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2009年7月31日 (金)

♪ボンジョルノ!イタリア -3-

欧米人の名前は、先祖の職業がそのまま苗字となっていることが多いそうな・・・。例えば大工はカーペンターさん、仕立て屋はテイラーさんというふうに。                                   
3日目の現地ガイドさんは苗字が石を切る人という意味で、先祖はガラス細工に使う石を山から切り出す仕事をしていたそうです。名前はシルバーノ(銀)さん。                     
「つまり石切銀次郎とでも訳して、銀ちゃんと呼んでください」                  
と上々のつかみでヴェネチア巡りがスタートしました。

        ・・ヴェネチア~フィレンツェ・・

ホテルからバスで間もなく、トロンケットという港から水上バスでヴェネチアに向かいました。ヴェネチアは120もの島で成る水の都として世界遺産に登録されています。島と島の間はヴァボレットという水上バスで、また、ヴェネチア本島では縦横に流れる運河をゴンドラで移動します。                                           
この島では法律により車を乗り入れることが禁止されていて、一般の自動車はもちろん自転車もダメ、救急車は救急船、消防車は消防船となります。島の人も観光客も歩くか船に乗るかしか移動手段がありません。

近年、満潮時に海水面が上がることが多く、地盤沈下とともに歴史的建造物への影響が憂慮されているぎりぎりの町並み。

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14~15世紀には共和国として栄華を極めた国らしく、住民は誇り高く、建造物は近隣の国からぶんどった(註・銀ちゃん談)戦利品で建てられていて、装飾は豪華絢爛の極みです。これはその代表、サンマルコ寺院。

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黄金と宝石でまばゆいばかりの天井に溜息。

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こちら隣接するドゥカーレ宮殿。大きな広間の天井には一面、フレスコ画と言われる漆喰に直接顔料で描くという手法で宗教画が描かれています(撮影禁止のため外観のみ)。        

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サンマルコ広場、座り込んで悩む若い神父。炎天下にこの衣装、周りは肌を露出した女性ばかり、苦悩の原因はそのあたりでしょうか。

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「Don't sit here」と言って回るおまわりさん、オトコマエは汗もかかない。

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ガイドの銀ちゃんとわたし。

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この島では路地を入るとお土産物屋さん、寺院、ブランドショップが混在しています。

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ほっと一息つく土産物屋の女性。

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ランチはイカスミのスパゲッティ、シーフードのフライ、ティラミスで、ワインはハウスワインの白にしました。旅行中のランチではこれが一番おいしかったかも。

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さて、お腹もいっぱいになったあとはゴンドラクルーズです。我らのゴンドリエーレ(船頭)はこのおっちゃん、ああ~ん、あの若い兄ちゃんがよかったなぁ・・・。

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建物がせめぎあうように立ち並ぶ間を縫うように進みます。

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きれいな外観のこんなところやそうでないこんなところも。

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ゴンドラはそれぞれ装飾に工夫を凝らしています。

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少し先を行くゴンドりエーレが歌を歌い始めると、狭い空間に歌声が響いてB男くんはうつらうつら、船頭さんでもないのに舟を漕いでいました。

ヴェネチアでゆったりとしたときを過ごしたわたしたちはまた水上バスでトロンケットに戻り、バスでフィレンツェへ向かいました。                                 
フィレンツェでは小高い丘の上のミケランジェロ広場から街を一望、おお、真ん中あたりに見えるのは八角形のクーポラを有するドオゥモです。ここは『冷静と情熱の間』で恋人が再会する場所として美しく描かれてました。

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広場の中心にはダビデ像(レプリカ)、ダビデのレプリカは他にもあちこちにあるんです。

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ホテルに着いたわたしたちは、周辺を散歩してスーパーマーケットを見つけ、食料品を買いました。イタリアを代表するチョコレートのバッチやジャンドゥーヤもお土産物屋さんよりずいぶん安いので、大量に買い込みました。スーパーのカゴは底に直接コロコロがついていて取っ手が長くコンパクトで便利なものでした。

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           ・・本日のびっくり・・

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これはランチをいただいたお店の向かいの魚屋さんの店頭に並んでいた、おそらくカニの仲間だと思うのですが、片方のはさみがトイレのふたくらいありました。B男くんは              
「フライもええけど、そろそろわさびで刺身が食べたいなあ」                   
と言いました。

