ご先祖様検索
東京の甥からこんなものをいただきました。
我が家の家系図と戸籍集と歴史年表がセットになっています。
今まで、我が家の親族の長老のおじい様がご先祖様のことを調べたことがありました。
どういう方法で調べたのかわかりませんが、我が家のご先祖様は安政年間に京都から今の地へ移り住んだことがわかっていました。
言わずと知れたことですが、安政年間とは幕末の激動期、天災も多く政情的にも不安定な数年間でした。
家系図には安政時代に存在した喜三郎さんの名前が記されています。
喜三郎さんは天保生まれで、奥さんのせきさんともども長生きしたようです。
想像するに・・・
安政元年、京都の大火で焼け出された喜三郎さんが、同じく焼け出された恋仲のせきさんと手に手を取って知るべを頼り、この地に流れ着いたのではないか。
ひょっとしたらせきさんは、奉公先のいとはん、駆け落ちだったかもしれない。
平民に苗字を名乗ることが許されるのは明治に入ってからですが、それまでにもみんな苗字を持っていたようです。ただ、武士以外は公式の場で苗字を名乗ることは禁じられていました。
喜三郎さんに嫁ぐ前のせきさんの苗字はかなり珍しいものでした。
家系図にはタテの流れが記されていますが、当然ヨコにも広がっているわけで、この世には会ったこともない血縁がたくさんおられるということです。
秋の夜長に家系図を広げて、夫婦でいろいろ想像するのもおもしろいものでした。
興味のある方は、『家系図・作成』などで検索してみてください。
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コメント
たしか家電王の細川なにがしサンが、御両親の記念日に家系図をプレゼントしたとか話してたような。。
流行ってるんかな?
私も遠~い遠ぉ~~い親戚に、俳人“高浜虚子”がいるのですが・・・
その素養(?)私の血にはまったくもって流れていないようです
投稿: のりりょん | 2012年11月 6日 (火) 19時15分
のりりょんさん
流行っているのでしょうかね。
検索すると、何件かそういうサイトが出てきましたから。
空襲で町や村の役場が焼けてしまい、戸籍が残ってないっていうのがけっこうあるみたいで、そうなると昭和までしか遡れないってことらしいです。
幸いうちは田舎ですからそこそこまで判明しました。
今度、こういうのが大好きな実家の父にも教えてあげようと思います。
しかし、あそこんちの過去帳には、それナニ時代?って元号が出てきたりします。
じいちゃん、自分で作ったらいいのに。
高浜虚子とは、さすがの土地柄とお血筋でございますねぇ。
直筆の書など残ってないのですか?
(ってすぐに鑑定してもらいたくなる)
わたしのルーツはイタリア人じゃないかって思いますのよ、ときどき。
イタリアの食べ物がえらいおくちに合いますの、お~っほっほっほ。
ちなみに韓国料理もめっちゃ合います。
・・・ってどやねん!
投稿: れいち | 2012年11月 6日 (火) 22時36分
れいちさん
面白いもの、いただきましたね~
>安政元年、京都の大火で焼け出された喜三郎さんが、同じく焼け出された恋仲のせきさんと手に手を取って知るべを頼り、この地に流れ着いたのではないか。
ひょっとしたらせきさんは、奉公先のいとはん、駆け落ちだったかもしれない。
ああ、ロマンだな~
先日息子がわが家のルーツを知りたいと言っていましたが、義父母によるとB男君のお祖父さんはもらい子だったこともあり、あまり詳しいことがわからないと聞いたことがあります。今では疎遠になった亡き祖父の実家までたどれるものでしょうか…。甥子さん、どんなふうにたどったんでしょう。
では実家は…お墓に行けば江戸時代からの石が並んでいますが、今でも親戚づきあいが多く150年前くらいまで簡単にたどれる土地柄です。ロマンは無さそうだわ~
投稿: 秀子 | 2012年11月 9日 (金) 12時23分
秀子さん
>150年前くらいまで簡単にたどれる土地柄です。
それは幸せなことですね。
今のうちに聞き取って覚書しておくといいかもです。
それが無理なら、こういう書士さんにまかせることでしょうか。
書士さんは、戸籍から家系図を作るんだそうです。
江戸時代に戸籍制度が整っていたのかどうかわかりませんが、江戸の末期まではさかのぼれるようです。
実は、わたしの実家の父も結婚前に養子に出されたのですが、縁組した先が伯父さんの家でしたのでルーツはひとつ、今なら家系図が作れそうです。
先日、親戚で不幸がありまして、一同が集まったときにこの家系図が結構話題になりました。
あと、預かってきた遠い親戚のお香典、関係を説明するのにすごく役立ちました。
投稿: れいち | 2012年11月 9日 (金) 22時35分
前世はきっと偉い人 ふじ です。
よかったね。
前世が変な動物なんかじゃなく人間で。
僕はてっきり・・・と思っていたよ。
あっ、前世じゃなくご先祖様のお話か。
こりゃまた、失礼。
投稿: ふじ | 2012年11月10日 (土) 10時27分
ふじさん
ご先祖様は人間でした、たぶん、のれいちです。
家系図のうち、わたしら夫婦の代でわかるのは三代前までです。
うちの娘たちは、親と祖父母の代までしかわからないでしょう。
こうして、ルーツは忘れられていくのですね。
べつにそれでいいのですけど、未來のどこかでわたしらの末裔が、ルーツを知りたいと思ったときに、これが役に立ってくれるといいのですが・・・。
ところでよぉ!
わたしの前世は北条政子か春日局です。
キビシイよ、覚悟しておいてね(・・・ってなにを?)
投稿: れいち | 2012年11月10日 (土) 23時54分
最近、自分のルーツを考える方が、多いのかもしれませんね。
ちょっと違うけど、NHKで「ファミリーヒストリー」という番組をやっているのに気がつきました。
350年も遡るというような事例はあまりないようですが、「なぜ祖父は、自分の戦争体験を語らなかったのだろうか」とか「なぜ祖父は妻と幼い娘を残して、アメリカへ帰ってしまったのか」とか「梨園に生きた女たちの人生は」とか、自分ではたどりきれなかった先祖の生きた証を、番組が代わってたどっています。
涙なくして見られない…放送もあり、ずっとずっと抱えていたであろう、心の奥に刺さっていたとげのようなものが、するりと抜けるのを感じます。
今週はフィギュアスケートの小塚崇彦くんです。
投稿: みや | 2012年11月11日 (日) 14時35分
みやさん
自分のルーツって、普通に生きてきたものでも知りたいと思うことがあるのですから、生き別れた家族がいるとか、ご先祖様にはなんらかの事情があったらしいなどという方は知りたいでしょうねぇ。
知っても過去は変えられないですが、自分の生き方を変えることになるかもしれないですね。
ご紹介の番組、知ってます。
浅野忠信さんと竹下景子さんの回を見ました。
壮絶な歴史があったのですよ。
浅野さんがすごく素直な表情で涙を流すのを見て、こちらまでよかったね、とほのぼのしてしまいました。
我が家のルーツはわかりましたが、そのひとりひとりにどんな人生があったのかまではわかりません。
庶民は想像するしかないようです、なのでわたしはついつい劇的なことを想像してしまうんです、でへへ。
投稿: れいち | 2012年11月11日 (日) 20時53分