さに、涼しいフードコートで食べてからお散歩に行くことに変更しました。

プラザホテルはほとんどの部屋、特にセントラル・パークを望む部屋はコンドミニアムとして分譲されていて、ホテル部分は少しだけですが、高級なことには変わりなく、ですからフードコートも高級で安心できるものが多い。
お寿司やロブスターのスープ、そしてスイーツなど食べました。

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NYのおいしいロブスターのスープは、前回チェルシーマーケットで食べたロブスタービスクです。
ロブスターのお味が濃厚でミルキーでとってもおいしかった。
あのお味には及ばないけれど、このロブスターコーンチャウダーもおいしかったです。

ザ・ライドの記事が長くなったのでこの辺でいったん終わります。

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2017年8月26日 (土)

NY・・・2

日本での事前の調べでは、わたしたちの旅行中、NYのお天気はあまりよくないとの予報でしたが、そこはわたしの日ごろの行いの良さが雨雲を吹っ飛ばしたのか、予報は外れ、いいお天気が続きました。
気温は27〜29℃くらい、適度に湿度もありましたが、風が吹くと気持ちのいい気候でした。
旅行はお天気が良いと悪いでは、楽しさに雲泥の差がありますね。

2日目のスタートは街に出ての朝ごはんからです。
パン好きのあねこのリクエストで、オーガニックカフェのル・パン・コティディアンへ行きました。
このお店は最近日本でも店舗を展開していて、朝から行列だそうです。

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ル・パン・コティディアンは街でよく見かけますが、この後行くグリーンマーケットの近く、ユニオンスクエア店に行ってみました。

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土曜日のせいか、店はがらーんとしていて、ゆっくりメニューが選べて、ポットで出されたコーヒーをたっぷり楽しめました。

こういうことができるのが、個人旅行のいいところですね。

食後は街歩きです。
おっ、フラットアイアンビルです、横を歩いていたら気が付きませんが、角まで来るとこの鋭角なデザインに驚きます。
古い建物で、柱や窓枠が凝ったデザイン、美しい。

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ユニオンスクエアの近く、グリーンマーケットのテントが見えてきました。

地元の農家がとれとれのものを並べているとあって、カートを押したご夫婦を多く見かけます。 また、ここは有名レストランのシェフも食材探しに来ることがあり、彼らに会いたい人たちも来るそうです。

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フルーツや野菜、花、ハチミツなどがお手軽な値段で出ています、と言っても日本の食品より少し高め、だいたいNYでは食べるものが高いですねぇ。
魚、野菜、果物など、きれいに並べられています。 トマトやきゅうりの形が日本のものと全然違うのを見るのもおもしろく、また試食をさせてくれるお店もありました。

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『マンハッタンで蜂蜜を作る男』アンドリューさんの蜂蜜。

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さぁ、この日の計画は少しハードなもの、次行くでぇと、近くの公園を横切るつもりで足を踏み入れたところで…
なんと、あねこの会社の先輩に遭遇。
「あねこの母でございます、いつもお世話になっていることと思います」
とご挨拶、記念撮影。
世間は広いようで狭いのねえ、とは世界でも通用するものなのね、びっくり。

町歩きの途中で、ストランドという本屋さんや大好きな雑貨店アンソロポロジーやフィッシュズエディなとでキッチン雑貨のお買いものをしました。
わたしら母娘はこう言うお店を見るのが好きです。
その食器を使うたびに、旅の場面を思い出せるから、重たいのについつい普段使いのカップやお皿を買ってしまいます。

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この日のランチは、スモーガスバーグという週末だけ開催されるフードマーケットへ行きました。
場所は、ブルックリンのイーストリバー沿い、川向こうにマンハッタンのビル群が臨めるエリアです。

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テントがたくさん並ぶ、日本流にいうところの屋台村みたいなもので、世界のB級グルメが味わえます。

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醤油の香ばしいにおいに誘われてこんなものを買いました。
ただし、ビールは決められたエリアでしか売ってなくて、そこでしか飲めません。

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みんな思い思いのスタイルで食べ歩きを楽しんでいました。
ここには南米系、スパニッシュ系の人が多いように見えました、たぶん観光客だらけ。