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2009年7月29日 (水)

♪ボンジョルノ!イタリア -2-

イタリアは、南欧からアフリカ大陸に向けて延びる半島と周辺の島々からなる国です。約150年前まで各地方が独立国家だったため、町ごとにそれぞれの文化や風習が色濃く残る国でもあります。

各地の建築物も年代ごとにルネッサンス様式、ゴシック様式両方が見られますが、丸いドーム型の屋根のルネッサンス式が圧倒的に多かったです。この日はイタリア最大のゴシック建築、ミラノの大聖堂へ行きました。

       ・・ミラノ~ヴェローナ~メストレ・

朝一番にミラノのスフォルツェスコ城見学。

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帰ってきて写真の整理をしていたら似たような建物ばかりで、その時どきは感激してシャッター押しているはずなんですが、今となってはどこのなんだかよくわかりません。唯一の手がかりはPCに取り込んだ画像の順番と撮影年月日です。

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ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世と言う名前の要するにアーケード街です。上から見たら十字の形をしていてその中心部の地面には牛のモザイクがあり、この牛の局所(先日来よく出てくる単語)に左足のかかとを乗せて左に3回回ると幸運がもたらされるとうことです。かわいそうに牛の局所は擦り減って凹んでました(写真なし)。

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おしゃれなカフェやマクドナルドや画廊をのぞきながらガレリアを抜けると・・・びっくりしました。

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ドオゥモ、ミラノの大聖堂です。とても大きくてたくさんある尖塔の上に聖人が立っています。壁・屋根すべて大理石でできており装飾は華麗で繊細です。

晴れた日、雨の日、その外観の色は変わって見えるそうです。内部の床には12の星座のモザイクが埋め込まれていて、天井に開いた小さい穴から差し込む太陽光は毎日12時になるとその月の星座を射すように設計されていて、この日は7月だったのでかに座に光が当たっていました。

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自由時間ではジェラートを食べながらぶらぶらとガリレアを戻りスカラ座へ入りました。世界の歌手の憧れの歌劇場スカラ座は、意外に外観が地味で通り越しそうでした。

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ランチはチーズ味のリゾット・ミラノ風カツレツ・アップルケーキ、飲み物はハウスワインの赤を頼みました。あっさり目のフルーティなワインでした。リゾットはおいしかったのですが・・・ここでB男くん、かばんをゴソゴソして携帯用醤油を取り出し、味のついてないカツレツにかけておりました。そんなもんいつの間に用意したん!?

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午後からは『ロミオとジュリエット』の舞台、ジュリエットのバルコニーなどを見たあと露店を冷やかして回りました。

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明日のヴェネチア巡りに備え、バスは手前のメストレという町のホテルまで進みました。このホテルは部屋が狭くて晩ご飯があまりおいしくなくて・・・疲れてすぐに寝てしまいましたのでそれはどうでもよかったのですが、唯一カーテンやベッドカバーなどのファブリックがかわいかったです。

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          ・・本日のびっくり・・

イタリアにはおよそタダのものはないと言われるだけあって、水、トイレはほとんどのところで有料です(今日もトイレネタですみません)。

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左、無料のトイレは男女兼用のところが多く、便座がない!小ならいいけどここで大をきばるのはちょっとしんどい。しかも、これはまだきれいな方で、実際はもっと汚いんです。レストランなどでも当たり前のように便座がないところもありました。                                    右、ヴェローナのエルベ広場の有料トイレ。入り口で係の人に50セント(約65円)払って入りました。古くてレトロなガラス入り木製ドアを開けるとこんな造りの便器もありました。空気イス状態できばるくらいならいっそ和式の方がきばりやすそう。料金は、高いところなら2ユーロ(260円)のところもあります。余談ですが、イタリア人はあまりおしっこをしない民族らしいです。行く先々でトイレに並んでいるのはたいがい日本人でした。

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2009年7月27日 (月)

♪ボンジョルノ!イタリア -1-

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          ・・ 関空~ミラノ ・・

イタリア旅行から帰ってまいりました。                               
今回は大きな忘れ物やミスはなく、また心配されていた夫婦喧嘩もしないで無事に帰国できました、ひとえにわたしの我慢のタマモノです。                                                さて、わたしたちの滞在中イタリアは北のミラノから南のナポリまで毎日晴れ、見事にド晴れ!わたしたちはちょっと日焼けして腕に時計のあとがくっきりつきました。

