ソウルのグルメ・・・晩ごはん編
ソウルでもゴミの出し方は厳しいようで、表通りはきれいな歩道ですが、裏通りではポイ捨てが目立ち、飲食店街ともなると独特の臭気が漂うところがありました。
このごみ袋に書かれている黄色い鍾のキャラクターは鍾路(ちょんの)地区のイメージキャラです。
普信閣(ぼしんがく)にある鍾は、四大門の開閉や火災の発生などを知らせるときにつかれたそうです。
電柱や工事現場のフェンスなどにも書かれていて、とってもかわいい黄色い鍾。
さて、あねこはキンパが大好きで、ひとりでも晩ごはんにスーパーでキンパを買って帰ることがあるそうです。
一昨年明洞にキンパ・冷麺・ビビンバ・チヂミという何でもありのお店があったのですが、他の場所へ移転したみたいでなくなっていました。
焼き肉、冷麺、鍋など、ひとつのものに特化したお店が多く、日本の居酒屋のように枝豆も焼きとりもお寿司も出すというようなお店は明洞には見当たりませんでした。
晩ごはん・・・①
一軒活気があって混んでいるお店がありました。
「なんて書いてあるの?」
「タッカルビ・・・鶏やね」
チキンが苦手なわたしをよそに
「ここにしよう」
と決めた娘たち、お腹も減っていたので仕方なくついて入りました。
海鮮タッカルビと冷麺とチヂミも注文。
正直に言っていいですか~?
あまり印象に残らないお味でした・・・というのも、メインのタッカルビがからすぎたからだと思います。
こちら明洞の天ぷら屋台で大きなお玉とトングをあやつるアジュンマ。
さて、タッカルビはこんな風に海鮮と鶏と野菜が入った大きな平たいお鍋で出てきます。
お鍋の周りに、たぶん液ハネ防止のための丸い輪っかがはめられて点火!
ときどき店員さんが回ってきてお鍋をかき混ぜて行きます。
段々赤くなってきて・・・
はいどうぞ、と輪っかを取り去って行きます。
う~~からい。
けどうまい。
そのうち、鶏も貝もエビもタコもみんな同じお味に思える、娘たちもからくなければもっと食べられるんだけど、と言いながら途中でギブアップしました。
晩ごはん・・・②
2日目の夜、どうしてもキンパが諦めきれないあねこ。
Wi-Fiが使えるホテルでネットをつなぎ探したら・・・
おや、ホテルの前の通りを反対側に渡ったところに『キンパ天国』なる素敵なネーミングのお店があるじゃないの。
行ってみたら街の小さな食堂って感じのお店でした。
狭い店内は満席です。
韓国語以外は通じない。
テーブルの上に小さなメモ用紙とペンが置いてあって、ここに自分でオーダーを記入するみたいです。
メニューにはハングルと英語が書いてあったので英語で書いたら「あんでよ~(だめですよ)」って言われ、慣れないハングルで書きかけたら・・・
店員さんがメニューを指差すように言いました。
お会計のときにこのメモでレジを打つらしいので、へたくそなハングルで書いたら迷惑ってことですね、はい。
キンパと石焼ピビンバと冷麺と餃子とキムチ盛り合わせ、ありがちなナムルのサービスはなし、はい、心置きなくキンパを食べてくださいよ、あねちゃん。
シンプルなタイプと焼き肉を巻いたのと、どちらも、う~ん、おいしい。
なんせお店の名前は『キンパ天国』ですから。
トイレはない、キムチは酸っぱい、店員さんは観光客に媚びない・・・なんとも潔い店でしたが、本場のものを食べたという充実感はたっぷりありました。
・・・こうしてわたしたちは韓国らしいものを悔いなく食い尽くし、満足したのでした。
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