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2014年2月23日 (日)

時間を忘れるソウルの夜

ひと昔前の韓流華やかなりしころ、『オールイン・運命の愛』という韓国ドラマがありました。

幼いころに出会った孤児の少年と少女、その後運命に翻弄され離ればなれになったふたりは大きくなって運命の出会いを果たす、その舞台はソウルのカジノ・・・。
『オールイン』とは、持ち金すべてを賭けるという意味です。
主役のイ・ビョンホンの男らしさと、それに反してときどき見せるお茶目な表情が彼の人気を不動にしたいいドラマでした。

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ソウルのカジノでは公営のセブンラックカジノと、公設民営のパラダイスカジノウォーカーヒルが有名です。

セブンラックカジノはプレミアムソウルヒルトンに隣接していて、ソウル駅からも近く便利なところにあります。
このホテルには4年前に泊まっていますが、当時はソウル初心者を含む女性ばかりの旅だったのでカジノとは怖いところ、身ぐるみはがされる、ケツの毛まで抜かれるところとびびりまくり、近寄りもしませんでした。

さて、今回の旅は観光もエステもなし、そうです、カジノだったんです。

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一緒に行ったメンバーはカジノ通のN氏と、ソウルお買い物通のM女史とわたしの3人でした。
このN氏の希望で旅程にカジノを入れました。
N氏は優しくてとても紳士的な人なのですが、ちょっと顔が怖いからカジノも夜中の街歩きも安心でした。

カジノは外国人専用、入り口でパスポートを提示して入場すると、そこは・・・

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おお、明るい、キラキラ光っている。
いろんな国の人が楽しそうに笑っている。
きれいなお姉さんがトランプを繰りチップを数えている(この人たちは公務員らしい)。
パラダイスだ~~~。

わたしたちはN氏のおススメで、初心者でも楽しめるルーレットにしました。
平日の夜ですが結構混んでいて満席、なので席が空くのを待つ間にゲームを見ながらN氏からレクチュアを受け、気分は盛り上がっていきました。

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ディーラーがホイールと言う盤を回し、その回転と反対方向に白いボールを回し入れます。その手さばきが流れるようにスマートかつキレがあって見事です。
おっと、見とれていたらダメです。
ディーラーがベルを鳴らして「No more bet」と言いながら、手でテーブルを撫でるように制するまでにチップを置かなければなりません。
ボールが入るところが赤か黒か、奇数か偶数か、数字もひとつだけに賭けるものから2目3目といろいろあって、当たると2倍から36倍までチップが増えます。

ああ、おもしろかった。
行きたいと言うだけあってN氏は勝ちました。
M女史は途中までツキまくりましたが、その後じり貧で少しだけ勝ちました。
わたしはほぼ±ゼロでした。

でも入場料は要らなくて、ビールやジュースがタダで飲めて、3時間ほど遊んだのだから、けっこうお値打ちかもしれません。

かくして終電もとうになくなったころ、わたしたちは明洞のホテルに帰ってオリンピックを見ながら部屋飲み反省会を行いました。

そして、調子に乗ったわたしたちは翌日の夜も行ったのです。
結果は・・・ま、楽しかったということにしときましょう。

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2014年2月16日 (日)

行ってきま~す!

職場の慰安旅行というものは、旅行社の添乗員付き団体旅行で、観光のち旅館のち温泉のち宴会という流れになるものだと思っています。

夜の宴会は大広間に猫足膳がずら~っと並んでいて、浴衣に丹前で参加、かくし芸の披露などに興じるものだとも思っています。

わたしの職場では全員が一度に旅行に行くことがないので、添乗員がオトコマエだとか、夜の宴会では部長がスケベ丸出しになるとか、課長とその部下の女子社員がアヤシイとか、そういうおもしろさを知りません。

で、何のハナシかというと、わたしの職場では幾組かのグループに分かれて、行き先もいろいろ・・・を選ぶようになっています。

わたしの行き先はソウル、久しぶりのソウルです。

職場の気の合った女性・・・彼女は結構なソウル通である・・・が一緒なのでとっても楽しみです。

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週の半ばに出発して週末には帰ってきます、では。

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2014年2月11日 (火)

『かもめ食堂』をみた

今年の1月は、人生の中でも指折れるくらいに忙しいひと月でした。

年の半ばで前任者から仕事を引き継ぎ、年間の報告ものを全部終えたのが昨日、他の人がやった仕事のデータを探し出したり確認したり・・・ちょっと大変でした。
しかし、今年からは自分のペースで仕事ができそうで、今はちょっと余裕こいてます。

折りしも町内会の仕事も仕上げの時期に来ていて、あと少しあと少し・・・とB男くんと励まし合っています。

さて、珍しくな~んにも用事のない休日、前から見たかった映画『かもめ食堂』を見ました。

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フィンランドのヘルシンキで『かもめ食堂』を開店したサチエのもとに集まる、ワケありの日本人とフィンランド人たちを描いた作品です。

登場人物はどこかゆる~い人たちばかり、そして、何がどうなるわけでもありません。小さな事件が起こることは起こるのですが、なんとなく解決します。

注目すべきは、映画の中の小物たち。
空港で飛行機からは降りたものの荷物が到着しないマサコさんが着替えとして買ったワンピースやブラウスはマリメッコです。

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また『かもめ食堂』の食器はイッタラ というもので、サチエさんが使っているコーヒーカップやお砂糖入れのスナックボールなどカラフルで使い勝手がよさそうなものばかり。

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小難しいテーマなどなくて気を抜いて見られ、なにかこの・・・解き放たれた今の気分にぴったりの作品でした。

そうそう・・・
かもめ食堂のウリ、おにぎりが食べたくなって作ってみました。

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おいしいなあ、お米文化の象徴、日本人のソウルフードだなぁ。

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2014年2月 6日 (木)

伊勢の名物

今年、還暦を迎えるB男くんと一緒に伊勢神宮へお参りしてきました。

昨年、式年遷宮を終えた正宮は、まだまだ真新しく木の香もすがすがしい。

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お伊勢参りの名物と言えば、今も昔もこれです。

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赤福本店の縁側で、五十鈴川を眺めながら赤福餅をいただきました。
作りたてのやわらかさ、ひんやりしたこしあんのほどよい甘さ、ほうじ茶付きで280円はお値打ちです。
食べ物を前にするとあわててしまってロクな写真が撮れないのですが、今回珍しくきれいな写真が撮れました。

え?
神宮のお参りは2~3行で終わり、結局食べることかいって?そんなん言うなら正直に書きましょか?
このあと、伊勢うどんと手こね寿司をいただきました。還暦さんはおかげ横丁で揚げたてメンチカツも買い食いしてました、とさ。

 

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2014年2月 1日 (土)

むつかしいモンダイ

最近始まったテレビドラマにひとつが、関係機関からドえらい抗議を受けて、今後の放送内容を変更したとか・・・。

児童養護施設が舞台のこのドラマについて、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる病院は、
「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」
として、放送中止を申し入れた。
ドラマ内で『赤ちゃんポスト』に預けられた子に『ポスト』というあだ名が付けられており、
「預けられた子どもを傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」
と批判した。
養護施設の描写にも
「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」
と指摘。
 

一方、抗議を受けたテレビ局は
「ドラマは子どもたちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子どもたちの視点から『愛情とは何か』を描くという趣旨のもと、子どもたちを愛する方々の思いも真摯に描いていきたい」
とのコメントを発表した。(ニュース記事より抜粋)

わたしはこのドラマを見てはいなかったけれど、職場の人が
『批判はもっともだけれど、こどもたちのやさしさやたくましさが伝わってくるし、今後の展開に明るいものを感じる』
と言ってたので、1話から見てみました。

う~ん・・・
ポストに預けられたこどものあだ名が『ポスト』、ロッカーに入れられてた子は『ロッカー』、母親が愛人を鈍器で殴って逮捕された子は『ドンキ』って、ストレートすぎるかもしれない。
でも3話まで見ると作り手側の意図はわかるし、何よりこどもたちの演技が素晴らしい。
最後まで見てみたいと思えるドラマです。

ところで、最近ではCMにもクレームがついて放送中止になったり、内容を変更したりしたものがたくさんあるんだとか。

これは、高い鼻に金髪が西洋人に対する差別であるそうな。
ANA海外便増発CM
Anacm

これは、未成年の飲酒を誘発するおそれがあるんだそうな。
キリンチューハイ・・・こちら

これなんか爆笑したけど、やっぱり放送中止になったそうです。
ホクト立派なきのこ・・・こちら

差別や偏見と言うものは、それを受ける側がそう感じたなら差別や偏見にあたるのですから注意が必要ですが、自由に表現するってつくづく難しいことなんですね。

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