大木が好き
『大木』が好きなのは友人のBちゃんです。 『大木』と言ってもパッチギが得意なプロレスラー『大木金太郎』のことではなく『たいぼく』と読み、文字通り大きな木のことです。よく晴れた秋の一日、大木を愛でるのが趣味のBちゃんと故郷の大木めぐりをしてきました。
大木評論家Bちゃんの弁では・・・大木の魅力は太さと枝振り、さらに歴史をイメージさせてくれるものが上モノだそうで、いい大木に出会うと自分が小さく見えて自然の懐に抱かれたような気分になるということです。大木の良さがあまりわからないわたしは、その都度Bちゃんにレクチャーしてもらいながら木々たちに出会ってきました。
①ムクノキ 樹齢200年とまだまだヒヨッコなるも、幹線道路沿いで排気ガスにもめげすに枝を広げる姿はけな気。評論家曰く“勢い”が感じられるとのこと。 ②イチョウ 通りすがりの廃寺にあったもの。樹齢・幹周とも不明なるもなかなかの姿。 ③地蔵スギ 木の前に祀られていた地蔵さんを巻き込んでしまったスギ。樹齢300年。 ④高野マキ 樹齢750年・樹高35m・幹周6.5mの堂々たる姿。由緒正しい神社の奥に生えているため近寄れず。
そして何と言ってもこの日のイチオシはこれです。
これは池の中に生えているもので、その昔弘法大師が諸国行脚の際ここで弁当を食べて地面にお箸を挿したら、それが生えついて育ったという伝説のスギの木です。樹齢1200年・樹高15m・幹周4.7m、美しい形をしています。この日はたまたま池の水が干上がっていて近くまで行くことができ、木肌に触れたBちゃんはその力強さに圧倒され感激してました。(サリーちゃんの位置にはにっこり微笑むBちゃんが写っている)
大木を愛でたあとは、馬事公園の近くでランチ。とてもいい天気で食も進み、風が冷たくなるまで喋っていました。こどもたちも大きくなって自由な時間ができつつあるこのごろ、そしてこれから・・・ず~っとこんなふうに仲良く遊び回ろうね、Bちゃん。
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コメント
う~ん・・・自然に親しんでいますね、素晴らしい。
私も大きな木は大好きです。
自分の生まれるずっとずっと前から移り変わる街道の景色を見続けてきた、って感じが。
最近大きな欅や松が減って寂しい・・・
ところで、地蔵杉の地蔵さんは姿すっかり見えないんですか?
投稿: miyuki | 2007年11月10日 (土) 21時52分
miyukiさん
ここにも大木の魅力に理解ある方がおられるとは・・・。
Bちゃん、よかったねぇ。
「なっ?ええやろ?だんだん良さがわかってきた?」
何度もBちゃんに言われたのですが、一向に良さが見出せずにいましたところ、最後のスギはさすがにズンと来るものがありましたねぇ。
地蔵スギは、神社の近所のお年寄りがこどもの頃はまだ、地蔵さんの顔だけ見えていたそうですからここ70年くらいですっぽりと包み込んじまったのです。この木肌はヘンでした。途中で表面が横に裂けているんです。多分地蔵さんを飲み込んだ時期に割れたんでしょう。しかし特に膨らんでいるとかコブになってるとかいうことはなく、最初どの木が地蔵スギだかわからなくて神社の境内の木をあれこれ探し回りました。
地蔵さんは木に飲み込まれて木の生長とともにだんだん高い位置へ上がって昇天されたようです。
ケヤキ・・・小学校の校庭の真ん中にありました。これも今度見に行こう。
投稿: れいち | 2007年11月10日 (土) 23時19分
凄い大木。
いいねぇ~。
思わず登りたくなっちゃうね。
子供の頃、近所の大木によく登ったモノ
木の上から眺める景色がなんとも良い気持ちだったのを覚えてる。
誰だ? ○○は高いところへ登りたがる。 なんて言う奴は・・。
投稿: ふじ | 2007年11月11日 (日) 08時32分
私も登りたくなっちゃうな~^^
木登り、得意なんですよん^^v
Bちゃんって、幼なじみなんですよね?
いつまでも仲良しでイイなぁ(^・^)
普通、離れ離れになっちゃうコトの方が多いと思うので・・・
私の場合、今、イギリスとフランスにいるので、
メールのやりとりだけですもん(..)
でも、父が逝って落ち込んでた時は、電話やメールで、
ホントに元気をもらいマシタ。
いつまでも、2人で元気に遊べるとイイですね~!!
(腹筋も頑張って~笑)
今日は背中が痛くて痛くて・・・汗
ナニもヘンなコトしてないんですケド(^_^;)
今晩は、寝てる間に、隣からデッカイ手足が飛んできたらタマらないので、別室に引越しマス(^^ゞ
投稿: mojo | 2007年11月11日 (日) 17時30分
ふじさん
実はBちゃんも枝ぶりを見上げて「登りたいなぁ」ってつぶやいておりました。
このイチョウなんてひょいひょいと登っていけそうでよろしいでっしゃろ!?
わたしはその昔、柿の木に登って毛虫に刺されひどい目にあった覚えがあります。おまけに父親から「柿の木に登るあほがおるか」と叱られまして・・・柿の木は折れやすくて登るものではないらしいです。
どうやら木登りにも法則があるようで・・・。
投稿: れいち | 2007年11月11日 (日) 20時57分
mojoちゃん
背中痛いって大丈夫?
おともだちはみんな外国ですか・・・えらい股、インターナショナルな話ですね。
お察しのとおりわたしとBちゃんは幼馴染、すでに40年ほどつるんでおります。B男くんと一緒にいるより長いのか・・・。
数々のヤバイ場面もBちゃんとふたりで乗り切ってきました。
それなのにBちゃんは小さい頃の逸話を全然覚えてなくて・・・これってこないだマッサージしてもらったときに左の脳からさ~っと抜けたのか?
Bちゃん、腹筋頑張って!って言われてるよ。
ノーヒントでBちゃんの正体がばれたみたいだ。
投稿: れいち | 2007年11月11日 (日) 21時16分
ハイっ、Bちゃんことbonnです。
ミエミエやし。
「枝ぶり」はまさしく「登りたい」から注目するわけです。
小さい頃、柿も栗も木に登って採っていました。
おっしゃるとおり、柿の木は折れやすいです。
どこまで行けるかが腕の(足の?)みせどころ。
私、高い所に上っている時だけは、まちがいなく機嫌がいいです、昔も今も。
離職して、またもや体重がふえつつある・・・
腹筋がんばらなくっちゃ~!
投稿: bonn | 2007年11月11日 (日) 22時02分
bonnちゃ~ん
大木の魅力にハマることはできなかったけど、チカラ強さは十分感じられました。
こういう目的のある、特にお宝さがし的なお出かけは楽しいですね。またテーマを決めてぶらり出かけましょう。画用紙はさむ画板は4枚あるし、絵の具セットもあるから写生大会でもいいよ。
でもこれからの季節、外でランチは無理かもなぁ。
この日はあんなにいいお天気だったのに、今日は雨で急に寒くなって思わずこたつ布団を出しました。
投稿: れいち | 2007年11月12日 (月) 18時04分