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2010年5月29日 (土)

離日

前髪がQPちゃんみたいにくるくるしているのをとても気にしていて、毎朝ドライヤーで懸命に伸ばしていました。
回転寿司屋では全部100円と聞いて、回る皿より自分の目が回ってしまい、焦って20数皿食べました。
すっかりお寿司のファンになり、居酒屋でも同じ調子でお寿司をじゃかすかオーダーしまくりました。
トイレの手洗いのところのビー玉を触って穴に詰まらせてしまい、トイレの床をびちょびちょにしました。
スーツケースが壊れたのでガムテープを貼っていました。
街を行く女子高生のスカートが短いのに憤慨し
「アレワ ダメデス オカアサンニ シカラレマス」
「あら、スカート短いのはおきらいですか?」
「エ?アノ・・・スキデスケド・・・」
照れてました。

2m
日本の伝統的な神社仏閣にとても興味を持ち、清水寺や金閣寺より竜安寺の方が気に入り、石庭を2時間眺めていたそうです。

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そして京都では、修学旅行生に囲まれ質問攻めだったとか。
ナルシストの2mくん、さぞ大満足だったことでしょう。

こんな数々の、ちょっとずっこけた逸話を残した2mくん・・・
「アリガトウ ウ~チャン」
むんぎゅ~~!
「グッチョイス デス オカアサン」
むんぎゅ~~!
感動するとすぐに両手を広げて抱きつく“ハグ大王”はすっかり日本がお気に入り、来年ぜひ日本に留学したいと言い残して、次なる訪問国カナダに向かい旅立ちました。

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2010年5月24日 (月)

ちょいドキ生活

アメリカでの留学を終えたNルウェーの男の子ふたりが我が家にやってきました。
ひとりはうーじんのカレシ、Cリスくん、26歳。
もうひとりは、共通の友人2mくん、22歳。

仏壇を不思議そうに眺めて、トイレでウォシュレットに感激して、毎日和室にお布団を敷いて寝起きしています。
お箸はずいぶん特訓してきたらしく、ふたりとも食事には支障がありません、お豆腐も上手に食べられます。

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Cリスの日本語はかなり上達していて、こちらがゆっくりと平易な言葉で喋れば、だいたい理解できるようです。
反対に彼らがゆっくり喋ってくれても、わたしたち夫婦はその単語から意味を想像するしかありませんが、ところがどっこい、これがだいたい通じています。
「コミュニケーションちゅうもんは言葉より気持ちや、気持ち!」
B男くんは叫んでいます。

ところで、我が家の犬が気管支の弱いCリスのアレルゲンになるらしく、彼は毎日薬を飲んでいます。
目が真っ赤に充血したので目薬をさしてあげました。
おでこにかかる茶色がかったブロンドの髪を押さえて、高い鼻をはさんだふたつのくぼみに目薬をさしていると、我らが同じ地球人であるとは思えないような造作にぞくっとしました。

「ソレ ハ ナンデ~ス カ?」
「目のかゆいのが治るのよ」
「ホンマニ~?」
点眼薬、いわゆる目薬は珍しいみたいです。

こうして、遠方からのお客さんとの暮らしは、ちょいドキ楽しく始まりました。

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2010年5月19日 (水)

農協、再発見!

最近、友人がJAの購買部に勤めだしました。
わたしにとってそこは、農家の人が野菜の苗や肥料を買いに行くところというイメージでしたが、先月の半ば、表に置いてある花の苗に誘われて、しかも友人がいることだしってことで中を覗いてみましたら、地場の野菜や果物、花などが良心的な価格で売られているのを発見しました。

友人にヤマブキはあるかどうか尋ねたら、今年はこの天候でまだ出ていないということでしたが、GW終盤に「出たよ~!」と教えてもらってさっそく買いに出かけました。
実はうちのあねは、ヤマブキと昆布の焚いたのが大好きです。

葉を落として長さの揃ったのをひとまとめにしたものが、数軒の農家から生産者の名前入りで出ています。
その中から細くて足元の赤紫色が濃いものを選びました。
あと、ワラビやゼンマイ、ウド、竹の子、タラノメ、山椒の葉などおよそ山歩きでもしない限り手に入らない天然モノが並んでいます。
その中からワラビと、季節的にはもう終りかけの日野菜も購入。

こうしてあねが函館に戻る日には3種類の山の幸の料理が間に合いました。

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重曹を振りかけて熱湯を注ぎ一晩置くとアクが抜けるワラビ、油揚げと炒め煮する。

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これくらいだとおかずに、もうちょっと煮詰めるとお茶漬けにもってこいのフキ、ヤマブキは皮をむかなくてもいいから楽ちん。

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塩漬けした後、甘酢をかけるととたんに発色する日野菜のさくら漬け。

