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2011年2月24日 (木)

終電の終点

先日の雪の降った夜のこと・・・

B男くんから
「仕事の仲間で飲んでるから、終電で帰る」
と連絡があり、駅までわたしが車で迎えに行くことにしました。

しか~し!!!

その終電から降りてきた人の中に我が夫の姿がないのであります。
電話をかけても呼び出し音がむなしく鳴るだけ、メールをしても返信がない。
ありゃりゃ・・・
本当に終電に乗ったのか?
あるいは途中で具合が悪くなって電車を降りたのか?
いいえ、おそらく眠りこけて乗り過ごしたに違いないのです、むかっ!

さあ、ここからが怒り心頭に達した深夜のお迎え劇の始まりです。
ずっとケータイで呼んでいるのに出ないということは、時間的に見て終点に着いているころ。しかし、もうこちらへ向かってくる電車はないことを時刻表で確かめました。
タクシーで帰ってくるだろうか・・・
いや、それなら電話に出てそう言えばいいのです。

終点の駅のホームのベンチで、眠りこけているかもしれない。
電車の中で眠ったまま、回送電車が並ぶ機関区みたいなことろにいるかもしれない。
どちらにしても凍死する可能性がある。
相変わらず電話に出ないということは、気持ちよく寝ているに違いない、むかっ!。

しゃあない、終点まで行ったという想定のもと、迎えに行くことにしました。
しかし、わたしはその駅に行ったことがないので、いったん家に帰ってカーナビのついている車に乗り換え、ちょっと怖いのでう~じんにもついてきてもらうことにして出発。
このとき午前1時ころ、むかっ!。

あぁ、雪がちらついてきたよ~。
明日も仕事やっちゅうのに夜中にナニをやってるんだ、わたし。
助手席ではう~じんが電話をかけ続けています。
やっと電話に出ましたが「はぁはぁ」と苦しそうな息遣いが聞こえてすぐ切れた、というではないですか。
「お父さん、ちょっとおかしい、倒れているのかもしれん」
「今の電話、お父さんやないかもしれん」
「誰かに追いかけられているかもしれん」
などと不安をあおるようなことを言います。
そしてその後二度と電話はつながらない。
母娘ふたりの思いは悪い方へばかり向かいます。
雪の中、走ること30分。

夜の駅って終電が行ってしまっても明りがついているものなのですね。
店も住宅も明りを落として眠る街の中に、明るい駅舎が見えてきました。
人っこひとり見当たらない真っ暗な駅前広場、雪が矢のようにフロントガラスに向かってくる中・・・

Photo_3

                 写真は全くのイメージです。

歩いているおっさん発見、上機嫌!
「何してんのよ!」
「メールを打とうとしてもこの電話、打てへんねん、ふにゃふにゃ」
「そしたら電話に出たらええやん」
「駅の反対側に降りてしもたみたいやさかい、あっちへ行こうとして、ふにゃふにゃ」
「ここ、どこかわかってる?」
「歩いて帰ろうと思ってんけど、駅の反対側に、ふにゃふにゃ」
どうやらここが終点だと気付いてなくて、自分の降りる駅だと思っているようです。
「あ、車掌さんが終点ですよって言うたような気がする、なんでもっと早うに起こしてくれへんねんって、ふにゃふにゃ」
迷惑な客で、車掌さんすみません。
このとき午前1時半ころ、むかむかっ!

この後もB男くんは車の中でわけのわからんことを言い続け、午前2時ごろ自宅に着きました。
階下ではまだ何やら独り言を言っておりましたが、もう放ったらかしてわたしたちは2階で寝ました。

ほんと、さんざんな夜でした。

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コメント

れいちさん、おばんです。
(もうすぐ「おはよう」という時間ですが。)

ふにゃふにゃ上機嫌で終電で終点まで行っちゃうくらい
酔えるお父さんがうらやましかよ・・・

ワタクシ、ちょっと酔ってチョッと気持ちよくなるそばから
毛穴から発散するようにして酔いは霧散して行き、
めったに酔い潰れることは無いウワバミ女です。
酔うから楽しい飲み会なのになあ???

