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2011年3月 5日 (土)

聖地探訪

高島屋、大丸、西武、伊藤忠、丸紅、東レなどなど・・・
これらの創始者は近江商人と呼ばれる滋賀県出身の人たちです。

先日、近江商人屋敷に伝わるお雛様を展示した『商家に伝わるお雛様めぐり』をしてきました。

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      ↑東近江市のホームページよりお借りしてきた写真です。

一般的に近江商人は『しまつして、きばる』・・・つまり質素倹約を信条としていますが、なかなかどうしてお雛様はどれも豪奢です。
主人が江戸で働き、留守を預かる妻と娘たちにとっては、季節の行事を祝うことがせめてものなぐさみだったと同時に、奉公人へのねぎらいも兼ねていたものと想像できます。

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美しい街並みの五個荘町をあとにして、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築で有名な豊郷小学校(とよさとしょうがっこう)へ立ち寄りました。

鯉が口から水を噴き上げる噴水。

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1937年建築、昭和のかおりいっぱいの木の廊下。

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10年前、この小学校は老朽化のため壊すか保存するかで町民の賛否が分かれたのちに結局保存されることとなり、新校舎はこの校舎の後ろ側に建てられました。
現在旧校舎は、公民館や図書館、シルバー人材センターの事務局など地域活動の場として使われています。なるほど古いです、こんなものも保存されています。

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階段の手すりは『うさぎとかめ』の童話そのままの意匠。

よういどん!

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かめ、がんばる・・・

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二階の踊り場でうさぎ、余裕のお昼寝・・・

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そんなうさぎを尻目に歯を食いしばって追い越すかめ・・・

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勝ち誇るかめ・・・

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透かし模様は鋳物(?)なかなか素敵、次は助け合ってゴールしましょうね。

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さて、この小学校はアニメ『けいおん』の舞台とされているんだとか・・・?
『けいおん』が何たるやよく知りませんが、先日音楽室からギターなどが盗まれたらしく、その人気のほどがうかがえます。

以下、興味のない人にはどうでもいい画像ですが、『けいおん』ファンにとっては聖地、見学者も多く、垂涎ものの画像となるかもしれません。

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ときおり雨のぱらつく天候でしたが、同行の友人と小学校時代の話に花が咲き、懐かしさと優しさみたいなものを堪能した一日でした。

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コメント

れいちさん、こんにちは。
こちらの小学校の事は、ニュースで拝見した事が有ります。保存と一口に言っても、維持費や管理、安全性の問題とか色々有って難しい中、兎に角素晴らしい建築物なので、是非残して欲しいという声が強かったんでしたよね。ホント、洒落たかわいい学校ですね。
こんなに、じっくりと見せてもらえて、良かったです^^v
私の通ってた小学校も床が木製だったので、一月に一回?一学期に一回?(記憶が、いまいち曖昧で・・)「油ひき」なる物があったんですよ。これが、臭くて、臭くて~^^;
れいちさんのレポート写真を拝見してたら、この匂いが懐かしく蘇ってきました・・・有難う~***
彦根の桜も、待ち遠しいですね。
また、教えて下さいね。

投稿: DEKO | 2011年3月 6日 (日) 15時20分

DEKOさん
そうそう、床の油拭きってありましたねぇ。
そんで、普段はぞうきん掛けしてましたっけ。
床はところどころ釘が出てたり、壁の横板が新しい木で補強してあったり・・・。
日本がまだ何の制約もなくクジラを捕っていたころ、その目的は鯨油だったそうで、小学校の床を拭いていたのも鯨油だったんでしょうね。
バスの床なんか臭くて、あの匂いでバス遠足は車酔いしました。
ああ、それもこれも昭和のおもひで。

彦根のお城の桜の季節になったら、またまたひこにゃんが忙しくなることでしょう。
あれだって中に入る人のやる気ひとつでひこにゃんの人格ならぬ猫格がずいぶん変わってくると思われます。
ある日のひこにゃんはダンスがうまく、ある日はシャイで、またまたある日は若いおねえちゃんばかり追いかけたりして、ね(笑)
桜つながりで、ただいま『冬のサクラ』を見ていましたが、クォン・サンウが出てきまして、まったくどうでもいい場面でした。

投稿: れいち | 2011年3月 6日 (日) 22時01分

れいちさん こんばんは。

先日、経営のセミナーで近江商人の経営理念を習いましたよ。
売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」についてでした。

学校の床磨き、ありましたね。
気が付いたら制服のスカートのすそがゴワゴワにー(泣)
うちの小学校はもう面影もなく、
近辺の3つの小学校、2つの中学校が合併の公立小中一貫校なるものに変身してしまいました。
懐かしい校歌もなくなってしまったのね。
亀さんもウサギさんもいなかったけど、なんかさびしいっす

ひこにゃんってシャイで控えめってところがイイって聞いたことあるけど。若いおねえちゃんねらいはNGでしょう(笑)

