不思議な出来事
きょう、久しぶりに以前住んでいたあたりへ行ってみました。
毎年この季節になると美味しいくずまんじゅうを売り出す和菓子屋さんがあり、「そろそろ出ているころかなぁ」と思って・・・。 このお店は、前にいばら餅を買ったお店とは100mほどしか離れておらず、付近には他にも和菓子屋が何軒かありお互いしのぎを削っておられます。余談ですが、ここのおかみさんは韓ドラファンで、わたしら話し出したら止まりません。
あったあった!!桜の葉を敷いた上にマイマイ模様のくずまんじゅう。家族の分と仏様になった義母の分とお買い上げ~~~。
帰り道、「このあたりあんまり変わらないなぁ」と懐かしさに浸りながら酒屋、花屋、床屋、ケーキ屋、自転車屋と来て、ふと思い出すことがありました。
何年か前、きょうみたいにこのあたりへ来て、商店街の中程にある駐車場まで歩いていたときのこと、自転車屋さんの店先で、その家のおばあさんが愛用の椅子に腰掛けているのを見たのです。 このおばあさんはうちの亡くなった義母と仲良しで、あねが小さいときごみ箱の蓋を頭からかぶって首まですっぽり入れてしまい、どうにもこうにもとれなくて困っていたのを見て「入れたものは出せるに決まっている」と言って上手にとってくれた人です。
ちょっと声くらいかけていこうかなと思いましたが、通りのあちらとこちらだったし話せばきっと長くなるだろうからまた今度にしようと思い直し、でも具合悪くて入院してはるって聞いたけどなぁ・・・と少し不審に感じながらそのまま帰ってきたのです。
その次の日、そのおばあさんが入院先の病院で亡くなられた、最後の10日ほどは昏睡状態ですうっと眠るように息を引き取られたと義母から聞きました。不思議と怖さは感じませんでしたが、わたしの見たのは誰だったんだろうという疑問と自分の体験に自信がなくなりました。こんなことは誰に言っても信じてはくれないだろうから、義母とB男くんにしか話していません。義母は「魂だけ最後にちょっと家に帰ってきゃはったんやろ」と普通に言いますし、B男くんも「そういうこともありやろなぁ」といたって気楽な親子の会話でした。
早いものでその義母もあの世へ行って1年、今週末に一周忌の法要を行います。
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