GW中のあねは、旅行したりともだちと遊んだりでほとんど家でご飯を食べなかったので、少しずつシールパックして、荷物に加えました。

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汁が漏れないようにきっちりと包装していると、わたしが新婚当時に母からしてもらったのと同じようなことをしているのに気付きました。
若かったわたしは母に感謝をするだけでしたが、今のわたしには、母は母できっと楽しんでしていたに違いないことに思いが至り、年月の流れと自分が年齢を重ねたことをしみじみ思うのでした。

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2010年5月15日 (土)

ダーリンって・・・

ダーリンは外国人

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映画を見る機会を逸してしまったので、原作のコミック本を買いました。

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ハンガリー人とイタリア人の血を受け継ぎアメリカで育った男性と、日本人女性の結婚生活を描いています。
奥さんは漫画家なので、私生活をそのまま絵と文で公開しているようなものです。
映画化されるだけあって、これがいちいちおもしろい!!!
日々の何気ないエピソードや、そのときどきの妻と夫の考え方、反応のしかたなどが違っていて、しかもお互いが歩み寄る気配がなくて笑えます。

ダンナはお皿がうまく洗えない、洗ったお茶碗を濡れたまま重ねる、風邪をひいても薬を飲まない・・・こういうところ奥さんは許せなくて、その感覚がわたしとよく似ていてこれまたおもしろい。

「ぶん殴るの、ぶん、ってなに?」
「やれああしろこうしろの、やれ、ってなに?」
いちいちその疑問に対する答えを考えるより、その疑問自体に妙にこちらが納得してしまう。

ところどころに入るダンナのつぶやきや反論に、なるほどあなたもいろいろタイヘンね・・・と応援。

外国人だからこんな行動をとるとか、こういう考え方をするとかひとくくりには言えない、要はその人の個性である、とは著者の断り書き。しかしそこには育ったお国の環境や主義といった国民性が大きく影響していると思います。

我が家に間もなく来られる外国からのお客様から見たら、うちの家族、ひいては日本人全体が変わったことを言ったりしたりしているように映ることがたくさんあるに違いないですね。

ともあれ、こうしてお客様を迎える気分は徐々に盛り上がってきている最近の我が家です。

ダーリンは外国人 ダーリンは外国人

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2010年5月 9日 (日)

南国の楽園 ~後半~

翌日は、朝からバスで島内観光です。

Cimg6774_2 この島は、16世紀にマゼランによって発見され、彼の探検のスポンサーであったスペイン王室の王妃の名前から『マリアナ島』と名づけられました。一般的にはサイパンと呼んでいますが、正式には北マリアナ諸島の中心的な島がサイパン島です。
その後ドイツが安価で買取り、流刑地として使っただけで、第一次世界大戦で勝利を収めた日本が統治することになったのです。
当時、主要な産業のなかったこの島で、勤勉で器用な日本人は試行錯誤の末にサトウキビの栽培から精糖に成功、工場で働く島民の生活は安定したものとなり、日本からの移住者が増えて経済的にも潤う楽園となりました。
しかし、第二次世界大戦では、侵攻してきたアメリカ軍との地上戦の激戦地となり、島のあちこちには今なお戦争の傷跡が多く残っています。

バンザイクリフ
捕虜になるより自決を選び、たくさんの日本人が飛び降りた島の最北端、慰霊碑が並んでいます。

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ラストコマンドポスト(旧日本軍司令部跡)
このあたりのジャングルは立ち入り禁止、戦死した兵士の遺骨が残っており、毎年日本から多くの方々が遺骨を集めに行ってるそうです。

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慰霊碑のある公園の戦車と砲台

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バードアイランド
島の東側は太平洋となり西側のフィリピン海と全く違う波の色

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サトウキビ農園と製糖工場を往復した列車

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ヤシの実ジュースを飲んだあとは、実を割ってくれてわさび醤油で食べるヤシの実(写真右下)ヤシの皮をヘラにして食べます、ジュースより美味。

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こうして、島内観光は2時間あまりで終りました。
旅行では、気ままに行きたいところへ行くのもいいものですが、現地のガイドさんの話を聞きながら名所を回るのも好きです。
例えば、ちょっとした裏話・・・
「このホテルは芸能人がたくさん利用します」
「野球選手がキャンプに来ます」
な~んて情報も入ってきますし・・・。

Cimg6730 午後からは海でぴちゃぴちゃと遊んで・・・実はわたしもあねも海が嫌い、足に海草が触れるところは怖いのであります・・・よって、もっぱらプールで泳いだりお昼寝したりしました。
それにしても日本のプールサイドでは取り合いのビーチチェアが、ここではたっぷり余っています。日本人は日焼け止めを塗りたくって水に入ったり出たりを繰り返してますが、欧米人はじっとしたまま、眠ったり本を読んだりしながら思い切り肌を焼いています。

旅行会社が専用スペースを確保しておいてくれたけど、陽射しよけもチェアもたくさんありました。ヤシの葉で葺いた屋根の下に入ると暑さは感じません。

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落ちてきたヤシの実を割るあね、しかし繊維がびっしりで簡単には割れない。

