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2009年6月19日 (金)

和菓子大好き!

ナニを隠そう・・・(またまた周知の事実ですか?)わたしはケーキも好きですが、実はそれ以上に和菓子が好きです。

以下わたしの主観だらけですので、関係者の方々、気を悪くされたらすみません。

和菓子の最高峰は羊羹、羊羹の最高峰はわたしの場合『とらや』の“おもかげ”です。これは黒砂糖入りの練羊羹で、しっとり重たく濃厚な甘さ、日本茶に合うという点では他に類を見ないおいしさです。

和菓子の老舗としては『とらや』に並んで『駿河屋』が上げられます。こちらの羊羹もよく練ってあってその上品な甘さは後を引きます。わたしはあんこはこしあんが好きで、つぶあんはあまり好きではないので、こちらでは“練羊羹”や“茶羊羹”が好きです。

羊羹と同じくらい好きなのが“落雁”で、その最高峰は『両口屋是清』の“二人静”です。これは口溶けという点では抜群のなめらかさ、大きさも程よく、和三盆の懐かしい甘さと香りが抜群です。

落雁では、金沢のお土産にいただいた加賀前田家ゆかりの『森八』の“長生殿”も良質の和三盆が香り立つ、忘れがたいおいしさでした。

Photo

各お店のHPから拝借、歴史を感じさせる重箱。                           左からとらや、駿河屋、両口屋。

御陽成天皇時代に朝廷に納めていた(とらや)とか、秀吉の茶会で引き出物に出された(駿河屋)とか、尾張徳川家のご用達だった(両口屋)とか、さすがの老舗、それぞれ華やかな逸話をお持ちです。

さて、こんなわたしの好みを重々知っているB男くんは「奥さんには甘いものさえ買って帰れば機嫌がよい」と思っているのか、東京では『とらや』の羊羹“おもかげ”と落雁“推古”を買ってきてくれました。

        20090619205440_2               

こうしてわたしは毎日おやつに羊羹、デザートに落雁をいただいているのでございます。

          Photo_2

この落雁、かばんの底で揺られて帰って来たにもかかわらず、粉が微々ともこぼれていない精巧な仕上がり、ちょっと大きめでかなり美味でした。

         

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コメント

『とらや』の“おもかげ”、『両口屋是清』の“二人静”は、今年三回忌を迎えるお祖母ちゃんの大好物でした。
旅行のお土産や地元のデパートの物産展で見つけたときは必ず買ってきたものです

『森八』の“長生殿”、これはO男母の好物。
金沢の知り合いから時々贈られてくるようですが、
ちょっとずつ、それはそれは大事そうに?頂いてるみたいです

ああ・・・私も一度でいいから、女(の子?)らしい
甘いモノ系のお土産など頂いてみたいもんです。ははは
あられやおかき、或いはかわきモノとツマミ系ばっかしやもんな~

投稿: のりりょん | 2009年6月20日 (土) 17時33分

和菓子の苦手な私。若い頃茶道に興味がいかなかった理由は、この辺にありそうです。
ときどきお土産に落雁や羊羹をいただきます。
たしかに「とらや」は美味しいです。
「二人静」も上品な甘さです。

でもでも、くださる方に言いたい!
嫌いじゃないことだけは確かめて~

あ、そうだ成田名物、米屋(よねや)の栗蒸し羊羹は好きでした~

投稿: 秀子 | 2009年6月20日 (土) 21時56分

ま~、上品なお菓子ですこと。
渋いお茶がほしくなりますね。

いつぞやご紹介のあった「白いたいやき」、お取り寄せしようかという誘惑にかられたのですが、「いやいやダイエット中」と我慢しました。
ところがなんと!隣町に進出。できちゃったのよ~。買いに行ってきました。うふ。
トースターでちょっと焼くと、皮がパリッとなってもっとおいしい。ん、満足。
お~っ、また食べちゃった…。

投稿: みや | 2009年6月20日 (土) 23時09分

のりにょんさん←定着
ああ、お宅のおばあちゃんがご存命のうちにおもかげと二人静でお茶を飲み、大酒飲みの孫娘についてなんぞ語り合いたかったものです。
そうですか、甘党にとって好きなものは大体共通するもんなんですね。
上質な甘味を少しだけいただく・・・
これぞ、正しい甘党道。

そしてなんとお義母さまも甘党なんですね?
長正殿がお好きとは、こちらもまた語り合いたいものです、地元の甘味自慢からじゃこ天など。
しかし、こちらは大酒飲みの嫁のハナシなんぞ出てきたときにゃ、なんと相づちうってよいものやら困りますので遠慮しておきます。

