2日めは、那覇から南の方を回りました。
ホテルを早めに出て、途中の道の駅で焼きたてパンとコーヒーでお腹を満たし、さあ出発!

島の南端、糸満市にあるひめゆりの塔


沖縄戦末期に、沖縄陸軍病院第三外科が置かれたところに立つ慰霊碑です。
第三外科と言ってもこの塔の手前にある壕がそれ、ここに簡素なベッドが並び、粗末な医療器具で傷ついた兵士の治療が行われ、女学生がその奉仕に駆り出されました。
沖縄県立第一高等女学校の校誌名『乙姫』と、沖縄師範学校女子部の校誌名『白百合』とを組み合わせて『ひめゆり』です。
公園内には『ひめゆり平和記念資料館』があり、こちらも見学しました。
言葉がありません。
手紙や日記、ひとりひとりの最期を記した文と写真を見ると胸がつまりました。
資料館を出たら、青い空と緑の多い静かな空間がとても物悲しく感じられました。
日ごろ当たり前に感じる平和ですが、この犠牲の大きさを忘れてはいけないと、とても真摯な気持ちで公園をあとにしました。
さて、公園を出たところで、沖縄ではポピュラーなアイスクリーム屋さん『BLUESEAL(ブルーシール)』でアイスクリームをぺろり。
フレーバーの種類は多く、南国らしいトロピカルなフルーツ味がたくさん並んでいました。
珍しいところでは、紅芋、さとうきび、塩ちんすこうなどなど・・・
さとうきび畑、う~じんがどうしても写真を撮りたいと言いますので。
まだ背丈が低く若い感じがします。

この日のランチは、糸満市内の『茶処真壁ちなー』という赤レンガの古民家で。

明治24年に建てられたこの民家は、先の大戦でも激しい戦火の中消失をまぬがれ、現在は国の重要文化財に登録されています。
建具や石壁に残る弾丸のあと。

とってもほっこりする佇まいです。
軒のひさしが深く、建具を取り払った室内は、心地よい風が通り抜けていきました。

このお店は旧来の住宅街の中にあってわかりにくいのですが、ガイドブックに載っていることもあってか、次から次へと来客があり満席でした。
ちなー御膳という伝統料理をいただきました。
見た目とっても素朴で、味付けはどれも薄くて健康的です。
メニューを見ただけではさっぱりわかりません。

モザイクをかけてありますが、食べ物を前にするとつい嬉しそうな顔をするわたし。

さあ、那覇へ戻りましょう。
首里公園の入口、守礼の門
だんだん日差しが強くなってきたので半袖です。

いくつか門をくぐって・・・

本殿へ
真ん中の道は写真の撮り方が悪いのではなく、もともと斜めになっているそうで、謎です。

この風景は、中国や韓国の城郭の造りと似ています。
大陸の文化の影響を大きく受けていることがうかがえます。

首里公園の近くの石畳の道、道脇に繁った木々が木陰を作って、肌に優しい午後でした。

王宮から迎賓館としての庭園、識名園へと続いています、が、わたしたちは途中でギブでした。

(Wikiから借りました)
ここでレンタカーを返し歩いて国際通りへ向かい、お土産を買ってモノレールで空港へ向かいました。
今回の旅行では、う~じんに関していろんな発見がありました。
まず、こういうお出かけでは、プランの段階から現地に行っても何から何まで人任せだった子が、飛行機・ホテル・レンタカーなどすべて事前に予約しておいてくれたことと、いつも人のお財布をアテにしてばかりだったのに、今回はあちこちでそこそこ気前よく支払いに応じてくれたこと・・・です。
強行日程でありながら無事に旅を終えられたことも、その場限りの思いつきで行動するのではなく、ちょっと先を見ていろんな場面を想定しながら日程を進めてくれたからだと思います。
とっても嬉しくて、ありがとうと心からお礼を言いました。
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