« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月30日 (水)

ピビンバ

過去に色々と、なんちゃって韓国料理を紹介してきましたが、最近のわたしのお気に入りはこれ

Cimg7043

生野菜のピビンバです。
ピビンバは野菜をナムルにするのが一般的ですが、これは生野菜を使うのでさっぱり食べられて作り方はいたってカンタン。

  牛ひき肉
  コチュジャン
  おろしにんにく
  おろししょうが
  しょうゆ
  酒
  さとう


以上全部を火にかける前にフライパンの中で混ぜ合わせ、火にかけたらかき混ぜて肉味噌を作っておく。

  サニーレタス
  しらがネギ
  大葉
  ミョウガ
  カイワレ大根


を白いご飯の上に盛り、その上から肉味噌をかけて、

  ゴマ油
  白ゴマ
  韓国ノリ

をふりかけて終わり。
食べる前に具とご飯(パブ)をよく混ぜ(ビビン)ていただきます。
わたしは香りのきつい野菜が大好きですが、お嫌いな方はベビーリーフなどを使うとクセがなく、よりカンタンです。
肉味噌の調味料の量は、辛いのが好きな方はコチュジャンを多めにしたり、次の日大事な商談やおデートがある方はニンニクを抜いたりと、お好みでいいと思います。
ただ、生野菜と混ぜて食べるので、味付けはやや濃い目にしっかりとつける方がいいでしょう。

我が家には普通にコチュジャンが常備されていますが、一般的なお宅では置いてないところが多いでしょうからご紹介します。
漢字で書くと『苦椒醤』となり、コチュは唐辛子のことで醤は調味料のこと、お味はからいです。
右はソウルで買って来た牛肉入りコチュジャン、このままご飯に乗せてもおいしく食べられます。
左は日本のスーパーでも見かけるもの、チューブ入りもあります。

Cimg7047
ところで、これ・・・

Cimg7049

『食べるラー油』です。
ちまたでは売り切れ続出で、桃屋のものは入荷が未定らしく、わたしもS&Bのものをやっと手に入れました。
これがこの生野菜ビピンバによく合うんです。
ラー油と言えば中国のものですから、韓国を代表するご飯もののビピンバに入れるのは邪道でしょうが、何と言うか・・・
中国吉林省に住まう朝鮮民族が、はるかふるさとを思い出して作ったピビンバに、長年の習慣で慣れ親しんだラー油をつい垂らしてしまった郷愁たっぷり・・・みたいなお味とでも言いましょうか。
吉林省へは行ったことないからよう知らんけど・・・
とにかく、『食べるラー油』はかなりのアクセントになって絶品です。

《追加》 7月4日

なんちゃってコンククス

  そうめんorひやむぎ
  豆乳(これが無調整より調整の方がおいしい)
  だし醤油
  きゅうり(うすぎりにお塩をかけて固く絞っておく)
  おろししょうが
  プチトマトなど(飾り用)
  ゴマ

湯がいて冷やしたそうめんの上に、だし醤油を混ぜた豆乳をかけて、きゅうり、おろししょうが、トマトなどを乗せておわり、材料は全部冷えたものを使います。

20090614135246

豆乳とだし醤油という意外な組み合わせに、食欲が増進します。

| | コメント (28) | トラックバック (0)

2010年6月25日 (金)

睡眠あれこれ

朝の電車の中で隣に立っていた高校生男子が、持っていた参考書と赤い暗記シートを床にバサッと落としました。
同時に本人も膝から前のめりに半分崩れ落ちました。
「気分が悪いの?」
と聞いても赤い顔をして首を横に振り
「だいじょぶっす」
と言います。
はっは~~~ん・・・
この子、立ったまま居眠りしていたな。

それで思い出したことがあります。
うちのB男くんはいつでもどこでもすぐに眠れます。
学生時代、電車の中で吊り革を持ったまま居眠りして、こんにゃくのように床に崩れ落ち、周りの人たちが
「学生が倒れたぞ」
「車掌さんを呼んでやれ」
と大騒ぎになり、まさか居眠りしたとは言えず、恐縮して次の駅で降りたことがあったそうです。
また、大阪駅の構内で歩きながら居眠りして、階段を転げ落ちたこともあります。
このときは駅員さんが飛んできて、駅の救護室に運ばれ、
「救急車を呼びましょうか」
と聞かれたけど、このときも恥ずかしくて居眠りしたとは言えず、お礼を言って立ち去ったそうです。

