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2015年2月15日 (日)

庭の竹垣

いつも庭の手入れをしてもらっている庭師のおじいさんが体調を壊して入院したとかで、別の人が来ました。

実は、台風が来るたびに倒れるんじゃないか壊れるんじゃないか・・・と心配している庭の竹垣のことを相談したら
「うまいこと直しておきます」
とのことだったので、この際お願いすることにしました。

この竹垣は庭のアクセントであると同時に客間の目隠しにもなるよう、絶妙の高さと幅にしてありました。
かなり昔の写真を接写したから見にくいですが、ひさしがついていて竹の節の位置が揃っており、ひものかけ方にも風情があるものでした。

Photo
それが・・・
それが、何の変哲もない横一文字のこんなものになってしまったのです。

Img_6419

Img_6420

横に渡した棒には角材が使ってあり、それはあんまり見た目が悪いので仲介の業者に言って竹にしてもらいましたが、裏側は角材のまま・・・。
そしてそして、毎年5月に咲いたナルコユリやシャガ、7月の姑の命日に合わせるように咲いたキキョウ、お正月前に赤い実を付けた千両・・・すべて引っこ抜かれて踏み固められていました。

「直しておきます」っていうのは、元あるものを補強あるいは修正するってことじゃないの?
これじゃ原型がまるで残ってないじゃないの。

しばらくは見るのも腹が立ちましたが、年が明けてようやく見慣れてしまいました。
は~あ・・・。

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コメント

え~っ、「こんな感じにしましょうか?」とか、提案はなかったのですか?
台風直撃時の応急処置(つっかえ棒で支えてある)の写真、雨にぬれて、とても趣のある竹垣だったのに…。
黒いシュロ縄の結び方だって、ひとつの模様というか、飾りというか…のはずなのに。そいでまた、角材って。
それとも、こういう垣は、庭師さんの範疇ではないのか…?
地上のものが枯れてしまって分からなかったというのならまだしも(庭師さんなら分かるはずだけど)、千両まで抜いてしまうって、ほんまに、庭師さんだったんですか~? 

投稿: みや | 2015年2月16日 (月) 01時00分

れいちさん
わが家のお隣さんは、見事な門前の松がありますが、しばらく植木屋さんの手入れがされていませんでした。

何でも、いつも手入れをしていた職人さんが年配になってやれなくなったので違う職人にお願いしたら、とんでもない庭にされてしまって以来、だれにも頼む気がしないとのことでした。

職人さん、1日でもけっこうなお支払いですよね。
そこには技術料も入っての料金ですのに…ですね。

造園業を営む従兄も苦労しています。造園業は肉体的にハードな仕事。質のイイ職人さんを育成するのは大変なようです。

そういえば、お隣さん、いよいよ庭木が繁ってしまった昨年は植木屋さんを入れていましたが、東南アジア系のイケメンの職人がひとり混じっていました~そんな時代なのですね。

投稿: 秀子 | 2015年2月16日 (月) 16時58分

みやさん
この竹垣を作った人は、京都で修業したこだわりのじい様で、仕事が丁寧すぎて日当がどんどん増える人でした。
でも仕事はお任せで、いつもちゃあんと仕上げてくれました。
2番目の人は手が早くて、松の木なんて1日もかからずに仕上げてくれる人で、一応、深く刈り込んでほしいとか丸くしてほしいとか希望は言いましたが、あとはお任せで不自由はありませんでした。
だから、今度の人もお任せでいいだろうと思ったんです。
ぐすん・・・
そしたら、このざまよ。

ま、しばらくしたらもうちょっとなんとかしますわ。
でも、こればかりにかけられないわ~。

投稿: れいち | 2015年2月16日 (月) 22時32分

秀子さん
やっぱり最初からしっかりと希望を言って、見積もりとって、もっと詰めておかなくてはいけませんでした。
でもね、こういうときって、ある程度職人さんの裁量もあるし、お値段その他あんまりあからさまに聞くのも言うのもねぇ・・・。
毎年の庭師さんならいろいろと言えたでしょうが、同じようなレベルの人が来てくれると信じていたのが浅はかだった。

それにしてもそちらでは、東南アジア系のイケメンですって?
こちらではとんと、じいさまばっかりです。
この業界も先行き不安ですね、従兄さんお察しいたします。

投稿: れいち | 2015年2月16日 (月) 22時39分

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