今回利用の便は、往復ともヘルシンキ経由のフィンランド航空機です。

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ヘルシンキなんて行こうと思ってもなかなか行けません。CAさんたちはきれいな髪と真っ白な肌、丁寧な英語を使うとても素敵な方ばかりでした。
            
この航空会社の飛行機はやや古いとの評判でしたが、とんでもない!この日の機体は明らかに新しく、内装もきれいで個人用ディスプレイもありました。ただ映画はあまり新しいのがなかったです(でも、比較的新しいThe readerを見た、ちょっと泣けた・・・)。

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機内食は計3回でパスタがメイン。これはナスとズッキーニのペンネでわたしはかなりおいしいと思ったけど、B男くんはわずか2食目でトマトソースに辟易してました、パスタの旅はまだまだ続くと言うのに・・・。        

天候は終始安定していて窓の外は千切れ雲のじゅうたん、ときおり覗く大地は土と緑と曲がりくねった川が美しいユーラシア大陸、約9時間で森に囲まれたヘルシンキ空港に到着しました。

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ヘルシンキ空港はアジアからヨーロッパへの乗り継ぎ客が多く、空港もそれを意識した設計になっているそうです。                                      
EU加盟国は全体でひとつの国としてカウントされるので、わたしたちはここで入国審査を受け、このあとの乗り継ぎ便は国内線の扱いとなります。だからパスポートのハンコは入国も出国もヘルシンキ空港のものだけ、イタリアの文字はどこにもありません。       
通貨も加盟国共通のユーロで、この日のレートは1ユーロが135円くらいでした。                                                         
空港内を移動する間、この国の国民的アイドルであるムーミンショップやマリメッコの専門店をチラ見、帰りに寄ろうと決心しました。

ここからもフィンランド航空で約3時間、ようやく到着したミラノは午後6時でしたが、ただ今イタリアはサマータイム制をとっていますので実際には午後5時です。

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その後バスでホテルに着いてゆっくりお風呂に入った午後9時ころ、ようやく陽が落ちてミラノの町に明かりが灯り出したのでした。

           ・・本日のびっくり・・

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ホテルのトイレ。                                            
向こうは普通の便座で、手前にあるこの不思議なものは元祖ウォシュレットとも言うべき装置です。上の蛇口からお湯は出ますが下向きにしか出ません。ということはここにお湯を張って、あるいはお湯を出しながらmy handで洗うのです、ひぇ~~~っ。          
全ホテルに付いていましたので「これは慣れないといかん」と思い一度試してみましたら、ジーンズの後ろの方を濡らしてしまいました。

        

   

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2009年7月15日 (水)

行ってきま~す!

今年はわたしたち夫婦の結婚25年目、銀婚式です。定年退職して次の仕事の開始までちょっと時間のあるB男くんとふたりでイタリアを旅してきます。

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オードリー・へプバーンとグレゴリー・ペックになってローマの石畳を歩き、お天気がよかったら、舟で青の洞窟にも入ります。                                 出発は18日、帰ってくるのは25日の予定です。こんな長い旅行は新婚旅行以来ですのでちょっと緊張しています。少し早いけどご挨拶、行ってきま~~~す

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2009年7月13日 (月)

職場を去る日

B男くんの勤める業界は退職年齢が早いのが通例でして、今月55歳の誕生日のB男くんも無事定年退職の日を迎えました。

オイルショックの影響をモロに受けての就職から、アメリカの経済破綻と世界的な大不況まで、先の読めない不安を抱えながら頑張って働いてくれました。その間には自分のため、家族のためにしなければならなかった我慢や飲み込んだ言葉もたくさんあったことでしょう。

万感の思いは花束に隠して、笑顔で職場を去ってきたそうです。

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ありがとう、お疲れ様でした。

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2009年7月 9日 (木)

フラッシュ・プラズマ

うーじんは脇のムダ毛をエステサロンで脱毛処理しました。                       フラッシュ脱毛とかプラズマ脱毛とかいわれるものです。                    レーザー脱毛は医療行為となるので医師しか施術できません。よって料金も高めとなり、若干の痛みが伴うそうです。                                     フラッシュ脱毛はエステサロンででき、確実で安全安価、痛みがないのがうたい文句です。光を数回肌に当てて毛根を照射します。日をあけてこれを数回行いますがうーじんの場合、一度の照射でもう生えてこないと言います。料金は両脇1万円で6回まで通えます。