そのB男くんは、夜寝ていると呼吸が止まることがあります。
隣で寝ているわたしは自然と「いち、にぃ、さん・・・」と数を数えます。
だいたい10から15くらいでプッハ~~~ッと大きく息を吐き出し、またしばらくいびきをかいたら呼吸が止まります。
一度、お医者さんで相談したら“無呼吸症候群”の疑いがあるとのことで、検査用の機械を装着して寝ることになりました。
これがまぁ・・・
装着の緊張感からか、あまり呼吸が止まらないで、いびきの音さえいつもより控えめなのです。
結果、現段階では治療の必要はないものの、睡眠不足で昼間も眠たくなるようなら再度来院してくださいと言われたそうです。
しかし最近のB男くん、自分のペースで仕事をするようになってからは、呼吸も止まらずぐっすり寝ています。
「早う伝票回してください」
「上から2段目に入っています」
こんなはっきりとした寝言ももう言いません。

昨日、知り合いの人が言ってました。
・・・仕事の打ち合わせのため、取引先の人たちを交えて4人で集まり、さて話を始めたらいきなり取引先のふたりのうちのひとりが居眠りを始めた。最初、失礼な人と思ったが、どうやら無呼吸症候群で、夜に熟睡できてないから昼間に居眠りするらしいとわかり、怒るに怒れず帰って来た・・・
とのこと。

寝ている間のことは本人にはわかりません。
朝方冷たくなっているってことにならないように、そばにいるものが気をつけてあげなければいけないということですね。

さて、わたくしサッカーW杯観戦で寝不足です。
今夜はポルトガルvsブラジルという好カードですが、もうわたし、起きてられそうにありません。

Photo
ブラジルのカカ♡とポルトガルのロナウド♡

| | コメント (18) | トラックバック (0)

2010年6月20日 (日)

乙女ゴゴロ

「これ、置いて帰ってくれはった~♡」

Photo
着るにしても飾っておくにしても1回洗おうとして、わたしが洗濯機に放り込んだら・・・
「洗うたらあかん!」
200_2 「でも最後の日、パジャマに着たまま洗わんと置いて帰ったんちゃうん?」
「まさに、それがええねんやん♡」
と、洗わないでパジャマに着ています。

20 その気持ちはわからんでもないけど、そろそろ得も言われぬへんな匂いが漂ってきています。
ええ加減、洗ってください。

| | コメント (16) | トラックバック (0)

2010年6月16日 (水)

映画『クロッシング』に号泣

20100423_1112889

韓国映画『クロッシング』
北朝鮮の炭鉱の町に住む三人家族。
炭鉱で働く元サッカー選手のヨンスは、妻・ヨンハと11歳の一人息子のジュニとともに、貧しいけれど幸せに暮らしていた。
しかしある日、ヨンハが肺結核で倒れてしまう。北朝鮮では風邪薬を入手するのも難しく、ヨンスは薬を手に入れるため、危険を顧みず中国に渡ることを決意する。
決死の覚悟で国境を越え身を隠しながら、薬を得るために働くヨンス。脱北者は発見されれば容赦なく強制送還され、それは死をも意味していた。
その頃北朝鮮では、夫の帰りを待ちわびていたヨンハがひっそりと息を引き取る。
孤児となったジュニは、父との再会を信じ国境の川を目指す。
しかし、無残にも強制収容所に入れられてしまう…。

中国へ渡った父ヨンスは、脱北者支援団体の庇護のもと、自分の意思とは別に韓国へ送られますが、そこでも必死で働き、ブローカーを通じて収容所から息子を救い出す手はずを整えます。息子との約束だったサッカーボールと運動靴も買って。

さて、収容所に入った息子ジュニの方にも次々と試練が襲ってきます。
この息子役の少年、演技なのか素なのかわからない演技、ドキュメンタリーかと思わせる演技にすっかり肝を抜かれてしまい、わたしはダダ泣きでした。
わたしだけじゃなく、館内すすり泣きのるつぼでした。

