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2009年8月 8日 (土)

♪ボンジョルノ!イタリア -6-

西暦70年にエルサレムを征服した皇帝が、連れ帰った4万人の捕虜を使ってわずか8年で完成させた闘技場コロッセオ。6万人の観客を収容できるコロッセオでは連日闘技会が催され、捕虜となった兵士が剣闘士となり、剣闘士同士または猛獣相手に戦い、ローマ市民を熱狂の渦に巻き込みました。ときには罪人の処刑も見世物として行われるなど血生ぐさい催しは、当時のローマ皇帝の人気取りと政治への関心を削ぐためでした。

        ローマは一日にして成らず                                                               すべての道はローマに通ず                                                   ローマは三たび世界を征服した

ヨーロッパの歴史にその名をとどろかせた都市ローマ、イタリアでの滞在の最後は古代の遺跡だらけの町ローマを回りました。

        ・・ローマ~ヴァチカン市国・・

朝一番に『世界で一番小さな国』ヴァチカン市国へ向かいました。                ローマの北西部に位置し、国土は東京ディズニーランドより小さく、サン・ピエトロ広場、サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン宮殿、ヴァチカン美術館が建ち並んでいます。

カトリック総本山のサンピエトロ寺院、手前横一列に置かれたフェンスが国境です。

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一応警備の人がいますがフリーパスで通り抜けます。       

イエス・キリストが十字架ではりつけの刑に処せられ、一番弟子ペトロは殉教する際、キリストと同じはりつけでは恐れ多いとし、逆さ十字のはりつけ刑を望んだと言われています。その聖地に信者が建てた寺院です。

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現在のローマ法王は第265代目ペデディクト16世というドイツ人が住んでおられます。法王を選ぶ選挙のときだけ、建物右の奥の方の建物に煙突がこしらえられ、黒い煙が出ればまだ決まっていない印、白い煙が出れば新法王が決まった印です。

内部です、総本山ですから豪華です。

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世界各地から巡礼者が来ています、シスターもにこやかにお参りです。

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衛兵は今も昔もスイス人、中世スイスは欧州各国へ傭兵を派遣して外貨を獲得していて、フランス革命の際にもスイス兵は身を挺して王室を守っていた功績から、以来ここはずっとスイス兵が警護を任されています。背が高くて容姿端麗で品行方正で運動神経がよいことなど選考基準が厳しく、彼らはこの勤務を終えてスイスに帰るとモテモテだそうです。

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ヴァチカン側から見たローマ。

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ローマに戻りました。ローマでは間もなく世界水泳選手権が行われるとのことでしたがもうひとつ盛り上がりの気運は感じられませんでした。

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コロッセオです、でっかいです。

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コロッセオ前の広場では結婚式の最中でした、暑いのに熱いキスを交わしていました。

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トレビの泉です。コインを投げて「またローマに来られますように!」

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スペイン広場、ジェラートを食べながらひととき「ローマの休日」気分。

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午後からはフリータイムでしたので、フォロロマーノと言う世界遺産の遺跡を見ながら真実の口を目指してテヴェレ川沿いを南の方へ歩きました。

暑い、とにかく暑い・・・石畳に太陽が照りつける・・・緑がほとんどない・・・あってもこんな松だけ・・・。

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とりあえず目に付いたお店に入りランチと水分を補給しました。

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真実の口の石像があるのは、サンタマリア・インコスメディン教会というところです。わたしたちは嘘つきではなかったようです。

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まだまだ下町の市場やアウトレットにも行きたかったのですが、体力に限界を感じたわたしたちはタクシーで一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びてシエスタ(お昼寝)に計画変更です。そうそう、タクシーの運転手に「今日は暑いですね(英語)」と言うと「そうだろ、びっくりしたろニッポン人、なんとかかんとかが55もあるんだぜ(伊語・推測)」と言いました。55ってナニ?摂氏?華氏?湿度?とにかくローマっ子もびっくりの暑さだったようです。

夕方ちょっと日も翳ってきたころ、またぞろ町へ出かけ晩ご飯です。トマト味はちょっとお休みしてカルボナーラにしました。ああ食べてばっかりだなあ・・。

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こうしてローマの夜は更けていったのでした。

          ・・本日のびっくり・・

イタリアでは駐車場が少なく、駐車は専ら路上です。彼らは車を移動手段としてしか考えていませんからバンパーがこすったくらいは平気、縦列駐車もこのとおり、前後の車のバンパーにこつんこつんとあててスペースを作り出て行きます。じつにうまいものでした。少々の事故でも「ごめんね」「いいよいいよ」で終ることも多いそうです。

         Photo

また狭い路地が多くて大きな車は不便とのことで、1000cc~1500ccクラスの車、特に日本の小型車を多く見かけました。

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コメント

わたしもイタリア大好きです!時差もあって遠いけど、それでもどうしても何回も行きたくなってしまいますね!ロー マもベネチアも本当に最高で最高で・・・・ 住みたいですね!