酔ってベンチで寝て
凍死するかもと心配して
夜中に迎えに来てくれる奥さんのいる幸せな
B男くん、
終電で帰るのは夏限定・・・いや、やっぱ
やめたほうがイイですかね、ほほほ・・・

投稿: miyuki | 2011年2月25日 (金) 03時15分

酔っ払うと・・・ ふじ です。

今日の日記は・・・

     はははっ 耳が痛い。

いつもゴメンね。 奥さんっ

投稿: ふじ | 2011年2月25日 (金) 07時37分

miyukiさん
今頃は神戸へ向かうバスの中ですね。
着いたらその日は楽しいイベントの日、体力温存、どうかゆっくり寝んでください。

うちのB男くん、こんな酔い方滅多にしないんですが
よっぽど楽しいお酒だったようです。
わたしも自失するほど酔っぱらったことないから、よくわからないのですが、雪の中歩き回ってても寒くない、同じところを歩いているのに気付いてない、ケータイのキーが押せない・・・これがいわゆる酩酊ってやつですな。
迷惑かけてると思ってないから、謝らないし感謝もしないんですよ。
あ~、思い出したらまた腹立ってきたわ~。

う~じん?
お父さんの姿をみつけたときわぁわぁ泣いてたのに、そのうちあきれてしまって無視です。

夏場なら行きませんよ、ぜったい。
ベンチで寝ていただきます、ってその辺歩き回って溝にでもはまったらあかんので迎えに行くんだろうなぁ、やさしい奥さんは。

投稿: れいち | 2011年2月26日 (土) 00時09分

ふじさん
あ~たもこういうことやってるんっすか?
ほんまに世の男性っちゅうもんはしゃ~ないですね。
終点では車掌さんが、こういう酔っぱらいや忘れ物を点検して回るそうです。
起こしても起きない人もいるだろうから、車掌さんてたいへんね。

あのね、次の日ごめんねメールがきました、そして帰ってきたらケーキが用意してありました。

ふじさんも口だけのごめんねばかりじゃ、そのうち奥さんお迎えに行ってくれなくなりますよ、お~っほっほっほがんばれ~(なにを?)

投稿: れいち | 2011年2月26日 (土) 00時25分

こんばんは。
神戸に行かれず寂しくお留守番しております

うちも数カ月前に似たようなことをされました、息子に。
寝過ごして終点までは行きませんでしたが、
20分ほど先の駅からこちらに帰ってくる電車はナシ。
「…なんとか歩いて帰ります…」と電話をかけてきましたが
15㌔位あるので果たして何時間かかるのやら。
待っているのが心配で嫌なので深夜迎えに行きました。
我が家までは湾岸高速の下をひたすらまっすぐ。
息子はすでにこちらに向かって歩き始めている様子。
深夜のこういう広い道って、暴〇族の大好きな道路ですよね。
「絡まれないで~」と願いながら母は爆走していったのでした

優しいれいち家とは違って、これがもし主人なら
確実に自分で何とかさせていたでしょう。
次の日のごめんねメールとケーキって、
やはり羨ましいご夫婦です。

投稿: スワロ | 2011年2月26日 (土) 21時43分

スワロさん
深夜の15kmはかなりかわいそうですね。
先ほど5kmほどウォーキングしてきましたら1時間かかりましたので、15kmとなると3時間か・・・
夏場の終電なら間もなくしらじらと夜が明けることでしょう。
わたしもgoogleマップで測ってみましたら直線で15kmありました。
道に迷ってたら20kmはあるなぁ、きっと。

そんなもん、ダンナと息子の扱いなど天と地ほどのさがありましょうとも!
ダンナの代わりはいても(え~~?)息子の代わりはいない!
あ、いえ、言い間違えました。
ダンナあってこそデキた息子でございます。
どちらも大事、ダンナいてこその年金でございます。

神戸はねぇ・・・
楽しかったですよ。
わたし、思わぬ流れからファンミにも参加させていただいて、ありがたかったです。
いずれmiyukiさんがご自宅でUPされるでしょうが、熱かったのですよ、きゃ~~~っ

投稿: れいち | 2011年2月27日 (日) 16時29分

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