時間を忘れるソウルの夜
ひと昔前の韓流華やかなりしころ、『オールイン・運命の愛』という韓国ドラマがありました。
幼いころに出会った孤児の少年と少女、その後運命に翻弄され離ればなれになったふたりは大きくなって運命の出会いを果たす、その舞台はソウルのカジノ・・・。
『オールイン』とは、持ち金すべてを賭けるという意味です。
主役のイ・ビョンホンの男らしさと、それに反してときどき見せるお茶目な表情が彼の人気を不動にしたいいドラマでした。
ソウルのカジノでは公営のセブンラックカジノと、公設民営のパラダイスカジノウォーカーヒルが有名です。
セブンラックカジノはプレミアムソウルヒルトンに隣接していて、ソウル駅からも近く便利なところにあります。
このホテルには4年前に泊まっていますが、当時はソウル初心者を含む女性ばかりの旅だったのでカジノとは怖いところ、身ぐるみはがされる、ケツの毛まで抜かれるところとびびりまくり、近寄りもしませんでした。
さて、今回の旅は観光もエステもなし、そうです、カジノだったんです。
一緒に行ったメンバーはカジノ通のN氏と、ソウルお買い物通のM女史とわたしの3人でした。
このN氏の希望で旅程にカジノを入れました。
N氏は優しくてとても紳士的な人なのですが、ちょっと顔が怖いからカジノも夜中の街歩きも安心でした。
カジノは外国人専用、入り口でパスポートを提示して入場すると、そこは・・・
おお、明るい、キラキラ光っている。
いろんな国の人が楽しそうに笑っている。
きれいなお姉さんがトランプを繰りチップを数えている(この人たちは公務員らしい)。
パラダイスだ~~~。
わたしたちはN氏のおススメで、初心者でも楽しめるルーレットにしました。
平日の夜ですが結構混んでいて満席、なので席が空くのを待つ間にゲームを見ながらN氏からレクチュアを受け、気分は盛り上がっていきました。
ディーラーがホイールと言う盤を回し、その回転と反対方向に白いボールを回し入れます。その手さばきが流れるようにスマートかつキレがあって見事です。
おっと、見とれていたらダメです。
ディーラーがベルを鳴らして「No more bet」と言いながら、手でテーブルを撫でるように制するまでにチップを置かなければなりません。
ボールが入るところが赤か黒か、奇数か偶数か、数字もひとつだけに賭けるものから2目3目といろいろあって、当たると2倍から36倍までチップが増えます。
ああ、おもしろかった。
行きたいと言うだけあってN氏は勝ちました。
M女史は途中までツキまくりましたが、その後じり貧で少しだけ勝ちました。
わたしはほぼ±ゼロでした。
でも入場料は要らなくて、ビールやジュースがタダで飲めて、3時間ほど遊んだのだから、けっこうお値打ちかもしれません。
かくして終電もとうになくなったころ、わたしたちは明洞のホテルに帰ってオリンピックを見ながら部屋飲み反省会を行いました。
そして、調子に乗ったわたしたちは翌日の夜も行ったのです。
結果は・・・ま、楽しかったということにしときましょう。
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