なるほど少子化対策
この春から机を並べて一緒に仕事をすることになった男性ふたりは、ともに30代の既婚者です。
この方たちは奥さんがフルタイムで働いていて、学齢前のこどもふたりを保育園に預けて・・・と、よく似た状況の家庭です。
ふたりとも奥さんの実家の近くにマンションあるいは一戸建てを買い、こどもの保育園の送迎など子育て面では奥さんの親に協力してもらいながら、共働きに精を出しておられます。
最近では、子育て支援策として延長保育・夜間保育・学童保育など保育の時間面ではかなり充実してきたようですが、問題はこどもが突発的に病気になったときです。病気のこどもは一部を除き、保育園では預かってくれませんし、何より病院へ連れて行かなくてはなりません。
そんなとき、活躍するのが「近くに住んでいるおばあちゃん」なのです。運転手として「定年退職したおじいちゃん」がいればなおさらのことよろしい。
わたしの職場のふたりは、こういうことの繰り返しで日々乗り切っているようです。
さて、うちのB男くんの職場にパートで来ておられる女性Y子さんは、実家の近くに住んでいて、おじいちゃん、おばあちゃん健在です。ところがこの祖父母という人がまだまだ現役ばりばりの勤め人で、おじいちゃんおばあちゃんと呼ぶのが失礼なくらい若々しく、孫の守りなど頼める状況じゃないらしいのです。
先日、こどもが熱を出したと学校から連絡があり、Y子さんは申し訳なさそうに早退して、その後何日か休まれました。同じことが以前にもあったそうです。
「Y子さんは続かんかもしれん、辞められたら困るなぁ・・」
とB男くんはちょっと困っています。
少子化対策が叫ばれて久しいですけど、女性が働きながらこどもを産み育てるには、保育園・託児所などの施設の充実もさることながら、こどもにとっての祖父母が近くに住んでいて 《註1》 育児に協力してもらえるかどうかが大きく影響するもんだと痛感した、今日このごろでございます。
《註1》 「近く」というのがポイント。「遠く」ては不便。かといって、自分の親でも「一緒に住む」のは気詰まり。この辺が同居してきたものにとっちゃ、うらやましかったりムカついたり・・・。
←我が家の庭ではクロッカスが終わり、ムスカリが咲き 出した。これも、お手入れなしで毎年咲いてくれる。
可憐だ、実に可憐である。
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コメント
同居するというのはほんとに大変!私は今その真っ只中におります。でも、共働きでというなら多少の煩わしさは付き物。悪いこともあれば良いこともあります。持ちつ持たれつでどうにかやってますよ。ふふふ もともとアカの他人ですからムカツクことも山のように‥
投稿: みどちん | 2007年3月28日 (水) 21時55分
みどちんさん
こんばんわ。
同居しておられるんですね!?
毎日、ほんの些細なことでいらいらすることけっこう多くて、いつまで続くんだろう!?って溜息ついていても、同居から解放されて気楽になった今では、「ありがたみ」みたいなもの、ちょっと・・・懐かしさとともに思い出したりしています。
アカの他人ばっかりだったらそれなりの関係が出来上がるんでしょうけど、アカの他人と血のつながったものが同居しているところが、問題の根源ですよね、きっと。
投稿: れいち | 2007年3月29日 (木) 22時00分
いまどきの若いお母さん・・・
とんでもないことで幼稚園や学校にすぐ文句言いに行く、とか聞くと、ホンマどうかと思うケド、働きながらの子育てには頭がさがります。
わたしなんか、毎日9時ー5時で近所の児童公園通い。
そのときは家の中でTVみさせてる親にくらべたら、どんなにか頑張ってるとおもってたけど、なんの、なんの!まあ~のんびりとした毎日でしたよ。
とりあえず公園まできたら、あとはお母さん友達と交代で買い物いったり、お弁当を作ってきてこぼし放題で、公園でランチ。食後のおしゃべりの後は、また交代で夕飯をつくりに帰るという具合でした。
砂だらけで、真っ黒に日焼けして決して優雅ではなかったけど、今思えば素晴らしい日々でした。
アノ頃の蜜月があるから、今の嵐の日々に耐えられる・・・
娘達はきっと働く母になるんだろうな。
近所の頼れるおばあちゃんになるべく脳も体も鍛えておかなくちゃ。
車の運転もビビッてたらアカンのか。
投稿: bonn | 2007年3月30日 (金) 18時20分
そうなんです!アカの他人は私ひとりなんですから。
投稿: みどちん | 2007年3月30日 (金) 22時07分
うちの職場は働くおばあちゃんがいっぱい。
この前も
”孫が熱出したので、娘は仕事休めないし・・・”
と言って休まれました。
あぁ、みんな大変やぁ~。
投稿: ふじ | 2007年3月31日 (土) 07時39分
bonnちゃん
こどもたちが成人に近づくと、親がこどもと密接に関われる期間って、ほんっと短かかったなぁと実感しています。
今から思うと無駄な時間をもいっぱい共有しました。
こどもにはテレビで幼児番組を見せて、母はお昼寝していた日、雨だからってスーパーのハシゴをした日。
bonnちゃんと同じで、公園で一日遊んだ日も。
ガンガンに働くお母さんにとっちゃ「もったいない」ってことになるんでしょうね。
共働きで、こどもを保育園や祖父母に預けて、経済的に余裕を持って暮らす・・・
金銭的に苦しいのは我慢して、日々こどもと向き合って暮らす・・・
どちらがいいとかの問題じゃなくて、どちらを選択しても「ないものねだり」になることでしょう。
働きながらの子育てと働きながらの老人介護とは、これからの大きな日本の課題ですね。
・・・って、ハナシは大きくなってきた~~~。
>頼れるおばあちゃん
になるか!?
今なら上手に子育てできそうだけど、あんまり頼られるのもなぁ・・・。
投稿: れいち | 2007年3月31日 (土) 10時24分
みどちんさん
ひょっとしてずいぶん溜まってる?
ここでなら吐き出してもらってもけっこうですよ。
ジャンル問わず、カテゴリーいい加減のお気楽ブログですので。
そういえば「嫁」ひとりアカの他人ですねぇ。
でもこどもたちはみんなと血がつながっているから、いざ離婚ってときには複雑なのか・・・。
投稿: れいち | 2007年3月31日 (土) 10時32分
ふじさん
おばあちゃんと娘と両方働いている場合、こどもの熱で休むのはおばあちゃんの方ですか・・・!?
今のおばあちゃん世代、戦後日本の復興期に一生懸命働いてきて、家を建ててこどもを育て上げて、なおかつ孫のお守りでパート勤めもままならず・・・
まったくの貧乏くじですなぁ。
ところでおばあちゃんたちって、判で押したようなパーマをかけていますけど(向かいに住む美容師さんが“盆暮れパーマ”と評した。盆と暮れには必ずかけるパーマらしい)わたしたちの世代っていくつになったらあんなパーマをかけて、いつになったらブラジャーしなくなるんだろ・・・
って、男性代表のふじさんに言っても仕方ないか!?
投稿: れいち | 2007年3月31日 (土) 10時41分