雲海の城
天空の城として一躍有名になった竹田城跡ですが、実は他にも天空の城とか雲海の城などと言われるお城はあります。
あるランキングによると、、、
①竹田城(兵庫県)
②越前大野城(福井県)
③備中松山城(岡山県)
④津和野城(島根県)
⑤郡上八幡城(岐阜県)
⑥赤木城(三重県)
となっており、いずれも晩秋から冬にかけて、朝の早い時刻に霧が発生してお城の足元が覆い尽くされると、白い雲の中にお城が浮かんで見えるということです。
さて、友人Bちゃんと選んだのはランキング2位の越前大野城。
竹田城と違ってお城があるからです。
一泊で、前日は幕末の四賢候のひとり松平春嶽の居城であった福井城下を見学するというお楽しみも入れました。
うちらは幕末とか刀傷とかに弱い、言い方を変えれば、幕末がからんでたらご機嫌ということにもなります。
福井の語源ともなった福の井は工事中、さんざん探し回ったら、看板がこのとおり・・・
『恐竜の町』福井には、町のあちこちに恐竜がいます(JR福井駅)。
雲海という気象条件は非常にまれらしく、旅館を予約するときにおかみさんと話してみましたが、
「見られたら幸運くらいに考えてお越しください」
とおっしゃいました。
旅館は天保年間創業の古めかしいところを選びました。
さて、2日目の朝は早くに起きて、まだ暗いうちに出発。
越前大野城を見るために、向かいにある戌山城という山に登ります。
薄暗い中、山の登り口がわかるだろうかと不安でしたが、なんのなんの、こちらからあちらからふたり三人と人が現われて山を目指していました。
かと思うと、早々に降りてくる人もいます。
途中で出会った人に聞いてみたら、どうやらお天気が良すぎて雲海は出ていないということです。
頂上まで結構な勾配の道を歩くこと30分、驚きです。
山頂には所狭しと人の姿が。
雲海はだめでも、朝日がお城を照らし出す光景を撮ろうとするカメラマンでごった返していました。
戌山城を降りたらもう一度旅館へ戻って朝ごはん。
そして今度は越前大野城に登りました。
こちらは遊歩道が整備されていて、お散歩感覚でした。
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コメント
れいちさん
越前大野城、行ったことがあります。
が、HPで見るお城の様子があまりに素敵だったので、本当にここへ行ったかどうか不安になりました。
本日埃がつもった古いアルバムを引っ張り出しましたら、平成4年に2歳にならない娘を連れてB男くんと行っていました。
桜の頃なのに人気(ひとけ)がなかった。
インパクトがイマイチだったのか、写真も少なく…。カタクリの群生を撮っていました。
とにかく福井市内から遠かった。「こんな奥地に北陸の小京都が…」と思いました。
四半世紀を過ぎ、「天空の城」として有名になっていたのですね。
そちらにいると日本の歴史遺産が身近にありますね。
足腰丈夫なうちに、あちこち巡ってくださいね。
投稿: 秀子 | 2016年11月17日 (木) 18時18分
秀子さん
そうそう、福井は秀子さんのモト地元でしたね。
2歳のこどもを連れて行くとは、かなり渋い観光だったでしょ。
アルバム引っ張り出していただいてありがとうございました。
やっぱり竹田城の雲海ブームに刺激されて、町を挙げての観光PRが功を奏しているようで、城下町の朝市もトレッキングスタイルの人でにぎわっていました。
光成の佐和山城に登ったときにいい感じだった借り物の杖、今回はばっちり用意していきました。
登りにも下りにもイケる伸縮式で、リュックのサイドに差して担いだらとってもかわいいの。
湿気た山道にはこれがとっても役に立ちました。
しかし、越前大野城を眺める犬山城のにぎわいに比べると、越前大野城の方はイマイチでしたねぇ。
ま、後年作られた城ですし、城主も有名ではないし、地元のお年寄りの散歩コースになっていました。
わたしたちは電車で行きました。
快速と特急を乗り継いで、福井からはローカル線の九頭竜線に乗ってごとんごとん・・・1両編成。
昼間は2時間に1本という、観光客には恐ろしい運行状況で駅前には遊ぶところも見るところもなくて、ちょっと困りました。
そうそう、福井の市内で食べたそばと焼さば寿司と里芋の煮っころがしのセットがおいしかったなぁ。
で、期待していた晩ごはんがイマイチもごもご〇×△?&・・・
投稿: れいち | 2016年11月19日 (土) 09時29分