イタリア、やっぱり日本と大きく時間が違うんですね!
http://www.bigwave.info/parts2/


投稿: 名刺印刷屋 | 2009年8月 8日 (土) 22時43分

暑そうですなあ、伝わってきます。
スイス人ガードもお疲れ様です。

しかし、「仲よきことは美しき哉」な
真実の口。
よろしゅうございました。
旅の最中、大きな喧嘩などはありませんでしたので?

そうなんざんすよ、ヨーロッパに於ける
車のバンパーは縦列駐車のときに
用いる(押す。笑。)ために装着してある、と
されてるのはほんとのようで、
私もフランスでそう聞いてオドロキました。
よって「バンパーは傷になって、アタリマエ。」ってか。^^;

ミケランジェロの「ピエタ」
圧巻でした。懐かしいなあ・・・。

投稿: miyuki | 2009年8月 8日 (土) 23時48分

ヴァチカンの衛兵さん、私がイッた時は、も~ちっとオトコマエだったよ~な・・・
泊まったホテルは忘れちゃっても、いいオトコは忘れないっと・・・

ヨーロッパのって、コンパクトなのが多いですよね・・・
ガタイのイイひとが1人で乗ってると、運転席の方に傾いで走ってたりして・・・
私の倍くらいありそ~なオシリの持ち主が、けっこういましたもん

イタリア南部にはイッたコトがないので、ぜひイキたいです。
「ナポリを見てから死ね」っていいますもんね^^
青の洞窟も素晴しそうだし、オトコマエもいるみたいだし・・・
んでも、ボディーガードみたいなB男が一緒だとねぇ・・・

やっぱ、女同士でイキたいな~ふたり連れがイイみたいですよん
ローマでも収獲あったしぃ・・・あ~股イッちゃった・・・笑

投稿: mojo | 2009年8月 9日 (日) 00時33分

名刺印刷屋さん
はじめまして。
イタリアがお好きなんですね。
そちらのサイトも見せていただきました。

またお仕事とは別に、色んなイタリアのお話など聞かせていただきたいものです。

投稿: れいち | 2009年8月 9日 (日) 00時37分

miyukiさん
んもう・・・
暑いってもんじゃございませんでした。
町行く人は肌を露出して真っ赤に日焼けして歩いてましたが、悲しいかなニッポン人、慎ましい格好でかばんを前にして歩く用心深さよ。

喧嘩?
わたしたち夫婦は喧嘩をすると無言です。
言い合い、ののしりあいにはならないのでございます。
その上、『この旅行では機嫌悪くならないこと』って念を押しておきましたので、なんとか無難に旅を終えました。


バンパーで押して出なければならないから、衝撃を小さく抑えるためにサイドブレーキは引かないで駐車するんだとか?
ほんと、ボンネットはげてたり、洗車などしたことないような乗り方ですものね。
しかし、これがドイツへ行くとまたちょっと違って、結構車を大事にするそうです。
日独伊は三国同盟を組んでいましたが、お国柄はそれぞれです。

『ピエタ』
キリストの足の筋肉やマリア様の衣装など、彫刻とは思えない軟らかさで、つい触ってみたくなる造りでした。
おバカなヤカラによって何度も襲撃を受けているので、防弾ガラス入りです。
ミケランジェロってロマンチストだったのね?
マリア様、すごくべっぴんですら

投稿: れいち | 2009年8月 9日 (日) 00時55分

mojoちゃん
スイス兵、確かにこの日のお当番さんはイマイチだったかも。
でも、スタイルはよかったですよ。
あかん、今夜あたり衛兵の宿舎のPCで『ヴァチカン、スイス兵 画像』な~んて検索されてたらどうしよう・・・
もっと褒めておかなくっちゃ