突然ですが、『世界の果てまでイッテQ』というTV番組で.出川さんのはじめてのおつかいシリーズをご存知でしょうか。
外国の初めての街で、カタコトの、いいや、カタコト以下の英語力で与えられたミッションをクリアしていくものです。
そのひとつに、NYで航空母艦を探すというものがありました。

出川さんは街でいろんな人に空母のことを訪ねて回り、
「Do you know sky mama?」
と聞いてました。
空母のことは『Aircraft Carrier』というらしいのですが、漢字の空と母をそのまま『sky mama』と訳すあたり、笑えるやら見ているこちらが恥ずかしいやら、そしてこの英語力で見事空母にたどり着く彼のど根性にいつも勇気をもらいます。
その『sky mama』を見に行きました。
イントレピッドという名前です。 わぁ、大きい。
大東亜戦争にも出撃した空母は、現在宇宙開発の博物館になっています。

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なんだかわたしたちの旅行は食べたり飲んだりばっかりという印象ですが、飲食も観光のひとつととらえて吟味したところへ行ってますので、それだけでもわたしたちはとっても充実した気分になっています。
ということで、飲み食いのためなら電車を乗り継いで向かいますねぇ。
ファーマシー&ソーダファウンテンという、レトロなカフェは地元でも人気店で、少しの行列ができていました。
昔、アメリカでは炭酸水は薬のひとつだったそうで、その名残りか店名にファーマシーとつき、ソーダを中心としたオーガニックなドリンクがいただけます。
お昼に食べたイカ焼きが辛かったのと、あまりのお天気の良さでのどかからから、大きめのグラスに入ったソーダをぐびぐび飲んでしまいました。
ライムとグレープです。

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奥の席では、お子様のお誕生会をやっているらしく、ハッピバースデーの歌とともに大きくて派手なパフェが運ばれ、ひときわ大きな歓声。
お店の外も中もレトロなディスプレイで、禁酒法時代ってこんな感じだったのかなぁと思いました、 あぁおいしかった。

ブルックリン大橋に夕日がかかるころ、すみません、ウソです、NYはサマータイムで夜の8時頃まで明るいのですが、一日中遊び回ったわたしたちにとっては、夜のとばりが降りている心地です。
一旦ホテルに帰ってシャワーで汗を流し、ブロードウェイにお出かけ。
今回は『王様と私』を見たかったのですが、上演してなくて、他にはあまり見たいミュージカルがなく、わかりやすそうな『アラジン』にしました。

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事前にディズニーのアニメを見ておいたので、セリフがわからなくても楽しめるかなぁとの思いは杞憂、歌もダンスもとってもスケールが大きくて、見応えがありました。
お猿は出てきませんでしたが、絨毯は空を飛びました。
ピアノ線で吊ってあるにしてもくるりくるりと、回転するのはいかがしたものでしょう。
主役はアラジンではなくてランプから出てくるジニーです。
ジニー役の俳優さん、ひょうきんで表情豊かでとっても存在感ありました。

あぁ、この日もこってり遊びました。
ホテルに戻ったらバタンキューでした。

 

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2017年8月20日 (日)

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前回のNY旅行では、行きは日本の航空会社、帰りの便を海外の航空会社にしたら、まぁびっくり連続の雑なサービスだったので、今回は往復日本の航空会社にしました。
少し高くつきましたが気持ちよく旅をするため、惜しみませんでした。
機内食はおいしい、夜中のパンもスナックもおいしい。
ただ、帰りの便ではNYから食事を積み込むので、あまりおいしくなかったのは残念でした。

さて、羽田から朝の便に乗り、JFK空港に着いたときも朝、長い1日の始まりです。

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空港を出たら目の前にモノレールがあり、便利そうに見えますが、ミッドタウンへ行くには途中で地下鉄に乗り換えなくてはならず、大きな荷物を持って、エレベーターやエスカレーターのないNYでの地下鉄の利用は大変です。
ということで、高速バスにしました。

グランドセントラル駅。
今回はこの駅を毎日利用することになります。

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駅の裏のビルは、その昔はパンアメリカン航空のものでしたが、今ではメットライフです。
路上の銅板にその跡を見ることができます。

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ホテルはグランドセントラル駅から歩いて数分、NYで唯一の日系、キタノホテルにしました。
神戸のキタノホテルとは違うようですが、日本人のスタッフがいて、日本風のきめ細かいサービスが受けられるとのこと。
また、口コミでは和風の朝食の評判が良くて、わたしたちも途中に一度利用することにしていました。

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さぁ、荷物を置いてHere we go!