冬のサクラ、まだ見たことないです。
クォン・サンウさんが出てるって言ってましたね。
あの日の会話、思い出してくれたんかなぁ。

投稿: rozy | 2011年3月 6日 (日) 23時48分

この季節、お雛様の展示?があちこちであるようで、見たいと思いながら、行けずにいます。
御殿のお雛さま、懐かしいですね。私のもこんな感じだったわ、もっともっと質素だったけど。

豊郷小学校の話、私もテレビで見ました。
ピカピカに磨き上げられた床、保存に対する熱意が感じられますね。
「うさぎとかめ」、多くの卒業生たちに撫でられたのでしょう、テカリ具合がとってもよろし。
私の通った小学校も木の床だったけど、やっぱり感じが違います~、洋風と和風の?、建物の造りのせいでしょうか。

>床はところどころ釘が出てたり、壁の横板が新しい木で補強してあったり・・・。
そうそう、雑巾がけすると、引っ掛かって破れるのよ。
そいでもって、誰だ~?横板蹴破ったのは。

投稿: みや | 2011年3月 7日 (月) 00時29分

近江のお雛様も雌雛と雄雛が左右逆にお座りになるのですね。
京都で初めて見た時、めちゃ違和感だったの思い出しましたよ。

木造の小学校も懐かしいですね~
reiさんとはビミョ~に年代がずれてる?と思うんですが(笑)
廊下の雑巾がけの時は必ずブルマはいてたっけ
牛乳こぼしたあと拭いた雑巾が、ねちゃねちゃで臭かったな
そうそう私の小学校のクラスって、花・月・雪組って宝塚みたいだったんよー。ぷぷぷ。

ところで昨日の務所帰りみたいなサンウ・・・わろたね。
入院してたのってサンウ?赤ちゃん?
もなみサンの作った肉じゃがをほうばるツヨポンに爆泣きでした~

投稿: のりりょん | 2011年3月 7日 (月) 18時35分

もなみサンの作った
肉じゃががちゃんと美味しかったのか??
激しく気になるはらぼじmiyukiです。
・・・って、冬のサクラ、昨日初めて
見たんですが、私。^^;

サンウくん、ジウ姫より日本語上手かったじゃないです?
なんか、「冬のサクラ」ファンミーティング(笑)にもサプライズ登場なさったようで。

さて・・・
素敵な小学校ですね、「けいおん」題名だけで
よう知らないんですが・・・

私が通った小学校、低学年の時だけ
床が木の校舎(どこかから移築してきた)でした。
あとは味気ないPタイルの床ね。
でも、雑巾は学期がひとつ終わるころには
なんだかわけわかんないにほにに
なってましたっけ・・・

バスの床の油のにほに、あれは
たしかに臭かったっけ。
ああ、きゅうに蘇ってきました、あのにほひ・・・

うさぎとかめ、子供たちが触り続けて
来たんでしょうね。
いいなあ。

投稿: miyuki | 2011年3月 7日 (月) 19時35分

rozyさん
なにが驚きかって、この小学校は公立なのに、個人の寄付で建てられたってことです。
今の価格で22億円。
このお金をぽ~~んと出したのはこの地出身の伊藤忠商事の専務、専務ですって、社長じゃなくて専務ですって(くどい)。
私財の3分の2を使ったとのことですが・・・
22億円で3分の2ってことは、いったいどんだけ持ってたんだ~?

おお、近江商人を語るとき必ず登場する『三方よし』ですが、わたしも最近知りました。
同じ近江の人で石田三成の旗印『大一大万大吉』っていうのがありまして、ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、それでこの世はすべて平和に!という意味があるそうです。
驚きですねぇ。
古くは武士も商人も、自分だけじゃなくてみんなが幸せになることを理想としていたんですねぇ、しみじみ。
うちの主人は三成の旗印をいたく気に入っておりまして、仕事の部屋に旗印が飾ってあります。

わたしの出た小学校、今では35人学級で2クラスとか聞くとこどもの数が減ったなぁと寂しく思います。
廊下に釘でも出てようもんなら、そしてそれで怪我でもしようもんなら、タイヘンな騒ぎになるでしょうね、やりにくいこと!


投稿: れいち | 2011年3月 7日 (月) 22時55分

みやさん
え~?
みやさんのお雛様は御殿の中におわしますの?
さすが『みやさん』というだけあって、やんごとないですなぁ。
実は豊郷小学校の旧図書館にもお雛さんと五月人形が展示してありまして、そこには長持ちの中に小さい着物やお布団、座布団が縫ったのが入ってました。
綿入りの着物なんかもあって、こいさん・いとさんは、これで遊ばはってんやろなぁ・・・と思いが及びました。
あ、今年はお雛さん、出してない我が家。
クリスマスツリーといっしょ、だ~れも見る人いてへんしぃ。

この小学校は老朽化が原因で建て替えが議論されたのに、保存と決まってから原型をとどめながら上手に補修されたようで、ただいまとても美しい建物となって、卒業生たちのココロのよりどころとなっているようです。