イタリア南部はほんと、北の方と気候も人柄もじぇんじぇん違うように思います。
(スリやジプシーとの遭遇率も高い)
ぜひ行ってください、セニョールのノリはとってもよさそうです。
映画で見た『アマルフィ』はきれいなところでした。
海岸通り、織田の車しか走ってないのよ~。
通行規制して撮影したのかな~。
わたしも女同士で行きたい、お買い物もっとしたかったよ~

投稿: れいち | 2009年8月 9日 (日) 01時05分

どうも ふじです。

今日の日記は 社会の先生のお話を聞いているよう。
教壇に立つ、れいち先生の姿を
真実の口に突っ込む 腕の写真から
一生懸命に想像したみた。

まるで、オードリヘップバーンのよう

      ・・とは、なかなか思えんなぁ~。

  

投稿: ふじ | 2009年8月 9日 (日) 05時36分

前回と今回、イケ面が見られてうれしいです( ̄▽ ̄)
ちょっとネットをさぼっていたので勝手ながら↓と合わせてコメントを・・・

↓あの水の青さはなに!!絵に描いたようというかえのぐをとかしたようというか、天然であの青さとはびっくりいたしました。

↓漂白剤がおし・・・・・・・無言・・

今回はまさにローマの休日でありますが、やはり最近観た“天使と悪魔”の方が浮かんできてしまいます。ていうか、あの映画は観光案内のようでしたなあ。

バチカンの寺院はホンット豪華ですねぇ。もうケタがちがう!!って感じ。

真実の口・・・わたしゃ、とても手を入れられません。。。。。


つけたし・・・・喧嘩をすると無言、ウチと一緒だねぇ

投稿: 湖知流 | 2009年8月 9日 (日) 07時55分

ふじさん
ほんまや
ちょっと年代的な説明などくどかったですね。
歴史の先生って、歴史を一度覚えてしまえば毎年繰り返しおんなじことを喋っていればいいんでないの?
なりたかったなあ・・・。

>オードリヘップバーンのよう・・とは、なかなか思えんなぁ~。
ああ、見せてあげたい、ナマ写真を。
オードリーへプバーンの娘さん?ってよく言われるのよ。
オードリーの春日じゃないですよ。

えっ?
こんなこと言ってるとライオンに手を噛まれますか?(笑)

投稿: れいち | 2009年8月 9日 (日) 15時06分

湖知流さん
ほんと、しつこいようですけど青いです、洞窟内。
あのねえ・・・こないだ食べてて気がついたんですけど・・・
ソーダゼリーのようです。

>“天使と悪魔”の方が浮かんで・・・あの映画は観光案内のようでしたなあ・・・

えっ?
“アマルフィ”も観光案内ですよ、イタリアのいいとこ撮りでした。
なんだかイタリア政府と観光局の世界征服のようですね。
“ダヴィンチコード”で懲りたので宗教臭いのはもういいかと思い“天使と悪魔”はパスでしたが、よかったですか?
ああ、いいか悪いかより、字幕についていけましたか?

はい、喧嘩になる前にお互いに口をつぐむ、これが一番ラクちんですね。
通常モードに再開も比較的カンタンにできるし。

投稿: れいち | 2009年8月 9日 (日) 15時13分

猛暑に負けて、出遅れました

や~、映画「ローマの休日」て偉大ですね。写真を拝見しただけで、あの場所のあの場面が浮かんできます。スペイン広場の混んでますね。映画がそれほどローマ観光に貢献したことか。

>黒い煙が出ればまだ決まっていない印、白い煙が出れば新法王が決まった印です。
新しい法王が決まったのは、わりと最近でしたね。娘の学校に地元のカトリックの教会に通うママがいて、「次の法王はこの人しかいないって、思っていました」とのこと。それにしても265代目って、どうよ、です。

「ダ・ヴィンチコード」は‘存在してはいけない’キリストの子供が謎のテーマでしたが、教皇の子供というのも、決して‘いてはいけない存在’。このタブーゆえに、映画や小説になりえるのでしょう。

ローマの衛兵の制服、ほんとイタリアのデザインですわ。この衣装は、和顔はに合いません。ベレー帽、こうはかぶれませんよ。かぶれるのは、自衛隊のレンジャー部隊か

こうしてたくさんの写真を見せていただいていると、近場のアジアもいいけど、やっぱりヨーロッパもいく価値ありですね。B男君に、イタリアのいいとこ、いっぱい刷り込んでおこうっと。韓国は刷り込み済みなので

