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2014年9月28日 (日)

『柘榴坂の仇討』と彦根

浅田次郎氏原作の映画『柘榴坂の仇討』をみてきました。

Adauti

桜田門外の変で、井伊大老の暗殺を阻止できなかった側近役の武士志村金吾が、「仇を討て」との藩命を守り続けて13年、時代が明治と変わり、見つけ出した最後の水戸藩士は、名を直吉と改め車引きになっていた・・・

江戸から明治へ変遷する浅田作品では『壬生義士伝』が有名で、映画では主人公の吉村貫一郎を中井貴一さんが演じて数々の賞を受賞、そして今回も主役は中井さんです。

『壬生義士伝』では、わたしの描く吉村のイメージが中井さんとちょっと違うように思いましたが、『柘榴坂の仇討』では、まさに原作のイメージどおりの配役でした。
そして直吉は、阿部寛さんという豪華さです。

清貧の武士、志村の生き様が切なくて、しかしまた直吉の方も、その名にこめられた思いがなんとも切ない。

髷を落とし刀を捨てても武士道を捨てて生きられない男たち、『魂』や『義』というものをこの上なく美しく描く浅田次郎氏、やっぱり大好きです。

さて、B男くんと高校野球の県大会を見てきました。
会場は県営彦根球場。

Photo_2
球場から見える彦根城に特別な思いが湧いてくる秋の休日でした。

Photo

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