そちらの一六タルトの柚子風味羊羹もなかなかわたくしのお好みでござんす。

投稿: れいち | 2009年6月20日 (土) 23時15分

秀子さん
飛行機乗ったらすぐにといっちゃうあなたのことですから、甘いものが好きかどうかなんて言わずもがな、ふふふ。

しか~し!!
こう見えてもわたくし、甘けりゃ何でもよいというのとは違います。
あんはこしあんを最上とし、粒あん、白あん、うぐいすあんなどはどちらかといえば好きじゃない、かぼちゃあんとか黄味あんなんていうのも苦手の部類です。

昔、お茶を習っているとき、先生は
「若い人はこういうものもたまにはよろしいでっしゃろ?」
とチョコ饅頭とか用意してくれてまして、そりゃないやろ・・・と心でつぶやいておりました。

米屋を調べてまいりました。
トップページの水まんじゅうがおいしそうです。
羊羹資料館があるって・・・こだわっておられるんですねぇ、脱帽です。

投稿: れいち | 2009年6月20日 (土) 23時28分

みやさん
難関のコンサート無事行けておめでとうございます。しかし、トンバン廃人になっちゃったって?
ええやんええやん、しばらく余韻に浸ってなはれ~
ところでジュンスの怪我はよくなってるのですか?

白いたい焼き、おほほ・・・
ついに進出ですね?
カスタードがおいしいと思いましたね、わたし。
もっちもちのぐにゅんぐにゅんでしょう?
しかし、こちら、あの行列はなんやったん?ってくらい、今は閑古鳥が鳴いてます。
次なる商売の仕掛けに期待しています。

投稿: れいち | 2009年6月20日 (土) 23時35分

今日は朝から雨模様です。
和菓子はまったく語れませんが、
こしあんのほうが私も好きかもです。
れいちさんとこにお土産もって行くのは
半端な和菓子は避けたほうがええですね。(笑)

そういやあ、お茶やってた母がよく
お菓子のこと言ってましたっけ。

米屋の栗蒸し羊羹はこのへんではポピュラーです。
昔地道に在来線で成田へ行くと、
成田駅の手前で看板が見えたものです。
山に建ってるの、看板。
今もあるんだろうなあ・・

成田は山を抜けると街が開ける、というところです。
千葉って、広いのよ~~。

投稿: miyuki | 2009年6月21日 (日) 11時36分

miyuki姐さん
すんませんなぁ、こんな偏狭な話題にも来ていただいて・・・。

最近うちの亭主が豆腐ダイエットと称して晩ご飯には豆腐並びに豆腐製品しか召し上がりません。
よって自然と我ら女子も付き合う形となり(単におかずを何品も作るのが面倒なだけ)豆腐と野菜を食べています。
コンビニ大好きで毎日のようにお菓子、ケーキを買って帰ってたB男くんですが、最近はそれも一切なし
なのでわたしは東京土産の羊羹と落雁をぼちぼちいただいております。
そしたらこの和菓子というヤツは、お腹にもたれないんですなぁ。
なんだか腸の調子がすこぶるよろしいのよ、お~っほっほ

成田って・・・
山から海から不動尊から空港からディズニーランドまで、いろんな顔を持ってますのね~
昔、東海道を歩いてお江戸に向かっている人にお金を貸してあげたら、後日お金とお礼にって落花生の殻つきをた~んといただきました。
千葉まで歩いて無事に帰れたんだなぁって感動しました。

投稿: れいち | 2009年6月21日 (日) 17時04分


>千葉まで歩いて無事に帰れたんだなぁって感動しました。

えええ~~????
スゴイ、そんなヒトに
お金貸してあげたって。
れいちさん、素敵。
お礼がからつきの落花生ってとこがまた。(笑)

今も昔も落花生は千葉のお土産ですわ。
(うちの周辺では作ってるとこ見たこと無いんですが。)

投稿: miyuki | 2009年6月21日 (日) 20時57分

miyukiさん
>そんなヒトにお金貸してあげたって・・・
その人、四国を巡礼した帰り事情があって路銀が失くなったんです。
人にお金を貸すときは、戻ってこないと覚悟するもんだそうで、わたしはちょっと渋ったんですが・・・
実は一緒にいたB男くんが「貸してあげなさい」と。
(だったら自分が貸してあげれば?ってなもんです)
笠に「同行二人」て書いてありましたっけ。

