中山道を歩く・・・1
日本橋を起点とする江戸時代の5街道のひとつである中山道は69次、日本橋から山路をたどって滋賀県の草津で東海道と合流し、終点の京都三条まで続いています。
秋の遠足、今年はBちゃんと中山道の馬籠・妻籠へ行ってきました。
馬籠宿は43次目、妻籠宿は42次目、その間は8km、ちなみに馬籠宿は岐阜県中津川市で馬籠峠をはさんだ妻籠宿は長野県木曽郡南木曽町です。
作家の島崎藤村の生家は馬籠宿の本陣と問屋と庄屋を兼ねる旧家でした。
現在は藤村記念館として保存され、藤村ゆかりの品が展示されています。
藤村についてはあまりよく知らなくて、帰ってからwikiで調べてみたら・・・
- 父親と長姉が狂死した。
- すぐ上の兄は、母親の過ちによって生まれた子だった。
- 藤村は姪と不倫事件を起こしたが、実は父親も妹と関係があったことを兄から知らされた。
と、まあ、なんともやるせない事実を知って愕然としたのでありました。
ともあれ、わたしたちはこの本陣や脇本陣を見学し、茶店で名物の栗粉もちなどいただき、日が陰ってきたころ宿へ入りました。
実は、日帰りでも行けないことはないのですが、街道を歩くということでその風情を味わいたくて今回はお泊りにしたのです。
こちら但馬屋さん、どうでしょう、この情緒あるたたずまい。
玄関を入ると左手に帳場、正面に囲炉裏があります。
昼間は汗が出るくらいの陽気でしたが、夜ともなるとあたりは真っ暗で少し肌寒かったので、囲炉裏の中で赤くおこる炭火が嬉しいおもてなしでした。
5組で満室、うち3組は外国からのお客様、宿の浴衣や丹前を着こなし、食事の際のおはしも上手に使っておられました。
Bちゃんとふたり、檜風呂に入って土地のお酒とワインをいただき、な~んにもない(失礼)山の中のお宿でしゃべりまくり、いつの間にか眠りに落ちて行きました。
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