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やっぱりプールサイドが好き。

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サイパンを代表するプルメリアという花です。
やや肉厚で開花時期が長く、とてもいい香りがします。これは昨日のスパでお風呂にたくさん浮かべられていたり、マッサージオイルの香料としても使われていました。
甘く爽やかな香りを深く吸い込むと、身体のすみずみまできれいなものが行き渡るような気持ちよさです。

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こちら『プルメリアの伝説-天国のキス-』という映画です、余談でした。

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昨日のマッサージが気持ちよかったので、この日も宿泊しているホテルのスパとマッサージを夕方に予約しておきました。
『イサグア・スパ』でのイサグアとは水の循環という意味で、地元の自然療法士の知識をベースにした代々島に伝わる方法で行われるマッサージです。
Cimg6817 ここでもプルメリアの香りのするオイルがふんだんに使われていました。
ちょっと日焼けした肌をすべすべもみもみしてもらうと天にも昇る気持ちよさ、やっぱりよだれ垂らして寝てしまいました。

ああ、気持ちよかった。
このまま居ついてしまいたいけどそうもいかず、次の日の早朝、わたしたち母娘はカメラに写真を、スーツケースに思い出をたくさん詰めて帰って来たのでした。

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2010年5月 5日 (水)

南国の楽園 ~前半~

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いつものとおり、のっけから機内食です。
今回の飛行機はアシアナ航空、シーフードカレーか牛肉のチンジャオロースーか選びます。 パンは温かいし、チョコケーキもワインもおいしい。こないだの航空会社ととえらい違いや・・・。
お料理がおいしいと、運んでくれるCAさんにもとっても好感が持てます。

余談ですが、団体旅行でも搭乗手続き(荷物を預けるとき)のカウンターで提携航空会社のカードを提示するとその場でマイレージを付けてくれます、あとから請求するよりずっとお手軽です(今回の場合、アシアナはANAと提携)。

Cimg6779さて、アメリカ合衆国への入国は年々厳しくなってきています。
グァム、サイパンは東南アジアに位置しますがアメリカ領です。
サイパン国際空港では入国審査のときに、両手の親指・それ以外の指4本の指紋採取と顔写真の撮影があり、折りしも5便がほぼ同時に到着したために、深夜の空港は長蛇の列。
しかもVISA免除プログラムとして、短期の旅行者には電子渡航認証(Electronic System for Travel Authorization)通称 ESTAと呼ばれる事前の登録が必要なことを審査官が説明してくれるのですが、難しい用語が多くてよくわからない・・・。
結局、飛行機は深夜の2時20分に到着しているにもかかわらず、空港を出たのは2時間後、ホテルに着いたのは早朝の5時ころでした。

ああ、疲れた・・・。

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夜がしらじらと明けかけると、オーシャンビューの部屋からは光る海が一望できます。海も空も呼んでいましたが、ほどよく冷房の効いた部屋でちょっと眠りました。

Cimg6731 サイパンの年間平均気温は27℃、強い陽ざしのわりに海からの風が気持ちよくて遅めの朝食は庭のそばのテーブルを選び、さあ、きょうは何から始めようか・・・。
あねとの旅行前はいつも緻密に日程を計画するのですが、今回はおおまかなことしか決めてなくて行き当たりばったりです。
とりあえずこの日は午後からスパとマッサージを予約しているので、そのための水着を買いに街へ出かけました。

Cimg6784 ホテルは島の中部に位置するハイアット・リージェンシーで、繁華街ガラパン地区まで歩いても
10分くらい。街の看板は日本語の他に韓国語と中国語が目立ちます。
免税店の向かいに水着専門店を発見!豊富な品揃えのうえ30ドルから80ドルくらいとお安いです。あねはめでたくちょっと派手めの水着を買い、隣のABCマートで短パンやムームーなども買い込みました。

ハードロックカフェで軽く昼食、店内はローリングストーンズやディープパープルなど懐かしい曲が流れ、涼しい店内で飲む冷えたビールのうまいことったら・・・。
このレストランは島で唯一の免税店GALLERIA(ギャラリア)の中にあり、このあたり他にレストランがあまりないのですが、そのわりにはお客さんが少なくて、空港で溢れかえるほどいた人たちはどこへ行ったんだろう?ってくらい閑散としていました。

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午後からは北部のリゾート倶楽部『マンディ・アジアン・スパ』に行き、ジャグジー、プール、サウナ、マッサージでほとんどねんねんころり状態、マッサージが終ったのも気付かずによだれを垂れて寝ていました、たぶん。

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あ~あ・・・
このまま時間が止まってしまえばいいのに、と思う南国の夜でした。

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2010年5月 3日 (月)

真っ青な空と海、サイパン

の~んびり、てろてろ~んとした旅から帰ってまいりました。

Pm

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でれ~んとしていたのでたいした記事にはならないと思いますが、また後日よろしくお付き合いくださいませ。

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