宿場町、遠足する
その昔、東海道五十三次を京都から数えて2番目の宿場が滋賀県の草津でした。
京都からお江戸まで行くルートは東海道と中山道があり、それはこの草津の地で別れました。
太平洋側を通る街道を東海道(現在の国道1号線)と言い、海沿いの平坦な道でしたが何箇所も幅の広い川を渡らなくてはならず、足止めが多い難儀な道だったそうで『男道』と呼ばれました。 それに対し、琵琶湖の右岸を通り岐阜から木曾の山の中を通る道を中山道と言い、六十九次ありました。こちらは峠越えのある険しい道でしたが、東海道の五十三次に対し六十九もの宿場があるところから歩きやすい道とのことで『女道』と呼ばれたそうです。皇女和宮が降嫁する際も中山道を使ったあれこれは『和宮様御留』(有吉佐和子著)で興味深く描いてました。
昨日友人Bちゃんと中山道六十一番目(お江戸から数えて)の宿場町、醒ヶ井(さめがい)へ遠足に行ってきました。折りしも梅花藻(ばいかも)が見ごろとのことで団体さんもたくさん見えていました。梅花藻とは川の中の藻に咲くキンポウゲ科の花で、読んで字の如し梅の花のような水生植物です。
街道の中心を流れる川べりに咲くサルスベリ
白い梅花藻の上に落ちた赤いサルスベリの花
いにしえの旅人もこの光景を見て癒されたのでしょうか、それにしても川越えよりも峠越えを選ぶ女たちって、健脚だったのですねぇ・・・。
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コメント
国道1号線に程近いところに住んでいますので、京までつながった宿場町、ロマンを感じます。思えば、宿場町もかの「水戸黄門」によって、イメージができあがっているように思います。
女道のこと、その昔日本史の先生が話してましたっけ。川は季節によって増水しますので、渡るのに川人足などに頼まねばならず、大変だったそうです。
川面の美しい
花、梅花藻っていうですね。鎌倉の報国寺(竹の寺)を訪ねた帰りに、ぽつんぽつんと川面に咲く花をみて、なにかなあ~と思っていました。サルスベリとのツーショット、涼しげですね~
投稿: 秀子 | 2009年8月29日 (土) 11時00分
8月に遠足ぅ


と思いきや、とっても涼しげな処なんですね~。
写真見てるだけでも癒されます
reiさん、この時にはもう分かってたんですよね?
どんな気持ちで歩いたのでしょう・・・(寂)
投稿: のりりょん | 2009年8月29日 (土) 13時10分
そうなんですよねえ・・・
わたしらR1つながり、国道1号線をまっつぐ行けば秀子さんのところへ辿り着くんでしたねぇ。
わたしの住む街にはもう宿場の面影はあまり残っていませんが、そちらはどうでしょう?
中山道では、木曾の馬籠・妻籠あたりもすごい情緒ある宿場町です。
でもちょっと観光地化されすぎたかな・・・
それでね、この街道というところには、いにしえの饅頭屋から綿々と続いている和菓子屋さんがたくさんあって、いずれそれらを食べ歩く旅をしてみたいと思っているんですが、そんなもったりした旅、だ~れもつきあってくれへんかな
投稿: れいち | 2009年8月29日 (土) 13時30分
暑かったですよ、日傘持参でした
でも木陰に入ったら涼しかったです、しかも陽ざしにはもう夏の元気がなかったですし。
元気がない陽ざし・・・
それはその日の夜の電話を予感させるような光景でしたが、そのときのわたしはまだ知る由もなかったのです。
次の記事で書きます・・・
でも、もう前向きに生きているよ~ん。
みなさん、わけのわからんこと書いてごめんね。
投稿: れいち | 2009年8月29日 (土) 13時46分
草津から醒ヶ井まで遠足だってぇ~?
そいつぁ 凄い。
もし、本当に歩いたなら とてもスマートになっているはずだけど・・・
はははははっ
醒ヶ井と言えば、ニジマス。
歩いた以上に食べなかったのかな?
投稿: ふじ | 2009年8月29日 (土) 15時36分
ビール抜いてもちっとも体重が減らない人に朗報です。
今夜うちではエビチリ&ビールでした。
ちょっと涼しくなった夜のビール、おいしいです
えっ?
朗報じゃない?
っていうより、いったいなぜ運動会のために体重減らさなければならないのですか?
そのボディを誰かに見せたいの?
今回も遠目かぼかし入りでいいから写真入り記事たのんますよ
醒ヶ井は・・・
電車で行きました。
ICOKAを使って入ったら、醒ヶ井はJR東海だっていうんで一日タイヘンでした。
>歩いた以上に食べなかったのかな?
ご明察ぅ~
投稿: れいち | 2009年8月29日 (土) 21時20分
まさか醒ヶ井まで草津から歩いてきた???
わけないよねぇ。
実は醒ヶ井はウチから結構近い。
娘が小学生の時、学校から醒ヶ井養鱒場までホントに歩いて遠足にいきました。
でも近いと言っても車でたぶん20分はかかると思う距離で、
なんか山奥ぅぅぅっていう印象なので、
無事に歩ききれるか心配したものです。
しかしこの炎天下に歩きに行こうというのは、尊敬します。。。
投稿: 湖知流 | 2009年9月 1日 (火) 22時44分
醒ヶ井の養鱒場には行ったことがあります。
夏だったのでとても涼しくて森林浴が気持ちよかった覚えがあります、
が・・・
こどもたちが鱒にエサをやろうとしたらすごい数の群れが集まってきてとても不気味でした。
同じことは瀬田の水産センターでもあって、そちらは人口の池からエサめがけて飛び出す鱒がいたんです。
これは大人もかなり怖かったです。
わたしは東海道、中山道ともに縁がありまして、どちらも旧の街道沿いには和菓子屋が多い、きっぱり!
季節の和菓子を網羅したいっ
帰りに醒ヶ井の駅で30分に1本しかない電車を待っていたら、なんのアナウンスもなく電車がホームへ入ってきて、焦りました、必死で階段駆け上がり、転げるように駆け下りましたが無情にも・・・行ってしまいました

また30分待ちました、とほほ。
その後、湖知流さんのコスモスの写真を思い出して余呉湖へ足を伸ばしました。
職場に賎ヶ岳7本槍の子孫という人がふたりいました、ほんとかなあ
投稿: れいち | 2009年9月 1日 (火) 23時54分