Photo
母の亡骸を積んで走り去る車、父との約束『おんまを守る』ため「連れて行かないで」と叫びながら追いかけるジュニ。

3
「あぼじ、ごめんね、おんまを守るって約束を果たせなくて・・・」電話の向こうの父は「いいんだよ、もういいんだ」と声を殺して忍び泣き。

2
約束を果たせなかったのは父も同じ。

息子は「雨が好き」と言います。
父とサッカー遊びに興じているときも、雨粒が落ちてくると生き生きします。
ラスト近く、モンゴルの砂漠で横たわる息子の頬に落ちてきた一粒の雨、空には満点の星が輝いているのに・・・
そして、雨は悲嘆に暮れる父の背中にも落ちてきて・・・
このあたりの演出は、悲しくも美しい。
そして美しくも厳しい結末。

苦しい映画でした。
監督は実際の脱北者100人余りに取材したというだけあって、数ある残酷な描写はリアル、おそらく真実に近いものと思われます。
また、テーマが政治色の濃いものなので、北に友好的な中国やモンゴルでの撮影は非常に慎重に行われたのこと。

半島の南北国家の関係は最近また緊張を孕んでいますが、国と国との摩擦はかの国の飢餓にあえぐ庶民にはなんら関係ないということ、フィクションとは言え、この作品で描かれている世界は限りなく現実に近いということを、少しでも多くの人に知ってほしいと思いました。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2010年6月12日 (土)

帰っちゃった・・・

Cリスに、日本の印象は?と尋ねると

ヒトガ オオイ
マチモ イエモ ハナモ キレイ
イロンナ タベモノガ アル
デンシャノ ジカンガ セイカクデ アル

という返事が返ってきました。
では、ヘンだなとか困ったなとか悪い印象を持ったことは?との質問には

ムツカシイデスネェ デモ アリマセン

との返事。
お世話になったことへの感謝が含まれているにしても、尋ねたこちら側がホッとするような答えでした。

ただ、東京の地下鉄では老いも若きもみな黒いスーツ姿で驚いたとのこと。
Nルウェーでスーツを着るのは会社でもトップクラスの人だけ、庶民が着るのはクリスマスなどの記念日だけなので
「社長ばかりが乗っているのか、何かの記念日なのか」
と思ったそうです。

あと、すき焼きを生玉子につけて食べるということにも驚いていました。
彼の国では玉子を生で食べる習慣はない、これは大方の国が魚もその卵も生では食べないってことに通じています。
とにかく、すき焼きを生玉子につけてじゅるじゅるっと食べるわたしたちの横で、Cリスは糸こんにゃくを音を立てずに口へ運んでおりました。
ああ・・・文化の違いが大きく表れるのは実に食べものなんだなぁと思った瞬間でした。

2_2
            ↑ こたつでくつろぐふたり+犬
                ↓ スイカの形のカード

Cimg7008_3

『to お父さん&お母さん』
帰国前夜、わたしたち夫婦に手渡された封筒の中には、感謝の言葉を綴ったカードが入っていました。
内容はわたしたちの宝物ですのでナイショ、でもずいぶんと日本語が上手になっていたのでびっくりしました。

親として聞きたいことはいっぱいありましたがやめました。
3週間の滞在中、言葉も生活様式も違うこの国の女性とずっと付き合っていけるだろうか、と考えたにちがいありません。
そしてまた、夏にはうーじんがNルウェーへ行きます。
この子もまた、彼の国をもっと深く知ることになるでしょう。
答えはそのあとふたりの間で自然に出るように思います。

「いい子やったなぁ」
「素直やし」
「そやけどいかんせん・・・遠いなあ」
娘のカレシでありながら、Cリスはわたしたち夫婦の心にも大きな足跡を残し、先日笑顔で帰国しました。

| | コメント (20) | トラックバック (0)

2010年6月 8日 (火)

電車内風景、雑感

トイレの床が水浸しになっても、今夜のメニューでアタマが痛くても、わたしは毎日仕事に行かなくてはならず、相変わらず混んだ電車、人身事故でダダ遅れの電車に揺られて通勤しています。