先日わたしは乳がん検診を受けました。                                 ピンクのタオルケットが敷かれたベッドに仰向けに寝て、若い男性医師から「は~い、両手を頭の上に上げてください」と言われて両脇を晒すのは、胸を見せるより恥ずかしかったです。                                                 わたしもやろうかなぁ・・・。

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たかが毛、されど毛、いらないところにあり、欲しいところにはない。かと言っていらないところから抜いた毛を欲しいところに付けることはできない・・・浅はかな人間の底知れぬ欲望であることよ(若い娘もおっさんも)。

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2009年7月 5日 (日)

プルコギ・ビビンバ・・・おにぎり食べ比べ

ぺ・ヨンジュン氏プロデュースのレストラン『高矢禮(ゴシレ)』が監修するおにぎりが二種類、セブンイレブンから期間限定で売り出されているとネッ友さんに教えていただきさっそく試してみました。

プルコギとビビンバです。

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プルコギは韓国の焼き肉で、プルは火、コギは肉を表します。牛肉はカルビのように分厚くない薄切りを野菜と一緒に甘辛いタレに漬け込み焼くという、日本で言うところのすき焼きに近いお味です。韓国のお料理は何でもかんでも辛いと思われがちですが、このプルコギは唐辛子の辛さはなくて日本でも受け入れられやすいお味だと思います。

        ソウル『長安街』のプルコギ(昨夏)

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ビビンバはすでに日本でも市民権を得た感のある混ぜご飯です。ビビは混ぜる、パブはご飯、ご飯にナムルと呼ばれる野菜の和え物を混ぜて食べます。

      ソウル『全州中央会館』のビビンバ(昨夏)

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さて、おにぎりです、半分に割ってみました。

             プルコギ

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【特製のタレを使用した焼き肉と野菜を胡麻油を加えたご飯でサンドしました】(袋の説明)                                                   しっかりとお味の付いたお肉がたくさん入っていて、玉ねぎと椎茸もごろんごろんと惜しみなく配置されてます。ご飯には胡麻油の味はあまり感じらませんが、ご飯と具材のバランスがよくて全体的に食べ応えのある結構なお味でした。サンチュで包んで食べてもおいしいかもしれません。

             ビビンバ

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【五種類の野菜混ぜご飯で特製コチュジャンタレを包みました】(同)                控えめな味付けのご飯にレンコンと玉ねぎがいいお味で混ざっています。やがて真っ赤なコチュジャンが韓国らしさを主張するようにピリリと辛い中、ごまの香ばしさも感じられるわたし好みの逸品です。ご飯に具がなくてもゴマとコチュジャンだけでも充分おいしいのではないかと思われました。

両方とも海苔が巻いてありますが、この海苔は韓国海苔ではなさそうで、でも日本の海苔ほど分厚くなく、その中間みたいな食感でした。暖めて食べること、これ大事です。

ただ今セブンイレブンではおにぎりセール開催中で、                     プルコギ¥180が¥150、ビビンバ¥148が¥100です。

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2009年7月 1日 (水)

めだかの群れ

いつも休みの日に歩く田舎道の用水路にめだかを見つけました。

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めだかの他におたまじゃくしやどじょうがうじゃうじゃ共存していて、近くの川には亀、ザリガニもいました。魚はオイカワ、カワムツなどが確認できたと雑学博士のB男くん。

実はうちにはちょっと前に園芸店で買ってきたブランドめだかの“めえちゃん”と“たかちゃん”というカップルがいます。

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まろん、手(足?)を出したらだめよ!

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こらこら、じっとしなさい!

この二匹は生まれたときからいいエサを食い、天敵のいないきれいな水で育ったせいか動きが鈍く、どことなく肥満気味です(オメデタかもしれない・・・)。

それに比べ天然のめだかは身が引き締まっていて動きが素早く、わたしがこどものころに慣れ親しんだいかにもめだからしいめだかです。このところの日照りでこの日の用水路の水は少なくなってて間もなく干上がりそうです。

すくってきました、めだかとどじょう。

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うじゃうじゃいます。

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こちらちょっと大きいのがどじょう。

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こちらホテイアオイの葉陰で休む村長。

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村の治安を守っています。

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