二束三文で本を売る
読み終わった本を売りました。
我が町には買取りをしてくれるところがBook 〇ffしかありませんので、比較検討の余地なくそちらへ持ち込みました。
文庫本『龍馬がゆく』全8巻、1冊30円×8冊で〆て240円でした。
ちなみに、表紙が日焼けしてて、紙にシミがついているこちらは引き取ってはくれませんでした。ただし、お店の方で捨ててくれるそうですからお願いしました。
Book 〇ffでは、きれいか汚いかが買取りの主な基準で、希少価値のあるものもないものもひとからげで買取りします。
よって、『背取り』・・・掘り出し物を安く手に入れて転売する商売、最近ではもっぱらネットで売られる・・・が成り立つわけです。
売った後、浅田次郎さんの文庫本を買ってきました、定価590円を350円で。
けっこうボロい商売だなぁ・・・と思いましたねぇ。
そこで・・・
わたしは、古書籍を売ったり買ったりできる古物商の許可をはるか昔にとったことを思い出しました。 もう四半世紀も前のこと、結婚して仕事を辞めたもののこどももできないことだし、なにかひとつ商売でも始めようか・・・と思い立ち、古本を買って売ることを思いついたのです。
半年くらい売ったり買ったりをしましたが、そのうちこどもができて商売どころではなくなりました。
利き目を持っていないので希少価値のある本は扱わない、というやり方は今のBook 〇ffと同じ方式、しかもわたしが思いついたのはBook 〇ffの会社設立よりより数年も早くて、目の付けどころはよかったのなぁ・・・と、古本の概念を吹き飛ばすようなきれいな店内で、つい感慨に浸る夏の夜でした。
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