投稿: れいち | 2011年3月 7日 (月) 23時18分

のりりょんさん
>近江のお雛様も雌雛と雄雛が左右逆にお座りになるのですね。
そうですねぇ、京風には屏風もないですし。
実は、商人屋敷でお雛さんの格好をして写真を撮るというサービスがあったので、わたし着物を着せてもらったのですが、あんまりにも嬉しそうな顔しててはじゅかしくて載せられません。

わたしはのりりょんさんよりちょっとだけ年上だけど、ブルマーなんてはいてなかったですよ(笑)
でもねぇ、白状すると、クラスの名前は『い・ろ・は』組でしたの、いろほはにほへとちりぬるを・・・ですよ、ひゃ~~。
そしたら、わたしが通勤電車で一緒になる大学の付属小学校の子は持ち物に『1年い組』と書いてあったから、ああ、いまだに『い・ろ・は』なんだなあとちょっとうれしくなりましたわ。
『雪・月・花』の次が気にかかる~。
やっぱり『星・宙』と続くのですか?
しかし、少子化でそこまでいくことはないか・・・。

ジウちゃん同様、サンウの登場はどうしても必要なの?って感じでしたね。
あれは、こどもが病気だったのでしょうが、奥さんは絶対に顔を見せなかったところを見ると・・・
奥さんはニューハーフで、超難しい妊娠例で生まれたお子だったんでしょうねぇ。
高島夫、ちょっと壊れすぎ!!!

投稿: れいち | 2011年3月 7日 (月) 23時49分

miyukiさん
『冬のサクラ』見ていただいてありがとうございます。
(って、わたしが言うことでもないけど・・・)
ところが、昨日の回はこれまた高島夫がまるっきり冬彦さん化してまして、ちょっと興ざめの部分もあり、はじゅかしい。
でも、野際陽子さん演じる冬彦母と違って、冬サクの江波おっかさんがまともな人であることが救いです。
今井美樹さん、上手にブラウン管に戻ってきましたね。
ブラウン管っていうのもおかしいな、液晶に戻ってきたとか言うのか?今は。

ああ、死にかけのカブトムシみたいなぞうきんのにほひ・・・
大っ嫌いです。
今日びの若者、ぞうきんを使う前に洗っても、使い終わってからは洗わないんですよ。
で、違う人が洗ってあるだろうという前提のもとそのまま使うからデスクの上が死にかけのカブトムシのにほひ、うぐっ。

うさぎとかめ・・・
てすりの途中にかめが歩いているもんだから、滑り降りることができないようにもしてあるのか?
強行突破すると、男子の大事なところにかめのアタマがカッキ~~ンと、ああ、ぢごくでございます。

投稿: れいち | 2011年3月 8日 (火) 00時17分

突然ですが、富山県って日本一満足度が高い県だそうですが、引越した友人が富山の薬売りの固い商売ぶりが今も街に残っているといっていました。

そこから想像するに、後世にこれだけのモノを残した近江商人の街って、現在にもその精神が生きているのでしょうかね。

ヴォーリスの小学校、情緒がありますね。私も自分が通った木造の校舎を思い出します。小6の時、だれかが言い出して米ぬかの雑巾を全員が作って、水拭きのあと磨いたものでした。ピカピカだけどぬか臭かった

そして手すり。アメリカのドラマなどのようにオテンバな女の子が階段の手すりをすべりおりるのを真似して、先生の見ていないとき滑り降りたことがあります。でもこのヴォーリスさんの手すりでは、お股が痛くてできませんわね(笑)

卒業の季節。見る人の数だけ思い出がありそうです


投稿: 秀子 | 2011年3月10日 (木) 11時22分

秀子さん
『始末してきばる』って節約してがんばって働く、って意味です。
この『始末する』ことは何も近江商人だけの信条じゃないはずですけど、好きですねぇ、始末すること。
うちらの世代でも使いますもん、『始末しとこ』って。

20数年前のこと、知り合いのおばさんの話ですが、旦那さんが浮気して家を出て行き、女手一つでこどもふたりを育て上げ、立派な家を建てました。
お祝いに行きましたら、毎晩仕事から帰ってきて家事の最後にぬか袋で柱を磨くのが楽しみの一つなんだと言ってました。
確かに、いいツヤが出てましたわ。
今ごろ飴色に輝いていることでしょう。
このおばさんも『始末した』ものと思われます。

お風呂でぬか袋を使っているおばあさんを見たことありますが、それはちょっとクサかったです、しかもねっちょりしてて・・・。
肌はきれいでした、髪を洗ったあとにもなにかわからん液体をつけていましたっけ。

>滑り降りたことがあります。でもこのヴォーリスさんの手すりでは、お股が痛くてできませんわね(笑)
ひ、秀子さんってば、そんなマトモに言われたら赤面しますわ(笑)
わたしの通っていた小学校では女子でも年中体育用の半ズボン、タイツなどは絶対に穿きませんでしたので、うまくやらないと摩擦で太もものお肉をやけどしたかもしれません。
わたしは滑り降りた記憶がありません、きっとおしとやかなお子だったんですね、はい。

投稿: れいち | 2011年3月10日 (木) 23時37分

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