投稿: 秀子 | 2009年8月10日 (月) 01時06分

秀子さん
日照りから一転、昨日から雨模様です。
またまたあちこちで風雨の被害が出ている模様、お見舞い申し上げます。
自然の力はときに素晴らしい光景を見せてくれますが、とてつもなくむごいこともする、今年の夏はつくづく自然の脅威を見せ付けられました。

さて、『ローマの休日』効果、大きいと思います。
ともだちから『真実の口』は“イタリア三大がっかり名所”のひとつだと教えてもらいながら行きました・・・
な~るほど、がっかりではないですが、映画効果だけのものです。でも拝観料取らないから、まあいいか。
ここの教会、別に見学者を増やそうとしていたわけじゃないのに映画のおかげで行列ができて、お土産物屋さんも併設してました(笑)
拝観料を払う日本の寺院とどんなに貴重な建造物でも入場料を取らない西洋の教会・・・むむむ。

もう今後『ローマの休日』以上にローマを素敵に見せる映画はないでしょうね。
映画から半世紀ほど経っていますが、色あせない素敵な映画でした。

『ダヴィンチコード』
そうなんですか?
もう忘れかけていましたが、存在してはいけないキリストのこども・・・。
世界最大級のタブーですものね、その筋の人から敬遠された映画ってことも納得です。
ただ、前宣伝では目いっぱい煽られましたからねぇ・・。

ぜひB男さんとお出かけください。
でもひょっとして、お嬢さんの受験が終ったら弟くんが受験期に入るんでしょうか・・・
だとしたら、もう少し忍耐の年月ですね、ファイティン

投稿: れいち | 2009年8月10日 (月) 23時48分

いよいよローマにヴァチカンですね。
ヴァチカンって想像以上に狭くて、『これが国だと言われてもね~』
という感じでした。
塀もなくて簡単な柵というものもちょっと肩すかしくらわされた感じ
それともキリスト教徒でないから、今一つ有難味がわからないのか。
4重になっている回廊の柱は、あるポイントに立って見ると重なって1本に見えるそうで、次回いったら是非試してみたいです。

ローマは、本当に街のいたるところに唐突に遺跡があったりして
古代と現代が共存する不思議な雰囲気の街でした。
念願のスペイン階段でのジェラートも叶って、大満足でしたね。
階段上からの市内の眺めも素晴らしかったでしょう。
真実の口にご夫婦で手を入れられるなんて、あっぱれです
お互いにウソはないということですものね?
私はただの迷信とはいっても、やはり一瞬躊躇しました(爆)。

『イタリアの三大がっかり名所』、あと2つはどこですか?

今回の夕食も美味しそう
毎日美味しいものばかりで、体重は増えませんでしたか

投稿: スワロ | 2009年8月12日 (水) 10時08分

スワロさん
昨日の地震、怖かったですね
そちら被害はなかったでしょうか
東京最後の朝を迎えた長女も、激しい揺れに飛び起きたと申しておりました。

ふふふ、わたしたち夫婦の間にはな~んらウソ、カクシゴトはないのですよ(らしい)。
ひょっとしてドッキリカメラとかで壁の向こうから引っ張られたらどうしよう・・・と思わないでもありませんでしたが・・・。

ローマ、遺跡を大事にするあまり、かなり不便な生活を強いられていますね。駐車場とかアパートの建て直しとかもままならないそうです。
でも、ローマの史跡はヨーロッパだけでなく、世界の財産ですから仕方ないのかも。
ちょっと前に京都に高層ビルを建てる建てないで揉めていたことなど思い出しました。

>4重になっている回廊の柱は・・1本に見えるそうで・・・

はい、そのとおりでした。
ミラノ大聖堂の太陽光がその月の星座に差し込む仕組みと言い、このサンピエトロ寺院の柱といい、天文学(でいいのか?)を巧みに利用した設計力には脱帽です。
せひ行って見てくださいね。

体重、増えてませんでした。
毎日形を変えてジーンズでしたが、その穿き心地から増加してない自信がありました。
やはりイタリアの食事がお口に合ったみたいです、ということは先祖がイタリア人というのもあながちでたらめではないのかなぁ・・

投稿: れいち | 2009年8月12日 (水) 20時48分

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