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2017年3月30日 (木)

母の入院

実家の母が入院しました。

「今年の夏は越せへんかもしれん」
「今年の冬は寒すぎてもうあかん」
いつも口癖のように言ってましたが、たいがい元気に越しています。

先日実家へ行ったとき、いつもはお茶やお菓子を出してくれるのですが、その日はテレビの前でしばらく寝ころんだままだったのが気になっていました。

兄もその様子を普通じゃないと思ったらしく、かかりつけのお医者さんに連れて行ったところ、大丈夫だ、みたいな診立てだったそうです。
しかし、納得のいかない兄は紹介状を書いてもらってそのまま総合病院へ連れて行きましたら・・・

胆のうにぎっしりと小さい石が詰まっていて、胆管にも数個見つかりました。
さらに胆管の出口が塞がっていて石が流れなくなっていたのです。
「さぞ、しんどかったことでしょう」
と総合病院の担当医師は丁寧に手術のことを説明してくれて、耳の遠い母が聞き返してもさらに丁寧に説明してくれました。

手術は内視鏡の先端からカテーテルを伸ばして胆管の石を取り除くもので、1時間で終了、翌々日にはご飯も食べられるようになりました。

母は、長年かかってきた町医者を信頼しきっていたので母の前では悪く言えませんでしたが、担当の医師の話では「なんでこんなになるまで・・・」みたいなニュアンスが含まれていて、もっと早くに兄やわたしが行動を起こしていれば、母はしんどい思いをしなくて済んだのだなあと後悔しました。

母の入院手術で思いがけないこともありました。
手術の日、わたしは仕事を休んで朝から病院に行き、午前中だけ仕事をしてきた兄と病院近くの回転寿司屋でお昼を一緒に食べました。
手術まで時間があったので、ゆっくりとたわいもなくいろんな話をして・・・わたしたちが小さいころの父は怖かったこと、近くの池に氷が張った寒い日、ふたりですべりに行って、氷が割れて池に落ちかけたこと、覚えていましたねぇ兄も・・・とにかくふたりだけで外でご飯を食べることなど、覚えている限り今までもこれからもないので、何となく楽しかったです。

母は、担当の先生がお気に入りで、
「もこみちくんに似てて、しゅっとしていて優しいねんでぇ」
と孫のような年齢の先生を褒めちぎっていました。
実際出会ってみると・・・
母の言うとおり、もこみちくんをソフトにした感じのオトコマエ先生でした。

とにかく母は、順調に回復しています。

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コメント

れいちさん
お母様が順調に回復されているとのこと、よかったですね。お母様は昭和の生まれらしく、痛いのをじいっとガマンしていたのでしょうね。

私の母も親戚筋にあたる医者の診立て違いから、長く苦しんだことがありました。

長年かかっているホームドクターは頼りになる存在ですが、やはり家族が納得いかないときはセカンド・サードオピニオンですね。言い出すのは勇気がいりますが。

親のことがあると、大人になった兄弟姉妹ももう一度「きょうだい」だったことを再確認するものですね。
うちもここのところ頻繁に姉と会っったり、話しています。

色々なことがありますが、私達も病院にお世話にならいよう元気でいましょうね。

投稿: 秀子 | 2017年4月 1日 (土) 16時00分

秀子さん
母は、ず~っとあちこち少しずつ具合が悪くて、お医者さんと縁が切れません。
総合病院の内科を早めに辞めた先生が開業された医院に、開業当時からかかっていました。
わたしも兄も、先生にまかせっきりで疑いもしなかったものですから、突然電話がかかってきたときはびっくりしました。
兄と食事をしながら、かかりつけ医とのやり取りの様子を聞いていたら、やっぱりお年寄りの診察には、できるだけ家族が付き添ってしつこいくらいに話を聞かないとだめだと思いましたね。

秀子さんの方でも、お母様の生活に大きな変化があったようですね。
周りでもよく似た話を聞きます。
何が一番いい方法か、本人の希望を一番に尊重してあげたくても、家族にも日々の生活があり、かかりっきりと言うわけにはいきません。

いつまでも健康で、とは無理な話ですが、毎日穏やかに暮らしてほしい、と切実に思います。

投稿: れいち | 2017年4月 2日 (日) 00時35分

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