まず、何を置いても腹ごしらえですね。
グランドセントラル駅は日本の東京駅のようなもので、ここを中心に長距離電車から地下鉄まで、いろんな電車が発着し、乗り場もあちこちにあります。
そして、デパートこそありませんが、有名どころのマーケットがあったり、レストランなどが入っています。

アーバンスペース ヴァンダービルトというフードホール。

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ロベルタスのピザとレッドフックのロブスターサンド、ビールで乾杯です。
日本でもこう言う場所では先に席を確保しないと、冷えたビールを持ったまま立ちんぼになりますが、ここでも同じです。

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わたしはこういうところで席を取るのがうまい。
後ろに見える黒帯というのはラーメン店の一風堂です。
他にもチキン専門店やベーカリーなど、どこも行列でした。

平日の昼間だったけど、明らか勤め人とわかる人がビールを飲んでいる、スーツの女性が立って資料を読みながらサンドイッチを食べている、かと思えば観光客が乾杯している、わたしたちもそのうちの1組なのでした。

午後イチは、国連本部。

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ビルの前にズラーッと並ぶ各国の国旗が、イーストリバーからの風にはためいています。
しかし、常任理事国でない日本の国旗はビルの前ではなく、駐車場の入り口あたりにパタパタと、なんか寂しい。

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ここでは、建物を見てグッズを買いたかっただけなのだけれど、、パスパートを見せて、顔写真付きのシールを貼って入場しなくてはなりません。
家族のうち1人が手続きすればいいのですが、手続きの建物の前であねこを待っていると、係の人が
「ここには1人だけ入って、あなたはあちらで待て」
とやけに憎々しげに言う。
あちらとは、信号を渡ったところの団体さんがたくさんたむろするあたりで、
「ここで娘を待ちたい」
と言っても、オーバーアクションであっちだと指をさす。
イヤな感じ。
入場は持ち物検査があり、この係の人も仕事が雑でした。
国連のイメージは、公正で清廉なものと思っていただけにちょっとがっかりでした。

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ま、さら~と見て回って国連マーク入りのグッズを買って、感じの悪い係員の横を通り抜けて帰りました。

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さて、前回の旅で、かなりのおいしさにもかかわらず、ヤンキースタジアムの熱気でダラダラに溶けてゆっくり味わえなかったカーベルのソフトクリームを、今度はちゃんとお店で食べることにして、ウォール街を進みました。

チャージングブル、金融街の象徴で触っておくとお金持ちになれるらしいからこしこし、触っておきましょう。

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向かいには恐れを知らぬ少女像、女性経営陣の登用を促す目的で設置されたらしい、こちらもなでなでしときましたら、周りの人も真似して頭をなでなでしてました。

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おぉ、カーベルのソフトクリーム。

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昔、カーベルさんと言う人がトラックに硬いアイスクリームを積んで売り回っていましたが、途中でトラックが故障してアイスが溶け出し、それを売ったところおいしいと評判になったのがソフトクリームの始まりだそうです。
うーん、おいしいなぁ。
なめらかさ、コクのあるミルク感、たまりません。
あねこは色々トッピングして途中でギブでした。

このあと、少しお買い物をして、早めにホテルへ戻りました。

日本を出た日も8月11日、NYでも丸々8月11日、こうして長い長いわたしの誕生日は暮れゆきました。

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2017年8月19日 (土)

帰ってきました~!

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これはビーチではありません。
ニューヨークの街のど真ん中、セントラルパークのシープメドウと言う広場、服を着て歩いているのがおかしいくらいに、みなさん水着です。

無事に帰ってきました。

トランプさんがツイッターであれこれ言うもんだから、お住まいのトランプタワーの周辺はすごい警戒態勢になっていることや、メトロポリタンミュージアムでの贅沢な展示物のことなど、おいおい書いていきます。

とりあえず、我が家の中は湿気だらけで、大量の洗濯物が乾かない、日本は暑い・・・。

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2017年8月10日 (木)

行ってきま~す!

「れいちさん、あねこちゃんが函館から神戸に転勤になってから、あまり遠出をしないでおとなしくしてらっしゃるんじゃない?」
・・・という声が聞こえたような気がします。

確かに一年に2、3回行ってた北海道には行かなくなって久しいです。
前にもここに書きましたが、お出かけの準備や後片付けが面倒になってきました。
それにはモノの準備はもちろん、体調を整えて万全の状態でその日を迎えることの面倒さも加わってきました。

けど・・・あかん!
こんなことでは!

ということで、今年の夏はあねことふたりでニューヨークに行ってきます。
2度目のニューヨークになります。

今回は、THE RIDEという日本のはとバスのようなツアーを入れました。
街のところどころでフラッシュモブのようなパフォーマンスが見られるそうです。

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では、お盆が明けたころ帰ってきます。

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2017年8月 5日 (土)

わが家のブルーベリー

少し前のことになりますが・・・

直径30cmほどの植木鉢に植えたブルーベリー、昨年は紫色に熟した粒から次々ヒヨドリに食べられてしまい悔しい思いをしたので、今年は早めに鳥よけのネットをかけました。

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くくく・・・
電線でヒヨドリがちゅんちゅん鳴いている。
「あ、おばはん、ネットかけやがった、くそっ!」
とでも言うように。

おかげさまで毎日これくらいずつ収穫できました。

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みずみずしくておいしいのですが、いかんせん、やや酸っぱい。
なので、冷凍室にためておいてジャムにしました。

普通、ジャムにはレモン果汁を加えて煮ますが、ブルーベリー自体が酸っぱいので省略です。

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トーストに乗せたり、ヨーグルトにかけたり、たっぷりとはいきませんでしたが、そこそこ楽しめました。

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2017年8月 1日 (火)

『怖い絵』展

関西の夜のテレビ番組で『ビーバップ!ハイヒール』というバラエティがあります。

この番組の中で『本当は怖い〇〇』というシリーズがあり、『名画に潜む恐怖』とか『本当は怖い童謡』とか、とにかく一見怖くないような絵や曲が見方を変えれば、あるいはその背景を知れば、とても怖いものである・・・みたいな内容がとてもおもしろいんです。

この名画シリーズに解説者として登場されるドイツ文学者で早稲田大学の講師、中野京子さんの噛み砕いたお話がとても面白くて大好きでした。

さて、神戸の兵庫県立美術館で開催されている『怖い絵』展は、この中野京子さんの監修とあって、こういうのが大好きなあねことふたり、勇んで出かけました。

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        (写真は兵庫県立美術館のHPからお借りしました)

展覧の目玉は『レディ・ジェーン・グレイの処刑』です。

ジェーン・グレイはイギリスの貴族の生まれで、周囲の大人の陰謀で女王に即位したものの、その陰謀が明るみに出るとメアリー1世により廃位され、その後斬首刑に処せられました。
在位期間はわずか9日間、処刑されたときは16歳でした。

古代から彼女はクイーンとは呼ばれず、レディ・ジェーン・グレイと呼ばれ、正当なイングランドの君主とはみなされていなかったのですが、こんにちの王室は正式に歴代女王のひとりに数えていると言うことです。

首を載せる台を探す白い手、薬指には真新しい結婚指輪、豪華な上着は脱がされ白い衣装で刑に処せられるジェーン・グレイ、その絹の質感が暗い部屋の中で際立っていて美しくそして怖い。

実物の絵は壁一面ほどの大きさで圧巻です。

これは入り口に置かれた『キルケー』の撮影用パネルです。

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キルケーはギリシャ神話に出てくる魔女で、彼女が差し出すワインを人間が飲むと豚にされます。
彼女の足元には豚にされた人間が描かれています。
丸い部分は鏡になっていて、撮影しようとする人間が写りこむようになっていて、これもなんだかちょっと怖い。

イヤホンガイドは吉田羊さんで、絵の描かれた背景を聞きながら鑑賞するととても興味深いものになりました。

関西での展示が終わると、東京の上野の森美術館での開催です。
興味のある方は是非足をお運びください。

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