かな~り日にちが経って、もう忘れていたころ、お手紙が来たんでびっくりしました。

落花生が千葉の特産だとそのとき初めて知りました。
今は国産の落花生ってあんまり見たことないですね。

>うちの周辺では作ってるとこ見たこと無いんですが・・・
畑で栽培しててもそれが落花生だとわかるでしょうか?
わたしは・・・わからないです


投稿: れいち | 2009年6月21日 (日) 22時35分

和菓子と言えば黙ってられない
先日京都の鶴屋吉信本店に行きました。
1階の店内はボンヤリ薄暗く、いかにも老舗そのもので、どれもこれも意匠味のある美しい京菓子。
そこをさんざん冷やかした後、目的の2階へ。
こちらでは、おすし屋さんのカウンターよろしく、目の前で私のために上生菓子を鮮やかな手つきで作ってくれるんです
ところがです
「写真を撮っていただいても結構ですよ」と、男前の職人さんが言うもんだから、カメラをかまえて、シャッターチャンスをねらっている間に、お菓子ができあがりどうやって作ったのか、後から説明してもらうありさまでした

投稿: bonn | 2009年6月22日 (月) 00時38分

bonnちゃん
え~っ
鶴屋吉信の本店って・・・
『柚餅』ってごっつい看板掲げてるあそこやんねぇ?
表から見た感じ、そんな薄暗いようには見えへんけどなあ・・・。
二階はそんなことになってるんや、へえ
見て見たいな。

実はわたし『柚餅』もけっこう好き。
サイズが手頃やからって、ぱくっぱくっと食べてたらあっという間に一箱くらい食べてまうねん。
結局わたしは和三盆が好きっちゅうことか?

今度、京都の○○屋ナニガシ・・・って老舗めぐりしよっか。
鶴屋吉信の京観世VS俵屋吉富の雲龍とか・・・
あっ『うばたま』知ってる?
わたしは『仙太郎』のしか食べたことないけど、もろあんこ、あれも好っきゃねんわぁ。

ああ、長生きしておいしいもんいっぱい食べよう~っと

投稿: れいち | 2009年6月22日 (月) 23時19分

その日は職場の相方と半年振りくらいに和菓子やめぐりをしたので、お昼ごはん抜きで上生菓子セット(お抹茶セット)を3店で食べました
どれもあんこの塊だけど、餡の風味がぜーんぜん違います。
ちなみに鶴屋吉信さんでは試食することを
「ご風味下さいませ」と申されており、勿論餡の風味は1番でした。

各老舗の看板商品も勿論美味ですが、「本店限定」とか「直営店限定」という商品も無視できません。

「うばたま」すっきゃで
でもなぁ、「すはま」はもっと好き
・・・・おばんくさっ

投稿: bonn | 2009年6月23日 (火) 18時42分

reiさん、bonnさん こんばんは~
あの~もしかして、鶴屋吉信の本店って、例のマンションの目と鼻の先のアソコ?

ベビーカーにトラを乗せ、お使いもので何度か立ち寄った覚えがありますが・・・今でもあるのかな?

で、もうちょっと西へ行ったところに、みずほ(当時は第一勧銀)があると思うんですけど、
ココが(未だに)私のメインバンク?なんですよ
懐かしいな~~


投稿: のりりょん | 2009年6月23日 (火) 22時47分

bonnちゃん
え~っ・・・
職場の相方とそんなおいしいことやってるの?
(半分仕事か?)
風味の違うあんこの食べ比べ、ええがなええがな。
>「ご風味下さいませ」
してみたいぞよ。

辛党のうちの夫ですが和菓子は好きで、四条を歩いていると
「と○やでぜんざい食べよか」
などと言います。
他所の老舗は色んな作戦で販売戦略練ってるんですねぇ。
○らや、メニュー少なし!!

>「すはま」はもっと好き・・・
あはは~
健康的なbonnちゃんらしいお好みやわ。

投稿: れいち | 2009年6月23日 (火) 23時53分

のりにょんさん←呪縛から解いて~!
>例のマンションの目と鼻の先のアソコ?
はい、おそらくそうだと思います。
西陣会館の近くです。
がちんこ、まだ健在ですよ。
その近くにみずほBがあったかどうかは定かではありませんが・・・
(ソコは奥様のへそくり銀行なのね

へそくりで思い出しましたが・・・
わたし、独身時代のへそくり口座が三和でした。
その後何度も合併を繰りかえして、結局今は何になっているのかわからない銀行です。
キャッシュカードの暗証番号が当時のカレシの電話番号でした。
その後、口座をほったらかしでカレシの電話番号も忘れてしまい、睡眠口座→削除になったことでしょうね。
微々たる残高だったと思いますが、ちょっと悔しい

投稿: れいち | 2009年6月24日 (水) 00時10分

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