ところで、最近の高校生の通学かばんったら、なんであんなにごっついんでしょう!?
野球部やサッカー部ならまだしも、明らか塾経由帰宅部のひょろっちい子までビニールのスポーツバッグを持っています。

あたま数にしたら5~6人なのにゆうに10人分くらいのスペースをとっていて
「あっ、電車けっこう空いてる、ラッキー!」
と思って乗ってみたら、足元には岩のように重いスポーツバッグが瓦礫のように置かれています。

提案します!!
高校生、そのかばん棚に乗せるかアタマに乗せるかせ~よ!

Photo_3
さて、今朝のこと・・・
「おまえ今日、耳の形おかしいないか、なんか・・・怪物くんになっとるで」
「うるさい、生まれつきやわ、おまえこそ怪物くんみたいや」
「うちのおかん、小さいときから耳の後ろはちゃんと洗えってうるさいっちゅうたらよ、耳引っ張ってこうして洗うてたらこんなに伸びたんやがな」
「おまえんとこも?うちのおかんもしつこう言いよったわ、そやさかいこんな耳になったんかいな」

電車の中で、わたしの後ろに立った高校生の会話です。
この男子ふたりの耳の形は怪物くん?伸びてる?
とても気になって、電車を降りるときに見てみたら・・・
ぎゃっはっは~~~!

Photo_2
耳はさほど大きくはありませんでしたが、このふたり、双子ちゃんだったんです。

間もなく梅雨入りのどんよりした空の下、湿っぽい車内の空気がふっと軽く感じられた一瞬でした。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

2010年6月 4日 (金)

ちょっと困っていること

それは・・・
遠方からのお客さんは、食べ物に関する好き嫌いが多いってことです。
彼の国を代表する魚である鮭・鯖をはじめ、エビ・カニなど魚介類全体が苦手だそうで、では牛肉・豚肉は好きかというとそうでもなく
「オイシイデス」
と言いながらかなり頑張って食べている様子が見て取れます。
よそ様の坊ちゃんだし、今さら偏食をどうのこうのと言っても仕方ないし、うちにいる間だけでもお口に合うものを食べていただこうと、献立から調理法まで気を使っています。
しかしもう、魚介類と牛豚肉を使わないメニューを思いつきません。

好きなもの・・・
マッシュポテト、ピザ、オムライス、コロッケ、鶏の唐揚げ、スパゲティ、さつまいもの天ぷら、きゅうりの糠漬け、枝豆・・・
チョコレートミルク(ココア)、雪見だいふく、いちご、梅酒・・・

ただ、せっかく日本に来たのですから、日本食にもチャレンジしてほしい、という思いもあって、洋食の献立にもなにか1品、日本の家庭料理を付けています。
ほうれん草のごま和え、揚げ出し豆腐、なすの煮びたし・・・

わたしが料理をするそばでB男くんがぼちぼち飲み始めると、Cリスもテーブルについて枝豆をつまみながら飲み始めます。
B男くん・・・
「京都の御所は行ったか?千代田のお城とまた全然違うやろ?天皇さんがずっとあそこに住んではったら、世の中どうなっていたやろなぁ・・・」
(なんでそんな返事のしにくい話題を出してくるのさ・・・)
「ビールによう似た発泡酒ちゅうもんがあって、それはそれはそっくりな味やけど、発泡酒はちょっと安い」
(もうちょっと文化的な話題はないのかいな・・・)

ともあれ、我が家のテーブルに複数の男性が座っているという、かつて見たことのない光景は不思議でもあり、おもしろくもあり。
そしてCリスは
「モウ オナカ イッパイデス ゴチソウサマ デシタ」
にこっと笑ってさりげなくごま和えを残すのでした。

Cimg6968_2
Cリスの好きなコロッケを作るふたり
「ジャガイモノ カワ モット キレイニ ムケナイノ?」
「口に入ったらなんでも一緒やんか」
「ホンマ ダイタンデスネ」
うちの娘の強気の発言もさらりと受け流す余裕のカレシは、なかなか料理上手でありました。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »