« 結実の夏 | トップページ | フレグランスの密室 »

2013年7月 5日 (金)

まだあったか、刀傷

京都の島原の花街に『角屋(すみや)』という高級料亭があり、昭和60年まで営業されていました。
新撰組はこのお店との関わりが深く、隊士がよく宴会を催していたとのことです。

芹沢鴨は、その角屋で乱暴狼藉の限りを尽くしました。
膳の器や店内の什器を割りまくり、廊下の手すりを破壊して酒樽に投げつけ、帳場を酒びたしにしてしまいます。
芹沢は京都の町での狼藉ぶりがたたり、その3ヶ月後新撰組によって暗殺されますが、その最期も角屋でへべれけに飲んで屯所に帰った晩のことでした。

また、新撰組の若手隊士は『ツケで飲ませろ』『あきまへん』の小競り合いの際に柱に切り付けたとのことで、その傷が残っているらしい・・・。

さて、前置きが長くなりました。
この角屋さんの見学に行ってきました。
建物は国指定の重要文化財です。

角屋の間口は31.5m、かなりの威容です。

Img_20130629_095534

玄関あたり

Photo

そしてこの右側の柱に・・・

Img_20130629_100655

おお、やりましたなぁ新撰組、けっこうざっくりとやってます。
お店にとっちゃ迷惑なハナシ、傷の位置からあまり背の高くない人の仕業であろうとのことでした。

さて、角屋さんは2階がすんばらしい。
「緞子(どんす)の間」「翠簾(みす)の間」「扇の間」「檜垣の間」「青貝の間」など、それぞれに造作、調度、雰囲気など趣向をこらし、何度来ても飽きない仕組みになっていて、当時の建築技術の高さ、職人の粋な仕事に心奪われました。
残念ながら2階は写真撮影が禁止されています。
我らは「うわぁ」「およよ~」「すごい」の連発でした。

角屋は1階の見学が1000円、2階の見学は予約制で800円、合計1800円と高めですが、金額に見合う見応えのある建物でした。

≪おまけ≫

おまけというのも大変失礼な話ですが、この日のメインは『刀傷』ですので・・・
新島襄邸(上京区寺町通丸太町上ル)です。

Img_20130629_142601

和と洋の融合、質素ながら使い勝手の良い新島八重さん終の棲家でした・・・こちらも予約制です。

|

« 結実の夏 | トップページ | フレグランスの密室 »

コメント

taurusあまり乱暴狼藉は得意じゃないが・・ ふじ です。

好きやねぇ~、幕末の刀傷。
もし、リクエストしてくれたら、僕がれいちさん家に刀傷をつけてあげるんだけど・・
どう?
価値がでて、金儲けができるかもしれへんでぇ~

投稿: ふじ | 2013年7月 6日 (土) 19時25分

yachtふじさん
暑かったですねぇ、きょうは。
千成ひょうたんもパッションフルーツもしょぼ~~んとしています。

昔の料亭は、エアコンなしですから、どんなお料理を出していたんでしょう?
京都ですから海の生ものは無理として、鯖の酢締めとか鯉の洗いなんぞだったんでしょうかね。
わたしとbonnちゃんは土方歳さんのファンですから、ここの手すりは歳さんが触ったかもしれない、この畳は歳さんが座ったかもしれないと、感慨深いものがありました。

そして我らは、当時の夏の京都では難しかったお寿司を食べに、中央卸市場へ行ったのです。
え?
また食いネタかって?
それだけちゃうよ。
一保堂でお茶とお菓子もしっかりいただきましたよ。
それがなにか~?

さっき、うちの床の間の柱を見てきたら、硬くて硬くて刀で傷をつけるのは難しそうですよ。
チェ~ンソウが必要かもしれない。
『一般ピープルのふじが付けた傷』
って、通報されて新聞に載るかもね。

投稿: れいち | 2013年7月 7日 (日) 17時01分

新島旧邸flair

ちょうど1ヶ月前に、母と妹と訪れました。
ワッフルベーカーと、台所の井戸(部屋の中にあるのは初めて見た)
それから、洋式トイレが印象に残ってます。
はい。そのトイレにこっそり腰掛けてみたのは私ですが・・・bleah
八重サンは、きっと足が宙ぶらりんになっただろうなー(笑)

投稿: のりりょん | 2013年7月 7日 (日) 18時25分

yachtのりりょんさん
旧新島邸、居間の中に茶室があったりしましたが、台所は便利に考えて作られていましたね。
わたしたちが行った日は、調度品のいくつかがNHKに貸出されているとのことで、台所の片隅は物置のように家具が寄せてありました。
大河ドラマは会津戦争の終盤、毎回涙なくしては見られません。
そして、もうすぐ舞台が京都に移ります。
このお屋敷も見学者でいっぱいになるんでしょうね。

さて、のりりょんさんが腰かけたトイレですが、ぷぷぷ・・・
うちらは説明を読まなかったので、洋式やろか和式やろか、と悩みました。
結局洋式と判明して
「こりゃ、足が届かんやろねぇ」
と、同じことを言いあいましたわ(笑)
踏み台使ってたね、きっと。

投稿: れいち | 2013年7月 7日 (日) 22時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/165468/52283574

この記事へのトラックバック一覧です: まだあったか、刀傷:

« 結実の夏 | トップページ | フレグランスの密室 »